50代60代に最適!松井証券「投信工房」とWPP理論で長生きリスク回避
50代60代の皆さん。この記事にたどり着いて下さったということは老後生活に備えて計画を立てている途中ですね。
そんな中で退職後の資産運用をどのように進めるべきかも悩みの種でしょう。
今回の記事では、誰でも簡単にできる老後資金の運用法をお伝えします。
それは公的機関である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用手法を投資信託や松井証券のサービス『投信工房』を利用して真似してしまうやり方です。
さらに厚生労働省の推奨する老後プラン『WPP理論』と組み合わせることでより安定した老後生活を送ることができるでしょう。
50代60代から投資を始める初心者さんにおすすめの方法ですので、ぜひ安定した老後生活を送る参考にしてください。
この記事で分かること
- プロの年金運用方法を簡単に真似する方法
- 長生きリスクを回避できる『WPP理論』
- 50代60代に最適!松井証券「投信工房」とWPP理論で長生きリスク回避
- 50代60代にとってオルカン・S&P500は最適解じゃない
- GPIFを真似して老後資金の運用を
- GPIFの資産配分は初心者でも真似できる
- 50代60代のための資産運用計画:年金受給を遅らせろ
- まとめ
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50代60代にとってオルカン・S&P500は最適解じゃない
新NISAの投資としてオルカンやS&P500のつみたて投資を推す人が多いですね。
それは過去の株価データから、一時的な暴落がありつつも、長期で見れば右肩上がりの成績を期待できるからです。
しかし、50代60代の方にとっては、その一時的な暴落が致命傷になりかねません。
定年退職直前で歴史的な大暴落に遭遇して資産が半減してしまったら、老後の資金計画が破綻してしまいます。
そのため50代60代の投資は資産を増やすよりも、大きく減らさないことに重点を置いた投資をする必要があります。
その大きく減らさない投資で参考になるのが年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)なんですね。
GPIFを真似して老後資金の運用を
GPIFは年金を運用する日本の公的機関で、その運用額は世界最大規模を誇ります。
運用する資金は私達から預かった大切な年金資金ですから、高リスクな投資は避け長期的に安定した収益を目指す運用が継続されています。
過去の運用成績は年3.99%
GPIFが運用を開始した2001年度から2023年度第3四半期までの運用利回りは年+3.99%でした。
もちろんリスク資産に投資しているからには、一時的にマイナスになった時期もあります。
リーマンショックがあった2008年度の運用成績は-6.86%でした。
しかし、歴史に残るような大暴落があった年にこの下落なら、十分にリスク管理できた資産配分といえるでしょう。
もちろんそのリーマンショックの時期も含めた運用成績が+3.99%です。
投資配分は4つの資産に均等投資
この安定した運用を継続しているGPIFの基本ポートフォリオは以下のようになっています。
資産の半分を株式に投資することで値上がり益を狙う一方、半分を債券に投資して株価の大暴落があっても、大きく資産が減らないようにしています。
さらに、日本と外国の割合も半分にすることで、為替リスクも軽減する安定した資産配分ですね。
GPIFの資産配分は初心者でも真似できる
このすばらしい資産配分を真似するには2つの方法があります。
バランス型ファンドを利用する方法と、松井証券が提供する無料ロボアドバイザー『投信工房』の自動リバランス機能を利用する方法です。
GPIFを真似できるバランス型ファンド
まず先にバランス型ファンドを解説しましょう。
バランス型ファンドは、株式と債券など複数の資産に分散投資することで、リスクを抑えつつ安定したリターンを目指す投資信託です。
あらかじめ決められた投資配分を維持するように自動で資産配分が調整されるため、買付けた後は何もすることがありません。
ではGPIFを真似できるバランス型ファンドを2本紹介しましょう。↓↓↓
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』は、国内株式・国内債券、先進国株式・先進国債券に25%ずつ投資しており、GPIFの資産配分に酷似しています。
