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【50代60代のための資産運用】WPP理論と投信工房で安定した老後生活を

50代60代に最適!松井証券「投信工房」とWPP理論で長生きリスク回避

50代60代の皆さん。この記事にたどり着いて下さったということは老後生活に備えて計画を立てている途中ですね。

そんな中で退職後の資産運用をどのように進めるべきかも悩みの種でしょう。

今回の記事では、誰でも簡単にできる老後資金の運用法をお伝えします。

それは公的機関である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用手法を投資信託や松井証券のサービス『投信工房』を利用して真似してしまうやり方です。

さらに厚生労働省の推奨する老後プラン『WPP理論』と組み合わせることでより安定した老後生活を送ることができるでしょう。

50代60代から投資を始める初心者さんにおすすめの方法ですので、ぜひ安定した老後生活を送る参考にしてください。

この記事で分かること

  • プロの年金運用方法を簡単に真似する方法
  • 長生きリスクを回避できる『WPP理論』

このページはオススメしている松井証券から広告収入を得ています。松井証券

50代60代にとってオルカン・S&P500は最適解じゃない

新NISAの投資としてオルカンやS&P500のつみたて投資を推す人が多いですね。

それは過去の株価データから、一時的な暴落がありつつも、長期で見れば右肩上がりの成績を期待できるからです。

過去200年の各資産の値動き

S&P500は一時的な暴落を繰り返しても基本は右肩上がりが期待できる

しかし、50代60代の方にとっては、その一時的な暴落が致命傷になりかねません。

定年退職直前で歴史的な大暴落に遭遇して資産が半減してしまったら、老後の資金計画が破綻してしまいます。

そのため50代60代の投資は資産を増やすよりも、大きく減らさないことに重点を置いた投資をする必要があります。

その大きく減らさない投資で参考になるのが年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)なんですね。

GPIFを真似して老後資金の運用を

GPIFは年金を運用する日本の公的機関で、その運用額は世界最大規模を誇ります。

運用する資金は私達から預かった大切な年金資金ですから、高リスクな投資は避け長期的に安定した収益を目指す運用が継続されています。

過去の運用成績は年3.99%

GPIFが運用を開始した2001年度から2023年度第3四半期までの運用利回りは年+3.99%でした。

もちろんリスク資産に投資しているからには、一時的にマイナスになった時期もあります。

リーマンショックがあった2008年度の運用成績は-6.86%でした。

しかし、歴史に残るような大暴落があった年にこの下落なら、十分にリスク管理できた資産配分といえるでしょう。

もちろんそのリーマンショックの時期も含めた運用成績が+3.99%です。

投資配分は4つの資産に均等投資

この安定した運用を継続しているGPIFの基本ポートフォリオは以下のようになっています。

GPIF資産配分・国内債券: 25% 国内株式: 25% 外国債券: 25% 外国株式: 25%

出典:GPIF公式ホームページ

資産の半分を株式に投資することで値上がり益を狙う一方、半分を債券に投資して株価の大暴落があっても、大きく資産が減らないようにしています。

さらに、日本と外国の割合も半分にすることで、為替リスクも軽減する安定した資産配分ですね。

GPIFの資産配分は初心者でも真似できる

このすばらしい資産配分を真似するには2つの方法があります。

バランス型ファンドを利用する方法と、松井証券が提供する無料ロボアドバイザー『投信工房』の自動リバランス機能を利用する方法です。

GPIFを真似できるバランス型ファンド

まず先にバランス型ファンドを解説しましょう。

バランス型ファンドは、株式と債券など複数の資産に分散投資することで、リスクを抑えつつ安定したリターンを目指す投資信託です。

あらかじめ決められた投資配分を維持するように自動で資産配分が調整されるため、買付けた後は何もすることがありません。

ではGPIFを真似できるバランス型ファンドを2本紹介しましょう。↓↓↓

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)投資配分

『<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)』は、国内株式・国内債券、先進国株式・先進国債券に25%ずつ投資しており、GPIFの資産配分に酷似しています。

信託報酬も年率0.154%ですから非常に低コストな優良投資信託ですね。

しかし、これ一本で完璧というわけではありません。

それはGPIFが資産配分は変更される可能性があるからです。

今の資産配分は2020年度の変更から

この他にも過去に3回、GPIFの基本ポートフォリオは変更されています。

老後期間は30年以上続くかもしれないのですから、途中でGPIFの資産配分が変わった時に、それに合わせるべきか持ち続けるのか悩んでしまいますよね。

あくまで『今のGPIF』を参考にしたバランス型ファンドなので注意が必要です。

大和-iFree 年金バランス

iFree年金バランスはGPIFの基本ポートフォリオに近づけると目論見書(ファンドの説明書)に明記されたファンドです。

iFree年金バランス目論見書

出典:iFree年金バランス目論見書

信託報酬は年率0.1749%と前述のファンドよりやや高めですが、たとえGPIFの基本ポートフォリオが変更になったとしても、それに合わせての資産配分が調整されるのは大きなメリットですね。

今度こそ「これ1本でOKじゃん」といいたいところですが、致命的な欠点があります。

残念ながら新NISAで買うことができないんですよ。(2024年4月現在)

退職までの期間で新NISAを別の投資信託で埋めた人が、特定口座で退職金をiFree年金バランスに投資するといった使い方になるでしょう。

しかし、理想は新NISAで買えるようになって欲しいところですね。

松井証券の『投信工房』で投資配分を自動調整

バランス型ファンドがいまいちと聞いて「自力でGPIFの投資配分を真似すればいいじゃない」と考えられたかもしれません。

しかし、投資を始めた時に25%ずつ分散して買い付けたところで、銘柄ごとに値動きは異なるのですから、少しずつ投資配分の割合は崩れていきます。

そこで使えるのがネット証券大手5社の一角である松井証券の無料ロボアドバイザー『投信工房』の自動リバランス機能です。

リバランスの説明

リバランスしないと少しずつ買付時の比率が崩れていく。 出典:松井証券

この自動リバランス機能によりバランス型ファンドに頼ることなく、GPIFの基本ポートフォリオを真似した投資配分にすることができます。

ちなみに私もお試し投資で、この自動リバランス機能を利用していますよ。

松井証券の口座:資産状況

投資しているファンドは以下の4本です。

  • eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • eMAXIS Slim 国内債券インデックス
  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
    ※4銘柄の平均信託報酬:0.1217%

