投資に対する3つの不安を乗り越えて、新NISAを始めましょう。
新NISAが始まったのは知っている。しかし、興味はあるものの何か怪しい…
わかります。投資を始めるときは、誰しも不安なんです。
かくいう私も投資を始めた2004年に初めて個別株(ライブドア)の買い注文を入れた時は、手が震えました。(笑)
しかし、そのおかげで今ではサラリーマンを早期退職し、資産収入と若干のブログ収入だけで普通の生活ができるまでになれた訳です。
あの時「投資が怖いから…」で株式投資を始めていなければ、いまだにサラリーマンとして、誰が必要としているかも分からない謎の書類を作り続けていた事でしょう。
あなたが新NISAに感じる不安は、至極当然のことです。大切なお金を失ってしまう危険があるんですから。
しかし、その慎重な行動は投資で成功させるうえで大切な事なんですよ。
ずばり「怖いから」という理由でまだ新NISAを始めていないあなたは、投資に向いている性格です。
投資で失敗してしまう人の多くは、儲かった時の事だけを妄想して、良く調べもせずに大金を投じてしまうからです。
本日の記事では、そんな慎重派のあなたへ、投資に対する不安を3つの理由に分けて、一つ一つ丁寧に解きほぐしていきます。
そして、それらの不安がどうすれば払拭できるのか、具体的な方法をご紹介していきます。
「新NISAは気になるけどやっぱり怖い」こんな方が投資を始める道標となる記事にしていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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投資が怖い3つの理由は克服できる。
投資が怖いと感じる理由は多くありますが、大きく分けると3つの理由に絞られるでしょう。
- 値下がりしてお金が減るかもしれない。
- 騙されてお金を取られるかもしれない。
- 知り合いが失敗した話を聞いた。
では、これらの不安を一つずつ解説していきます。
投資が怖い理由①:投資でお金が減る。
のっけから身も蓋もない事を書きますが、1円も資産残高を減らしたくないなら、株式投資なんぞしてはいけません。
皆さんはリスクフリーレートという言葉をご存じでしょうか?
これは元本保証の資産を保有して得られる利回りの事です。
つまり銀行預金や個人向け国債ですね。
2024年1月の個人向け国債10年は利回りが年0.4%、利回りの高い定期預金が0.3%程度ですから、これ以上の利回りを出す投資先はリスクがある、つまり資産が減る可能性が有るという事です。
みなさんが新NISAに興味を持たれているのは、銀行預金や個人向け国債の利回りでは満足できないからですよね。
リスクフリーレートを超える利回りを求めているのですから、資産を減らすというリスクを受け入れなくてはなりません。
リスクを受け入れた対価として、元本保証資産以上の利回りを受け取る権利を得る事ができるのです。
「銀行預金より儲けたい、でも損はしたくない」これは、「宝くじは買ってません、でも絶対に当選したいです!」と同じなのです。
不安を無くすために資金を分ける
とはいえ「損するのが嫌なら預金だけしとけ!」では、さすがに暴論ですよね。
そこで趣味に使ったつもりで、つみたて投資を始めてはいかがでしょう。
誰しもお金のかかる趣味の一つや二つあると思います。
旅行にゴルフ、ゲームや映画など、あなたは趣味に月にどのくらいのお金を使っていますか?
趣味のお金が月5千円増えたからといって、生活できなくなる訳ではないですよね。
でしたら趣味に使ったつもりで、新NISAでのつみたて投資を始めるのはどうでしょう?
もし資産が増えればそれはおまけと考えることができますし、少なくとも趣味に使うお金と同じように、その経験自体を楽しむことができます。
「投資でお金を増やす」ではなく「面白そうだからやってみよ」こんな感じで、新NISAでの投資を始めるのも良いんじゃないでしょうか。
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投資が怖い理由②:国に騙されてお金を失う。
Xや2ちゃんねるを切り抜いたYouTube動画では馬鹿馬鹿しい妄想情報が飛び交っています。
私の見付けた情報?はこんな感じですが、どこのファンタジー世界ですか(笑)?