信託報酬も年率0.154%ですから非常に低コストな優良投資信託ですね。
しかし、これ一本で完璧というわけではありません。
それはGPIFが資産配分は変更される可能性があるからです。
この他にも過去に3回、GPIFの基本ポートフォリオは変更されています。
老後期間は30年以上続くかもしれないのですから、途中でGPIFの資産配分が変わった時に、それに合わせるべきか持ち続けるのか悩んでしまいますよね。
あくまで『今のGPIF』を参考にしたバランス型ファンドなので注意が必要です。
大和-iFree 年金バランス
iFree年金バランスはGPIFの基本ポートフォリオに近づけると目論見書(ファンドの説明書)に明記されたファンドです。
信託報酬は年率0.1749%と前述のファンドよりやや高めですが、たとえGPIFの基本ポートフォリオが変更になったとしても、それに合わせての資産配分が調整されるのは大きなメリットですね。
今度こそ「これ1本でOKじゃん」といいたいところですが、致命的な欠点があります。
残念ながら新NISAで買うことができないんですよ。(2024年4月現在)
退職までの期間で新NISAを別の投資信託で埋めた人が、特定口座で退職金をiFree年金バランスに投資するといった使い方になるでしょう。
しかし、理想は新NISAで買えるようになって欲しいところですね。
松井証券の『投信工房』で投資配分を自動調整
バランス型ファンドがいまいちと聞いて「自力でGPIFの投資配分を真似すればいいじゃない」と考えられたかもしれません。
しかし、投資を始めた時に25%ずつ分散して買い付けたところで、銘柄ごとに値動きは異なるのですから、少しずつ投資配分の割合は崩れていきます。
そこで使えるのがネット証券大手5社の一角である松井証券の無料ロボアドバイザー『投信工房』の自動リバランス機能です。
この自動リバランス機能によりバランス型ファンドに頼ることなく、GPIFの基本ポートフォリオを真似した投資配分にすることができます。
ちなみに私もお試し投資で、この自動リバランス機能を利用していますよ。
投資しているファンドは以下の4本です。
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 国内債券インデックス
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
※4銘柄の平均信託報酬:0.1217%
一本のバランス型ファンドに投資するよりも、信託報酬が安く済んでいますね。
昨年(2023年)の8月に4銘柄を25万円ずつ買い付けましたが、上の画像のように9ヶ月ほど経っても割合は約25%ずつです。
これは自動リバランス機能により投資割合の調整がされ、値上がりした銘柄を売却し値下がりした銘柄の買い増しがされたからです。
この自動リバランスの注意点は、特定口座だとリバランス売却で利益が出ると税金がかかることです。
しかし、売却するのは割合が崩れたわずかな分だけですから誤差程度、さらに新NISAの口座で利用していれば税金は掛かりません。
投資にあまり時間の取れない方が、手間をかけず低コストでGPIFの資産配分を真似する手段としては、松井証券の『投信工房』を利用しての自動リバランスがもっとも確実な方法でしょう。
50代60代のための資産運用計画:年金受給を遅らせろ
GPIFの資産配分を真似することで老後資金の運用方法の目途が立ったとはいえ、それだけでは老後生活は不安ですよね。
なにせ自分が何歳まで生きられるか分からないのですから、老後資金にいくら必要なのか分かりません。
平均寿命まで生きられるお金を貯めただけでは、足りない可能性があります。
じゃあ100歳まで?いやいや日本のご長寿記録は119歳ですよ…
かといって120歳まで生活できるお金を貯めるために極貧生活をしたあげく、70歳で旅立つことになってしまったら、化けて出たくなりますよね。
こんな長生きリスクに備えられるのが公的年金の繰り下げ需給です。
繰り下げ需給で受給率アップ
老後生活を安定させるためには、年金の繰り下げ需給が不可欠といっていいでしょう。
65歳時点で受け取る年金額を100とした場合、最長75歳まで受給を遅らせれば184の年金を受け取ることができます。
ひょっとして今「いやいや、仕事を引退したのに年金なしで、どうやって生活するんだよ」と思われましたか。
そこで登場するのが冒頭で少し話したWPP理論です。