一本のバランス型ファンドに投資するよりも、信託報酬が安く済んでいますね。

昨年(2023年)の8月に4銘柄を25万円ずつ買い付けましたが、上の画像のように9ヶ月ほど経っても割合は約25%ずつです。

これは自動リバランス機能により投資割合の調整がされ、値上がりした銘柄を売却し値下がりした銘柄の買い増しがされたからです。

寝ている間に投資割合を調整

この自動リバランスの注意点は、特定口座だとリバランス売却で利益が出ると税金がかかることです。

しかし、売却するのは割合が崩れたわずかな分だけですから誤差程度、さらに新NISAの口座で利用していれば税金は掛かりません。

投資にあまり時間の取れない方が、手間をかけず低コストでGPIFの資産配分を真似する手段としては、松井証券の『投信工房』を利用しての自動リバランスがもっとも確実な方法でしょう。

松井証券のホームページへ移動する

松井証券

松井証券:リバランス注文の解説

50代60代のための資産運用計画:年金受給を遅らせろ

GPIFの資産配分を真似することで老後資金の運用方法の目途が立ったとはいえ、それだけでは老後生活は不安ですよね。

なにせ自分が何歳まで生きられるか分からないのですから、老後資金にいくら必要なのか分かりません。

長生きリスクの解説

平均寿命まで生きられるお金を貯めただけでは、足りない可能性があります。

じゃあ100歳まで?いやいや日本のご長寿記録は119歳ですよ…

かといって120歳まで生活できるお金を貯めるために極貧生活をしたあげく、70歳で旅立つことになってしまったら、化けて出たくなりますよね。

こんな長生きリスクに備えられるのが公的年金の繰り下げ需給です。

繰り下げ需給で受給率アップ

老後生活を安定させるためには、年金の繰り下げ需給が不可欠といっていいでしょう。

65歳時点で受け取る年金額を100とした場合、最長75歳まで受給を遅らせれば184の年金を受け取ることができます。

繰り上げ・繰り下げ時に年金受給率

繰り上げ・繰り下げで確定した受給率は一生続きます。

ひょっとして今「いやいや、仕事を引退したのに年金なしで、どうやって生活するんだよ」と思われましたか。

そこで登場するのが冒頭で少し話したWPP理論です。

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WPP理論で長生きリスクを回避

厚生労働省も推奨しているWPP理論の流れを簡単に説明すると以下の通りです。

  1. 65歳以降も労働と資産の取り崩しだけで生活する
  2. 公的年金は受け取らず繰り下げ需給
  3. 増額された公的年金が老後の生活費を上回るまで労働
  4. 一生涯、生活費以上の年金が手に入る

WPP理論の各項目をもう少し詳しく解説しましょう。

Work longer(就労延長):働けるうちは働く

定年後も働いて収入を得ることができれば、公的年金を受給することなく生活できます。

なにもフルタイムで働く必要は有りません。

あくまで心と体の負担にならない程度の労働を続けるのが前提です。

セーブした労働収入だけで生活費に足りない場合がほとんどでしょうから、次のPrivate Pension(私的年金)の出番です。

Private Pension(私的年金):手持ちの資産を取り崩す

私的年金は自分で貯めてきた資産と考えていいでしょう。

銀行預金や株、債券などの有価証券、企業年金などですね。

もちろんGPIFの投資配分を真似して保有している投資信託も私的年金に含まれますよ。

労働をセーブすることで足りなくなる生活費を私的年金を取り崩して補います。

ここで重要なのが就労延長と資産の取り崩しをいつまで続けるかですが、

それは公的年金の繰り下げで、年金の需給額が生活費を上回るまでです。

Public Pension(公的年金):繰り下げ需給で生活費を確保

老後の生活が不安なのは、自分が何歳まで生きるか分からないからです。

しかし、一生涯受給できる公的年金だけで老後の生活費を確保できるのなら、その心配は不要になるでしょう。

公的年金の受給を繰り下げ、受給額が老後の生活費を超えれば長生きしても生活費は確保できます。

WPP理論の一例

WPP理論の一例

生活費に足りるまで年金受給を繰り下げればOK

上の画像では65歳時点で生活費300万円に対し受給できる年金は240万円(月20万円)で、手持ちの貯蓄額を1000万円としています。

65歳から年金を受け取ってしまうと、不足する60万円を一生補填しながら生活しなくてはいけません。

しかし、3年間だけ年金受給を遅らせれば、生活費を年金だけでカバーできるので、何歳まで生きても生活費が足りなくなることはありません。

もちろん労働が負担でないのなら、社会とのつながりや健康のために、もう少し労働を続けてもいいでしょう。

このようにWPP理論は長生きリスクを回避するのに有効な戦略なのです。

老後生活のために本を一冊読みましょう。

とはいえ、いろいろと不確定要素があるのが老後生活でしょう。

「年金20万円なんてもらえないぞ!」と声を大にして叫びたい方もおられるでしょう。

しかし、足りないと嘆いていてもお金は増えません!

老後資金が足りないと分かったのなら今から行動に移しましょう。

家計を見直して無駄な支出を減らし、浮いたお金をGPIFを真似した投資に回す。

副業を始める。家賃の安い家に引っ越すなどなど、やれることはいくらでもあります。

ただ、方向性が定まっていなくては何をやっても迷走してしまいますので、安定した老後を迎えるため、先にWPP理論の関連書籍を一冊読まれることをおすすめします。

WPP理論を提案された谷内陽一さんが執筆された書籍です↓↓↓

まとめ

この記事を通じて50代60代の方に、GPIFの運用戦略を真似するする方法とWPP理論を組み合わせた老後資金の運用法を詳しく解説しました。

新NISAの投資としてオルカンやS&P500が推奨されている風潮ですが、全ての人に適した投資先ではありません。

50代60代の方にとっては、よりリスクを抑えたGPIFの運用が参考になるでしょう。

バランス型ファンドや無料で使える松井証券のロボアドバイザー『投信工房』の自動リバランス機能を利用することで、個人でも簡単に投資配分を真似ることができます。

さらに老後の資産計画は厚生労働省が推奨しているWPP理論を参考にすることをおすすめしました。

公的年金の受給を繰り下げることで増えた年金で生活費を賄うことができれば、何歳まで長生きしても安心です。

老後の生活には不確定要素が多く含まれています。

不明瞭なままで悩むよりも、今から具体的な行動を起こして計画的に資産を管理することが、将来的な安心へとつながるでしょう。

今回の記事が、その第一歩となれば幸いです。

最初の一歩はWPP理論の書籍から!