みんなが投資した所で、政府に没収される。
↓↓↓
それができるなら、銀行口座から没収すればいいじゃないw🤣
初心者が投資したところで、年金が株を売却する。
↓↓↓
売却したお金をどうするんでしょうか?年金(GPIF)は投資する必要があるから、株を買っているんですよ。
この手の陰謀論を情報を娯楽として楽しむなら良いのですが、真に受けて投資判断に組み込んでは問題です。
そもそも騙される事を心配するのなら、謎の陰謀論よりも金融機関の方を心配すべきです。
銀行や証券会社の方が怖い!
銀行や証券会社などの金融機関は新NISAを期に投資を始める人のお金を狙っています。
そのため、窓口では手数料が高い投資信託を顧客に勧めてきます。
騙されてお金を失うのが怖いなら、騙されないように知識を身につければいいだけです。
それも難しい知識ではありません。
手数料が高いか安いかを見極める事ができれば十分ですから、過度に恐れることはないんですよ。
幸か不幸か、手数料の高い投資信託は複雑な投資をする投資信託ですから、初心者が手を出すようなものではありません。
保有期間中の手数料に当たる信託報酬が0.2%を超えていたら、買うべきではないと判断するのが目安ですね。
この事だけでも知っていれば、あなたが金融機関に騙されて、お金を失う事態は避けられるでしょう。
そもそも、金融機関の窓口に近づかないことが一番なんですが…
銀行や証券会社の窓口で新NISAを始めようとしている人は、この記事を熟読して下さい↓↓↓
投資が怖い理由③:知り合いが投資で失敗した。
投資において耳にするのは成功談だけではありません。
失敗した人の話に耳を傾けることは、ある意味で必要な警鐘ですが、それによって投資が怖くなることもありますよね。
しかし、他人の失敗に影響されすぎるのは避けたいところです。
そもそも、あなたに投資の失敗を話した人は、本当に投資をしていたのですか?
投資ではなく株式でギャンブルをしていたのではありませんか?
投資先の成長に期待るののが投資
投資を始める多くの人が、投資とギャンブルと混同してしまう傾向があります。
ギャンブルで株を買う場合、短期的に値上がりするタイミングを狙って資金を投入します。
逆に投資で株を買う場合は企業の成長や経済の拡大という、投資先そのものの価値が大きくなることを期待して資金を投入するものです。
あなたが聞いた投資の失敗談は、投資ではなく株式でギャンブルをした人の失敗談なのではありませんか?
投資初心者におススメされることが多いインデックスつみたて投資は、世界の経済成長に期待して投資するものです。
そのため、投資時期を見極める必要は有りません。
なぜなら今よりも数十年後の未来の世界経済の方が、大きくなっていることを期待しているからです。
あなたが他人の失敗談を聞いて投資が怖いと思っているかもしれません。
しかし、その人がやった失敗はあなたのやりたい事と同じですか?
似て非なるものの失敗を見て、自分が本来興味があるものを止めてしまうんなて、もったいないですよ。
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新NISAは超長期のインデックスつみたて投資で
ここまでで新NISAを始める前の「投資は怖い」という気持ちは和らいだでしょうか?
- 資産を減らしてしまうかも。
- 国に騙されてお金を取られてしまう。
- 投資で失敗した人の話を聞いた。
これらの懸念は投資初心者にとって自然なものです。
しかし、多くの場合、これらの恐怖は誤解や情報不足から生じています。
実際に投資で損をする可能性はありますが、それは資産の全てを失うことを意味するわけではありません。
趣味に使う程度の金額から始めればいいんです。
また、新NISAで集めたお金が国に没収されるということはあり得ません。
もし政府がそんなことをするならば、銀行口座のお金は既に奪われているでしょう。
こんなもの非現実的なファンタジーに過ぎません。
さらに、他人の失敗談を参考にすることは有益ですが、その多くは投資ではなくギャンブルの結果としての失敗です。
投資とギャンブルの違いを正しく理解することが重要です。
あなたが新NISAで行おうとしているのは、未来の成長に賭けて少しずつお金をふやしていく投資ですよね。
余剰資金を使った投資であれば、リスクを適切に管理しながら、安心して投資を継続することができます。
最悪、投資が自分に合わないと感じたら、その時にやめてしまえばいいんです。
とりあえず何事も始めてみてはいかがでしょうか?
投資初心者さんの第一歩を解説した記事も投稿しています。
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