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WPP理論で長生きリスクを回避
厚生労働省も推奨しているWPP理論の流れを簡単に説明すると以下の通りです。
- 65歳以降も労働と資産の取り崩しだけで生活する
- 公的年金は受け取らず繰り下げ需給
- 増額された公的年金が老後の生活費を上回るまで労働
- 一生涯、生活費以上の年金が手に入る
WPP理論の各項目をもう少し詳しく解説しましょう。
Work longer(就労延長):働けるうちは働く
定年後も働いて収入を得ることができれば、公的年金を受給することなく生活できます。
なにもフルタイムで働く必要は有りません。
あくまで心と体の負担にならない程度の労働を続けるのが前提です。
セーブした労働収入だけで生活費に足りない場合がほとんどでしょうから、次のPrivate Pension(私的年金)の出番です。
Private Pension(私的年金):手持ちの資産を取り崩す
私的年金は自分で貯めてきた資産と考えていいでしょう。
銀行預金や株、債券などの有価証券、企業年金などですね。
もちろんGPIFの投資配分を真似して保有している投資信託も私的年金に含まれますよ。
労働をセーブすることで足りなくなる生活費を私的年金を取り崩して補います。
ここで重要なのが就労延長と資産の取り崩しをいつまで続けるかですが、
それは公的年金の繰り下げで、年金の需給額が生活費を上回るまでです。
Public Pension(公的年金):繰り下げ需給で生活費を確保
老後の生活が不安なのは、自分が何歳まで生きるか分からないからです。
しかし、一生涯受給できる公的年金だけで老後の生活費を確保できるのなら、その心配は不要になるでしょう。
公的年金の受給を繰り下げ、受給額が老後の生活費を超えれば長生きしても生活費は確保できます。
WPP理論の一例
上の画像では65歳時点で生活費300万円に対し受給できる年金は240万円(月20万円)で、手持ちの貯蓄額を1000万円としています。
65歳から年金を受け取ってしまうと、不足する60万円を一生補填しながら生活しなくてはいけません。
しかし、3年間だけ年金受給を遅らせれば、生活費を年金だけでカバーできるので、何歳まで生きても生活費が足りなくなることはありません。
もちろん労働が負担でないのなら、社会とのつながりや健康のために、もう少し労働を続けてもいいでしょう。
このようにWPP理論は長生きリスクを回避するのに有効な戦略なのです。
老後生活のために本を一冊読みましょう。
とはいえ、いろいろと不確定要素があるのが老後生活でしょう。
「年金20万円なんてもらえないぞ!」と声を大にして叫びたい方もおられるでしょう。
しかし、足りないと嘆いていてもお金は増えません!
老後資金が足りないと分かったのなら今から行動に移しましょう。
家計を見直して無駄な支出を減らし、浮いたお金をGPIFを真似した投資に回す。
副業を始める。家賃の安い家に引っ越すなどなど、やれることはいくらでもあります。
ただ、方向性が定まっていなくては何をやっても迷走してしまいますので、安定した老後を迎えるため、先にWPP理論の関連書籍を一冊読まれることをおすすめします。
WPP理論を提案された谷内陽一さんが執筆された書籍です↓↓↓
まとめ
この記事を通じて50代60代の方に、GPIFの運用戦略を真似するする方法とWPP理論を組み合わせた老後資金の運用法を詳しく解説しました。
新NISAの投資としてオルカンやS&P500が推奨されている風潮ですが、全ての人に適した投資先ではありません。
50代60代の方にとっては、よりリスクを抑えたGPIFの運用が参考になるでしょう。
バランス型ファンドや無料で使える松井証券のロボアドバイザー『投信工房』の自動リバランス機能を利用することで、個人でも簡単に投資配分を真似ることができます。
さらに老後の資産計画は厚生労働省が推奨しているWPP理論を参考にすることをおすすめしました。
公的年金の受給を繰り下げることで増えた年金で生活費を賄うことができれば、何歳まで長生きしても安心です。
老後の生活には不確定要素が多く含まれています。
不明瞭なままで悩むよりも、今から具体的な行動を起こして計画的に資産を管理することが、将来的な安心へとつながるでしょう。
今回の記事が、その第一歩となれば幸いです。
最初の一歩はWPP理論の書籍から!
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