無料ロボアドバイザー『投信工房』の自動リバランス機能が使える松井証券のホームページはこちらから↓↓↓

松井証券のホームページへ移動する

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【新入社員は持株会に入るな】10%の奨励金は年利回りじゃない!

持株会と奨励金の5つのデメリット:投資は新NISAで始めろ。

アイキャッチ画像:持株会はやめとけ

新たな社会人生活をスタートさせる皆さん。社会人デビューおめでとうございます!

職場での新生活が始まると、さまざまな制度や福利厚生に初めて触れ合うことになります。

特に投資に関連する話題としては、「持株会」というものを耳にする機会が増えるでしょう。

身近な同僚や上司から「賢明な投資戦略である」と推奨されることも少なくありません。

しかしながら、持株会を投資の選択肢として考えるのはおすすめしません。

たとえ10%以上の奨励金が支給されるケースであってもです。

今回は、持株会が具体的にどのようなものなのか、またそれに伴う実際のデメリットについて説明していきます。

長い社会人生活の旅の始まりにあたり、投資の第一歩でいきなりつまずかないよう、ぜひ最後までお付き合いください。

持株会は勤め先の株式を定期的に買付ける制度

持株会とは、社員が自社の株を定期購入できる仕組みです。

この制度を利用することで、積立金額に対しておよそ10%程度の持株奨励金を受け取り、追加で投資することができます。

例えば、月に1万円を持株会で積み立てるとします。

この場合、会社からの奨励金として10%が上乗せされますから、合計1万1千円分の株式を取得できます。
注:奨励金の率は企業によって異なります。

月額1万円の積立で得られる1万1千円分の株を買えるのですから、お得に感じるかもしれません。

しかし、残念ながらそれは勘違いなのです。

持株会には奨励金を受け取るメリットをかき消す、デメリットがたくさんあるのです。

  • 新NISAを利用できない
  • 株の売却手続きに手間がかかる
  • 換金に時間がかかる
  • 投資先の選択肢が自社のみ
  • 人生を一つの企業に依存させるリスクがある

これらの点をひとつずつ詳しく見ていきましょう。

持株会と奨励金のデメリット

ここから持株会のデメリットを解説するのですが。

「メリットを紹介せずデメリットだけ紹介したらアンフェアだろ」と思われるかもしれないので、メリットも先に書いておきますね。

新入社員が持株会をやるメリットで思い付くのは他の社員と同じことをやるので目立たないこれだけです。

金銭的メリットはほとんどありません。

「えっ?持株奨励金10%があるんじゃ?」と思われたかもしれませんが、その奨励金すら他の制度と比較すると無意味なのです。

まず持株奨励金にメリットを感じておられる方にお聞きします。

奨励金10%を年利回りと勘違いしていませんか?

⓪:奨励金は年利回りじゃない!

これはよくある勘違いですね。

私自身も新社員時代、同じような勘違いをしていました。

S&P500の平均的な年間リターンが約7%であることを考えると、奨励金10%という数字は非常に魅力的に聞こえます。

しかし、下の画像を見て下さい。持株会の奨励金10%と利回り1%を比較しています。

持株奨励金10%と年利1%のつみたて投資を比較

持株奨励金10%と年利1%のつみたて投資を比較

注目してほしいのは、奨励金が10%であっても年利回りが1%とたいして変わらない点です。

むしろ投資期間が長くなればなるほど、差が開いていっていますね。

奨励金が10%であるにもかかわらず、なぜ年利回り1%に負けるのでしょうか。

その主な理由は、奨励金に複利の効果がなく、単に毎月の小遣いを受け取っているだけだからです。

画像では毎月1万円を持株会に積み立てています。

初月には、1万円の投資に対してその10%にあたる1,000円の奨励金が資産額を10%押し上げました。

しかし、1年が経過すると、資産額は12ヶ月で13万2,000円になります。

この時点で受け取る1,000円の奨励金は、資産額のわずか0.75%の増加にしかなりません。

さらに、10年が経過した後の資産額が130万円を超えると仮定します。

この状況で毎月1,000円の「小遣い」を受け取ることに、どれほどの価値を感じるでしょうか?

持株会の奨励金率と銀行預金や株式投資の年利回りとはまったくの別物であることを忘れないようにしましょう。

投資信託の年利と持株奨励金を比較

投資信託などの利回りは雪だるま式に増えます。

①:持株会では新NISAが使えない!

持株会の奨励金が大したことないと分かっても、こう思われるかもしれません。

「いやいや投資した株が上がるんだから1%より有利だろ」と。

しかし、投資で利益が出れば税金を取られることを忘れてはいけません。

新NISA口座で投資をすれば税金を支払う必要はないのですが、持株会では新NISAを利用できませんので以下の税金がかかります。

  • 株式の売却益:譲渡所得
  • 配当金:配当所得
  • 持株奨励金:給与所得

支払う税金を奨励金でカバーすることができればいいのですが、残念ながら奨励金にそれを期待するのはナンセンスです。

なぜなら税金は利益が出れば出るほど多く支払うことになるからです。

前述のケースだと奨励金は毎月1,000円で固定されますね。

「税金分を奨励金でカバーしたい」と期待することは「利益が増えないでほしい」と祈るのと同じなんです。

それなら最初から税金がかからない新NISAを利用して、ただ資産が増え続けることを期待した方が合理的ですよね。

ちなみに、もしも自社の株価が奇跡的に有名なアメリカの株価指数S&P500と同じ値動きだった場合でシミュレーションしてみました。

S&P500の値動きで新NISAと持株会を比較

1993年8月から30年間で比較

新NISAの非課税効果は株価が上がれば上がるほど有利に働きます。

逆に持株会の奨励金は資産が増えれば増えるほど、その影響が小さくなります。

持株会も立派な株式投資です。

株式投資は株価が上がって資産が増えることを期待するのですから、新NISAを利用する方が理にかなっていますね。

②:持株会は売却するのが色々と面倒

現金化に手間がかかるのも持株会のデメリットです。

ネット上ではではSBI証券と楽天証券などのネット証券が推奨されています。

それらの証券会社で普通に株式投資をしていれば、クリック一つで簡単に売却することが出来ます。

しかし、持株会で買い付けた株式の売却は、会社に売却申請をする必要があります。

システムが遅れている会社では最悪、手書きの書類を記入して申請する必要が有るかもしれません。

さらに悪い事に、申請を受理する担当者も、詳しく知らない場合が多々あります。

また、売却を書類で申請すると多くの場合で同僚にバレます。

「何に使うの?」「ごちそうさま」「愛社精神はないのか!」などなど、面倒くさいことこのうえないですよ😅(実話?)

③:現金が手元にくるまで数週間

​持株会は売却の申請をした後、数週間待たないと出金できません。

現金が必要な場合は早めに申請しておく必要があります。

これは持株会の中で保有している株式をすぐに売却するのではなく、決められた日にまとめて処理するからです。

ちなみに普通に証券会社で株式や投資信託を売却した場合、数日後(土休日の有無で変わる)に出金が可能になります。

持株会の売却は面倒くさい

④:持株会は投資先を選べない

当然ですが持株会では自社の株しか買えません。

そこで質問です。

あなたが勤める会社の株式は他の企業と比較して優良な銘柄なのですか?

今は米国をはじめ世界には数多の有力企業が有り、ネット証券を通じて簡単に投資することができます。

そんな中、あえて持株会に投資するということは、

「うちはGoogleやMicrosoftに匹敵する優良企業だ!」
と言っているのと同じなんですよ。

ただ自分が勤めているからという理由で、大切なお金を預けるのは合理的な判断ではありません。

さらに、会社の説明会では「みなさんが頑張れば業績が上がり株価が上がる」と言われるかも知りません。

しかし、投資家の目線から見て、一社員の頑張りが会社の業績に直結するような企業に投資したいと思いますか?

何度でも言いますが、持株会は個別株投資です。

最良の投資先でないと分かっている企業に大切なお金を投資するんなんて、合理的な判断ではありませんよね。

⑤:一つの会社に人生を賭ける事に

持株会のデメリットで最も注意すべきなのは、人生をただ一つの民間企業に依存してしまうことです。

どんな優良企業であろうとも、数十年先まで安泰ということはありません。

もし自分の勤める企業が不祥事をやらかして株価が暴落すれば、持株会で投資していた資産も激減です。

さらにボーナスカット、給料が減る事態になれば生活も苦しくなるでしょう。

最悪、倒産となれば、資産と収入の両方を瞬時に失うことになるでしょう。

正に人生の破綻です。

投資はリスクの分散が基本です。投資知識がない段階でただ一社の個別株に全力集中投資などもっての外です!

投資は多くの投資家が推奨している

新NISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を積み立てておけば十分でしょう。

投資初心者は優良インデックス投資信託でOK

画像は楽天証券の投資信託買付ランキングです。

どれも世界中の優良企業に分散投資する投資信託ですので、初心者が投資を始めるのに適している銘柄です。

楽天証券ではクレジットカード(楽天カード:年会費無料)で毎月積み立てをすれば、ポイントを貰うことができますし、普段の生活で貯まったポイントで投資をすることもでます。

楽天カードの詳細については公式ページをご覧ください↓

持株会の奨励金だけもらってすぐに売却ならあり?

ここまで持株会のデメリットを紹介してきましたが、いくつかの条件を満たす企業の場合は有効な使い方があります。

その条件とは

  • 単元株(売却単位)の価額が低い
  • 持株会からの売却が容易
  • あなたが新入社員でない

この三つです。

この条件がそろえば持株が単元(売却できる株数)に達した時点で売却し、そのお金を新NISAの積み立て投資に回せば、

持株会の奨励金だけをありがたく頂くことができます。

持株会の有効活用?

持株会を売却して新NISAの資金に回すこともできる。

ただ、株価が高い企業だと単元(売却可能な株数)に到達するまで、長い期間が必要になる場合があります。

さらに、売却の申請を出す手間がかかりますし、持株会の売却を良しとしない社風の企業もあります。

新入社員だと「そんなことより仕事を覚えろよ」という目で見られる危険もありますね。

あくまで「こういう使い方もあるよ」というだけですので、入社一年目は本業フルベットをオススメします。

まとめ:持株会はやめときましょ。

この記事では持株会のデメリットを紹介しました。

・奨励金の○%は年利回りじゃない。
・投資は新NISAでやるべき。
・あなたの勤める会社は世界一の企業?
・売却する時に色々と面倒くさいですよ。
・一つの民間企業に依存するのは危険!

一見、高利回りに見える持株会は、さほど優れた投資先ではありません。
投資を始めるのならクレジットカードでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などの、世界中に分散投資された優良な投資信託を買い付け、仕事を全力でがんばりましょう。

※質問があればコメントでお知らせください。可能な限り加筆します😊

クレジットカードは投資だけでなく、普段使いでもポイントを貯めましょう。

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ネットが苦手でも大丈夫!銀行の窓口で始める投資のすすめ

インターネットが苦手なら銀行の窓口で新NISAを始めればいいじゃない

銀行で始める投資:アイキャッチ画像

「新NISAはSBI証券か楽天証券で始めろ」さんざんネット上で言われていますね。

しかし、「ネット苦手なんだよ」こう思われている方は決して少なくないでしょう。

YouTubeを見るだけならともかく「ネット証券に口座を作るなんてとんでもない」という方は決して少数派ではないはずです。

しかし、ネットが嫌なら銀行の窓口で投資を始めればいいのです。

断言します。銀行の窓口でも優良な投資信託を買うことはできるんですよ。。

銀行の窓口での投資がダメと言われる理由は、高い手数料の投資信託を勧められるからであって、それを拒否して優良な投資信託を自分で選べば、何ら問題ありません。

今回は有名銀行の窓口で買える優良投資信託を紹介します。

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窓口で買っても良いと思われる投資信託

大前提として、これから紹介する投資信託はネット証券を使えないからしかたなく買う銘柄です。

決してネット証券で買うことができる投資信託よりも優れているという訳ではありません。

ネット証券で扱っている優良投資信託の信託報酬は0.1%を切っていますから、窓口で買える投資信託は間違いなく割高な手数料です。

しかし、5年前ならやや高い程度の水準ですし、他に無いのですからインターネットを使わなくてもいい権利を得る為の手数料だと割り切ってください。

基本的に銘柄の選定基準は以下の3つです。

  • 信託報酬(年間で支払う手数料)が0.25%未満
  • 海外の株式に投資するインデックス投資信託
  • 程よく分散されたバランス型投資信託

なお、投資初心者さんには必要ないと思われる、債券や不動産の投資信託は外しています。

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行からは3銘柄を選出しました。

先進国株式と米国株式はインデックスつみたて投資の王道です。

バランス型は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用している資産割合に近いので、老後が近づいた時期の株式よりもリスクを抑えたい時に選んで下さい。

(以下、銘柄名の後に書いてある『%』は信託報酬)

  • つみたて先進国株式:(0.22%)
  • つみたて米国株式(S&P500):(0.22%)
  • つみたて4資産均等バランス:(0.242%)

三井住友銀行

全世界株式に投資するMSCIコクサイと米国株式に投資するS&P500の2銘柄を選出しました。

どちらも銀行の窓口で買える銘柄としては、かなり良心的な信託報酬です。

  • SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ):(0.1023%)
  • SMBC・DCインデックスファンド(S&P500):(0.0968%)

りそな銀行

株式に投資する銘柄は全滅でしたが、バランス型ファンドが1銘柄だけありました。

  • つみたてバランスファンド:(0.237%)

ゆうちょ銀行(郵便局)

都市銀行が近くになくても郵便局ならという方は多いと思います。

どれも郵便局でも買える銘柄ですし、信託報酬はやや高い程度ですので選択肢の一つに入るでしょう。

  • つみたて全世界株式:(0.198%)
  • iFree S&P500インデックス:(0.198%)
  • JP4資産均等バランス:(0.242%)

みずほ銀行

頑張って探しましたが恐ろしいことに、1銘柄もありませんでした。

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信用金庫など

なお、地元の小さな銀行の信用金庫でも、優良に近い投資信託を扱っている場合があります。

私の身近な信用金庫のHPを調べて見たところ、たわらノーロード先進国株式(0.0989%)の取り扱いがありました。(ネット専用の記載はありませんでした)

有名な銀行だけでなく地元の金融機関もチェックしてみてください。

銀行の窓口の注意点

銀行の窓口を利用する際の注意点を書いておきましょう。

  • 目当てとは別の投資信託を勧められる。
  • 営業電話や郵便物がわずらわしい。
  • 友人知人にネット証券を勧められる。

最も注意しなくてはいけないのは銀行員さんの営業トークです。

事前に調べてお目当ての投資信託を買うつもりで窓口に訪れても、適当な理由をつけて他の投資信託を勧められる可能性があります。

顧客にとっての優良投資信託は銀行からしたら手数料で儲けられないダメ投資信託ですから仕方ありません。

そこは「いえ○○にします」と営業を突っぱねて下さい。

さらに買った後にも「新しい投資信託のお知らせ」が電話や郵便で届くと思いますが、これも無視でOKです。

ネット証券を無理やり使ってはダメ

もっともやっかいなのが中途半端に投資知識がある友人知人に、銀行の窓口で投資をしていることを知られると、おせっかいにも全力でネット証券をすすめられます。

有名な投資系YouTuberがこぞってSBI証券や楽天証券を推しているので気持ちは分かるのですが正直、余計なお世話ですよね。

新NISAが始まりネットを使えない家族にまで口座を開設させている人がいるそうです。

非課税限度枠の1,800万円を目いっぱい使うためでしょうが、正気の沙汰とは思えません。

家族や友人に協力してもらえば、ネットが苦手な人もSBI証券や楽天証券に口座を作ることはできます。

しかし、お金が必要になったらどうするのでしょう?

自分のお金を自分で引き出せないなんてありえません!

ネット証券が利用できないなら、例え他人に協力を提案されたとしても断固たる決意で銀行の窓口を利用してください。

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まとめ:ネットが苦手なら銀行の窓口で投資を始めましょう。

インターネットに不慣れな方でも銀行の窓口で投資を始めることはできます。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行などの大きな銀行から地元の小さな金融機関まで、探せば最良ではないが及第点くらいの投資信託を窓口で買うことができます。

インターネットが使えないからという理由で投資を始めないなど非常にもったいないことです。

とりあえず、あなたの身近に店舗を構えている銀行の取り扱い投資信託を調べるところから投資の第一歩を踏み出してはいかがでしょう。

投資信託の銘柄選びに自信のない方はこちらの記事を↓↓↓

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「投資は怖い」を克服!新NISAの始め方と初心者向け解説ガイド

投資に対する3つの不安を乗り越えて、新NISAを始めましょう。

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新NISAが始まったのは知っている。しかし、興味はあるものの何か怪しい…

わかります。投資を始めるときは、誰しも不安なんです。

かくいう私も投資を始めた2004年に初めて個別株(ライブドア)の買い注文を入れた時は、手が震えました。(笑)

しかし、そのおかげで今ではサラリーマンを早期退職し、資産収入と若干のブログ収入だけで普通の生活ができるまでになれた訳です。

あの時「投資が怖いから…」で株式投資を始めていなければ、いまだにサラリーマンとして、誰が必要としているかも分からない謎の書類を作り続けていた事でしょう。

あなたが新NISAに感じる不安は、至極当然のことです。大切なお金を失ってしまう危険があるんですから。

しかし、その慎重な行動は投資で成功させるうえで大切な事なんですよ。

ずばり「怖いから」という理由でまだ新NISAを始めていないあなたは、投資に向いている性格です。

投資で失敗してしまう人の多くは、儲かった時の事だけを妄想して、良く調べもせずに大金を投じてしまうからです。

本日の記事では、そんな慎重派のあなたへ、投資に対する不安を3つの理由に分けて、一つ一つ丁寧に解きほぐしていきます。

そして、それらの不安がどうすれば払拭できるのか、具体的な方法をご紹介していきます。

「新NISAは気になるけどやっぱり怖い」こんな方が投資を始める道標となる記事にしていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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投資が怖い3つの理由は克服できる。

投資が怖いと感じる理由は多くありますが、大きく分けると3つの理由に絞られるでしょう。

  • 値下がりしてお金が減るかもしれない。
  • 騙されてお金を取られるかもしれない。
  • 知り合いが失敗した話を聞いた。

では、これらの不安を一つずつ解説していきます。

投資が怖い理由①:投資でお金が減る。

のっけから身も蓋もない事を書きますが、1円も資産残高を減らしたくないなら、株式投資なんぞしてはいけません。

皆さんはリスクフリーレートという言葉をご存じでしょうか?

これは元本保証の資産を保有して得られる利回りの事です。

つまり銀行預金や個人向け国債ですね。

個人向け国債の利回り(10年/0.4% 5年/0.18% 3年/0.05%)

出典:個人向け国債窓口トップページ : 財務省

2024年1月の個人向け国債10年は利回りが年0.4%、利回りの高い定期預金が0.3%程度ですから、これ以上の利回りを出す投資先はリスクがある、つまり資産が減る可能性が有るという事です。

みなさんが新NISAに興味を持たれているのは、銀行預金や個人向け国債の利回りでは満足できないからですよね。

リスクフリーレートを超える利回りを求めているのですから、資産を減らすというリスクを受け入れなくてはなりません。

リスクを受け入れた対価として、元本保証資産以上の利回りを受け取る権利を得る事ができるのです。

「銀行預金より儲けたい、でも損はしたくない」これは、「宝くじは買ってません、でも絶対に当選したいです!」と同じなのです。

不安を無くすために資金を分ける

とはいえ「損するのが嫌なら預金だけしとけ!」では、さすがに暴論ですよね。

そこで趣味に使ったつもりで、つみたて投資を始めてはいかがでしょう。

誰しもお金のかかる趣味の一つや二つあると思います。

旅行にゴルフ、ゲームや映画など、あなたは趣味に月にどのくらいのお金を使っていますか?

趣味のお金が月5千円増えたからといって、生活できなくなる訳ではないですよね。

でしたら趣味に使ったつもりで、新NISAでのつみたて投資を始めるのはどうでしょう?

もし資産が増えればそれはおまけと考えることができますし、少なくとも趣味に使うお金と同じように、その経験自体を楽しむことができます。

「投資でお金を増やす」ではなく「面白そうだからやってみよ」こんな感じで、新NISAでの投資を始めるのも良いんじゃないでしょうか。

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投資が怖い理由②:国に騙されてお金を失う。

Xや2ちゃんねるを切り抜いたYouTube動画では馬鹿馬鹿しい妄想情報が飛び交っています。

私の見付けた情報?はこんな感じですが、どこのファンタジー世界ですか(笑)?

みんなが投資した所で、政府に没収される。
↓↓↓
それができるなら、銀行口座から没収すればいいじゃないw🤣

初心者が投資したところで、年金が株を売却する。
↓↓↓

売却したお金をどうするんでしょうか?年金(GPIF)は投資する必要があるから、株を買っているんですよ。

この手の陰謀論を情報を娯楽として楽しむなら良いのですが、真に受けて投資判断に組み込んでは問題です。

そもそも騙される事を心配するのなら、謎の陰謀論よりも金融機関の方を心配すべきです。

銀行や証券会社の方が怖い!

銀行や証券会社などの金融機関は新NISAを期に投資を始める人のお金を狙っています。

そのため、窓口では手数料が高い投資信託を顧客に勧めてきます。

騙されてお金を失うのが怖いなら、騙されないように知識を身につければいいだけです。

それも難しい知識ではありません。

手数料が高いか安いかを見極める事ができれば十分ですから、過度に恐れることはないんですよ。

幸か不幸か、手数料の高い投資信託は複雑な投資をする投資信託ですから、初心者が手を出すようなものではありません。

保有期間中の手数料に当たる信託報酬が0.2%を超えていたら、買うべきではないと判断するのが目安ですね。

この事だけでも知っていれば、あなたが金融機関に騙されて、お金を失う事態は避けられるでしょう。

そもそも、金融機関の窓口に近づかないことが一番なんですが…

銀行や証券会社の窓口で新NISAを始めようとしている人は、この記事を熟読して下さい↓↓↓

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投資が怖い理由③:知り合いが投資で失敗した。

投資において耳にするのは成功談だけではありません。

失敗した人の話に耳を傾けることは、ある意味で必要な警鐘ですが、それによって投資が怖くなることもありますよね。

しかし、他人の失敗に影響されすぎるのは避けたいところです。

そもそも、あなたに投資の失敗を話した人は、本当に投資をしていたのですか?

投資ではなく株式でギャンブルをしていたのではありませんか?

投資先の成長に期待るののが投資

投資を始める多くの人が、投資とギャンブルと混同してしまう傾向があります。

ギャンブルで株を買う場合、短期的に値上がりするタイミングを狙って資金を投入します。

逆に投資で株を買う場合は企業の成長や経済の拡大という、投資先そのものの価値が大きくなることを期待して資金を投入するものです。

あなたが聞いた投資の失敗談は、投資ではなく株式でギャンブルをした人の失敗談なのではありませんか?

投資初心者におススメされることが多いインデックスつみたて投資は、世界の経済成長に期待して投資するものです。

そのため、投資時期を見極める必要は有りません。

なぜなら今よりも数十年後の未来の世界経済の方が、大きくなっていることを期待しているからです。

あなたが他人の失敗談を聞いて投資が怖いと思っているかもしれません。

しかし、その人がやった失敗はあなたのやりたい事と同じですか?

似て非なるものの失敗を見て、自分が本来興味があるものを止めてしまうんなて、もったいないですよ。

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新NISAは超長期のインデックスつみたて投資で

ここまでで新NISAを始める前の「投資は怖い」という気持ちは和らいだでしょうか?

  • 資産を減らしてしまうかも。
  • 国に騙されてお金を取られてしまう。
  • 投資で失敗した人の話を聞いた。

これらの懸念は投資初心者にとって自然なものです。

しかし、多くの場合、これらの恐怖は誤解や情報不足から生じています。

実際に投資で損をする可能性はありますが、それは資産の全てを失うことを意味するわけではありません。

趣味に使う程度の金額から始めればいいんです。

また、新NISAで集めたお金が国に没収されるということはあり得ません。

もし政府がそんなことをするならば、銀行口座のお金は既に奪われているでしょう。

こんなもの非現実的なファンタジーに過ぎません。

さらに、他人の失敗談を参考にすることは有益ですが、その多くは投資ではなくギャンブルの結果としての失敗です。

投資とギャンブルの違いを正しく理解することが重要です。

あなたが新NISAで行おうとしているのは、未来の成長に賭けて少しずつお金をふやしていく投資ですよね。

余剰資金を使った投資であれば、リスクを適切に管理しながら、安心して投資を継続することができます。

最悪、投資が自分に合わないと感じたら、その時にやめてしまえばいいんです。

とりあえず何事も始めてみてはいかがでしょうか?

投資初心者さんの第一歩を解説した記事も投稿しています。

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【配当金を再投資せず使ってる?】←これ勘違いです。新NISAで高配当株は止めとけ!

高配当株投資と一緒に、つみたて投資もやってますよね?

新NISAで高配当株投資はNG

新NISAが始まり投資に興味を持っている方のほとんどが、つみたて投資枠でインデックス積み立て投資をされていると思います。

そして、成長投資枠で何に投資をするかを悩まれている方も多いでしょう。

しかし、もし成長投資枠で配当金目当ての高配当株を買っているなら、それは誤った選択と言わざるを得ません。

ひょっとして、ここまでの文を読んでこう思いませんでしたか?

  • はいはい、配当金の再投資は非課税枠が損って言いたいんだろ。
  • インデックスファンドの方が期待利回りが高いのは知ってるよ。
  • 現金収入が欲しいんだから投資信託を買っても意味ないだろ。

しかし、私はこんな、どこにでも書いてあるようなことを言いたいわけではありません。

私が言いたいのは「あなたは自分でも気付かないうちに、配当金を再投資してますよ」ということです。

それがどんな人かというと、配当金をもらいながら、つみたて投資も同時にやっている人です。

これには新NISAで高配当株投資をやっているほとんどの人が、当てはまるんじゃないでしょうか。

結論を先に話すと、お小遣いが欲しいなら「つみたて額を減らせばいいでしょ?」ということです。

今回の記事は高配当株投資家のほとんどが勘違いしている、配当金の再投資にスポットを当てました、画像を使って勘違いを分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までお付き合いください。

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つみたて投資を買い付けている資金は配当金

高配当株投資をやっている皆さんは、どうやって配当金を受け取っていますか?

もちろん自動的に証券口座に振込まれていますよね。

では毎月のつみたて投資のお金はどこから出ていますか?

もちろん銀行口座から証券口座を経由して投資信託を買っていますよね。

  • 配当金⇒証券口座⇒お小遣い
  • 銀行口座⇒証券口座⇒投資信託の買付

高配当株投資をされている方が思い描いている、お金の動きはこんな感じでしょう。

しかし、なにかおかしいと思いませんか?

どちらも一度、証券口座に入金されていますよね。

つまり、自分では配当金を遊興費で使い、銀行口座の資金でつみたて投資をしていると思っていても、

実際はただ配当金を再投資しているのです。

新NISAでの配当金再投資は非課税投資枠を無駄にするだけですから、

高配当株投資で配当金を受け取りながら、つみたて投資をしている事が割に合わないのです。

高配当株の罠:「配当金は使っている」は勘違い

文章だけでは分かりづらいかもしれませんので、以下のケースで画像を使って説明しましょう。

  1. 300万円分の高配当株から月1万円分の配当金を受け取り。
  2. その配当金でお寿司を食べました。
  3. 翌日、新NISAで2万円分の投資信託を買い付け

配当金を再投資せずに使っていると思っている

配当金を再投資せずに使っていると思っているが…

多くの高配当株投資家の人がこの画像のように高配当株投資をやりながら、つみたて投資もやっています。

入金された配当金でぽ寿司を食べに行けば、配当金を再投資せずに、お小遣いとして使っている様な気がしますよね。しかし…

配当金の再投資になってます

たとえ配当金で受け取ったお金であろうが、給料でもらったお金であろうが、自分の資産であることに変わりありません。

その資産で投資信託を買っているんですから、それはもう完全に配当金の再投資です。

新NISAで配当金や分配金を受け取る投資は、全て非課税枠を無駄に使ってしまう、非合理的な投資なのです。

高配当株投資で配当金を受け取りながら、つみたて投資をしている事が割に合わないという事が分かっていただけましたか。

お小遣いが欲しいなら、つみたて額を減らせばいい

今使うお金が欲しいなら、わざわざ資産収入に頼る必要はありません。

300万円分の高配当株を売却してインデックスファンドに乗り換えれば、ファンド内で配当金の再投資が行われますから、非課税枠を無駄に消費することはありません。

そして、つみたて額を減らした分を今使うお金に回せばいいのです。

積み立て投資額を減らせばいい

高配当株では払われていた配当金も、インデックス投資信託に投資すれば、支払われる事なく、投資信託内で再投資されますから、非課税枠は消費されません。

つみたて額を減らしたお金で、思う存分お寿司を食べることができますよ。

どうしても資産収入が欲しいなら、投資信託の一部売却

なお、どうしても資産から配当金のように現金収入を得たいという方は、投資信託の定期売却という手段があります。

新NISAは売却した資産の元本分の非課税枠が翌年に復活しますから、多少の手間を惜しまなければ、配当金と同じような感覚を楽しむことができます。

詳しくは別記事で解説していますので参考にして下さい。↓↓↓

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まとめ:新NISAに配当金・分配金の出る銘柄は不要

今回の記事は高配当株投資の勘違いについて取り上げました。

「受け取った配当金を使っているから再投資はしていない!」

このように考えている初心者高配当株投資家の方が多いようですが、それは勘違いです。

ほとんどの方が新NISAでつみたて投資を併用しているのですから、配当金でインデックスファンドを買っているのと同じです。

今使う現金を必要としているのなら、配当金を受け取るよりも、つみたて額を減らした方が、非課税枠の消費が少なく済むのですから合理的でしょう。

高配当株や配当金と聞くと、いかにも儲かりそうな気がしますが、現実は違います。

あなたが本当に欲しいのは配当金ではなく、今使える現金ですよね。

この記事が、新NISAを利用する際の高配当株投資に関する誤解を解き、賢明な新NISAの利用につながるための参考になれば幸いです。

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【成長投資枠で余計な事するな!】初心者の新NISAはインデックス長期投資だけがおすすめ。

成長投資枠でも、平均点が取れるインデックス投資がおすすめ。

アイキャッチ画像

こんにちは、よしきよです。今日は「投資初心者は難しいことをしなくても大丈夫」という記事です。

たくさんの人がお金を増やしたいと思って、1月から新NISAを始めたと思います。

しかし、始めたばかりの頃は全世界株、米国株と基本に忠実な投資をしていても、ちょっと含み益が増えてくると、すぐに別の投資先が気になるものです。

やれ、成長投資枠は高配当株投資だインド株だFANG+だ、はたまた短期トレードだ等々

はっきり言います。素人が投資で失敗するのは余計な事をするからです。

なぜ投資初心者に全世界株や米国株のインデックス投資信託が、おすすめされているのか分かりますか。

「一番儲かるから?」いいえ違います。

「リスクが分散されてから?」それも違います。

正解は確実に平均点が取れるからです。

この記事では、投資で確実に平均点が取れる事がどれだけ凄いのかを解説します。

もしあなたが、「インデックス投資なんてつまらない」と思い始めているのなら、それは危険信号です。

ぜひ最後まで熟読して下さい。

注:まだ投資を始めていない方には投資の始め方を記事にしていますので、先にそちらをご覧ください。↓↓↓

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インデックスファンドならプロの投資家に勝てるのに。

世界中には多くのプロの投資家が1円でも多くの利益を上げようと、必死に投資をしています。

最新のAIやコンピューター、過去データを駆使して、一般市民には想像もつかない様な取引が行われているそうです。

そんな超一流のプロの投資家と片手間で投資をしている一般市民が戦って、勝てるわけが有りません。

しかし、多くの個人投資家がそれを夢見て、インデックス投資以外の投資を始めてしまうのはなぜなのでしょう。

自分の投資判断がプロの投資家よりも優れていると思っているのでしょうか?

インデックスファンドに勝てない投資のプロは無能なのか?

アクティブファンドがダメな投資先であることを表す逸話は多くあります。

やれ、「猿にダーツを投げさせて選んだ銘柄に勝てない」「9割のアクティブファンドはベンチマーク以下」などなど、

しかし、だからと言ってプロの投資家が無能という訳ではありません。

アクティブファンドが多くのハンディキャップを背負って戦わされているだけです。

  • 年2%近い手数料。
  • 現金で保有は許されない。
  • 短期で結果を出す事が必須。
  • ファンドのルールに縛られる。

などなど、こんな不利な状況で戦わされているのですから、負けたところで不思議ではありませんよね。

しかし、ファンドというルールに縛られないで、本当に個人の実力だけで投資を行うことを許されている投資家もいます。

彼ら彼女らには、真の能力が発揮される場が用意されています。

インデックスファンド以外の投資を行うという事は、そんな人たちに投資の勝負を挑んでいる様なものですよ。

あなたはWBCメンバーに野球で勝てますか?

プロの投資家といわれても、ピンと来ないかもしれませんので、野球選手で例えましょう。

昨年、日本中を歓喜に沸かせた、WBCの侍ジャパン。

招集メンバーは30人でした。大谷選手、ダルビッシュ投手、ヌートバー選手など、メジャー組から、

村上選手、岡本選手、周東選手など実績抜群のスター選手、中日ドラゴンズの未来のエース、髙橋宏斗投手などなど、正に日本のオールスターが集結しました。

その中に、趣味が草野球のプロ野球ファンを一人加えて「誰が一番すごい選手か投票」でランキングをやった場合、その素人さんはどうなるでしょう。

間違いなく最下位の31位です。

しかし、この素人さんが確実に真ん中の順位になるという特権を持っていたら、16位にランクインされますよね。

つまりただの野球ファンが15人のスター選手に勝ってしまうんです。

確実に平均点が取れるというのはこういう事です。

インデックスファンドの凄さが分かってもらえましたか。

新NISAは成長投資枠もインデックスファンドで。

新NISAの制度が発表された時、多くの個人投資家が、つみたて投資枠をS&P500かオルカンで埋めることを決めた後、このように思った事でしょう。

「成長投資枠はサテライト投資で利益を増やす。」

かくいう私も似たようなものでした。

しかし、S&P500や全世界株以外の投資をするという事は、自ら平均点を確実に取れる権利を放棄しているという事です。

野球で例えると、素人が大谷翔平選手や高橋宏斗投手に野球勝負を挑んでいる様なものです。

せっかくプロの中に混じっても確実に平均点が取れる、インデックスファンドがあるのですから、お金を増やす為の投資はそれ一本で良いんじゃないですか?

私達の様な一般市民が片手間でやる、経済情報チェックや投資の勉強など、プロから見れば遊んでいる様なものでしょう。

どうしても、王道のインデックスファンドとは違う物に投資したいと思うのなら、十分な老後資金を貯める目途が立った後に、利益度外視のお遊び投資として少額だけ買い付ける。

これで十分じゃないでしょうか。

そもそも投資を始める準備ができていますか?ノリと勢いで何となく投資を始めてしまった人はこちらの記事を↓↓↓

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