【投資初心者さんへ】投資を始める前の準備はできていますか?
「最近はやりのNISAでお金を増やしたい」こんな気持ちで投資を始めようとしているみなさん。
投資情報をチェックしている時点で、あなたは既に投資を始めている投資初心者さんですよ。
ようこそ投資の世界へ!
さて、投資を始めるのはすばらしいことです。
しかし、投資を始める前に必要な準備がある事をご存じでしょうか。
それはコレです↓↓↓
- 参考に出来る人より『書籍』を見つける。
- 半年は生活できる現金を貯め、借金は先に返す。
- 家族に投資に対する理解を得る。
- 投資で損する覚悟をする。
まさか謎のユーチューバーに影響されたり、友人から「インド株が良いらしいよ」とか聞いて、準備もせずに始めようとしてませんよね?
この記事では投資を始める前に準備すべき事から、何に投資すれば良いかまでを、リーマンショック前から投資をしている私「よしきよ」が解説しています。
専門用語や難しいデータは一切使わず、漫画風のイラスト画像を交えて解説していますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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投資を始めることが目的になっていませんか?
さて詳しい解説に移る前に聞きたいことが有ります。
あなたは何のために投資を始めるのですか?
「えっ?お金を増やすため決まってるじゃん」と思われましたか?
しかし、大切なのは、「何に使うお金を増やしたいか」なのです。
- 老後資金:〇十年後まで使わないお金(足りなそうなら、途中で考えれば良い)
- 子供の学費:十数年後、確実に使うお金(「足りない」は許されない)
- 娯楽費:とにかく今を楽しみたい!
そして、そのためには『いくら投資する必要があるのか』を調べてみる必要がありますね。
例えば30年後までに老後資金2千万円を貯めるなら、どのくらいの投資額が必要なのでしょうか?
注:2千万円あれば大丈夫という訳ではありません。
あくまで投資が順調に行けばという前提付きですが、30年の投資期間があるなら、月3万円のつみたて投資だけでも、2千万円に届きそうですね。
これなら無理に節約して投資資金を準備しなくても大丈夫そうです。
そう、投資する目標が決まっていれば、
無駄な投資をする必要がないのです!
お金を増やすだけが目的じゃない。
目標金額を貯める目途が経っているなら、わざわざ今の生活費を削ってまで投資をする必要はありませんよね。
余ったお金は趣味に使うも良し、たまにちょっとした贅沢を楽しむも良しです。
「○○の為に△△万円にする!」
最終的な目標をもって投資を始めるようにしましょう。
貰える年金・退職金を把握してますか?
目標額を決める為には必ずしなくてはいけないことが有ります。
それは老後に受け取る年金や退職金の額を把握しておくことです。
老後にいくら収入が有るか知らないで、老後の資産計画が立てられるはずありませんよね。
年金は年金定期便や年金ネットでおおよその受取額を知ることができます。
あくまでおよその額なので、少し少なめに見積もって計算しましょう。
退職金は企業の就業規則に定められています。
自分で調べることも出来ますが、担当者に聞くのが確実ですね。
年4%は現実的な利回り
なお、「年4%の利回りが高すぎる」というご意見があるかもしれません。
しかし、過去の世界の株式市場の値上がりが平均年6~7%と言われていますので、決して夢物語ではありません。
数年程度の短期間で期待するのは危険ですが、10年以上の中長期投資なら、参考に出来る利回りだと思います。
この他、子供の大学資金やマイホーム資金を貯める投資計画なども、金融庁のサイトでシミュレーションしてみましょう。
新NISAを早く始めればいいわけじゃない
周りの人が投資を始めた聞くと「自分も早く始めなくては」と思ってしまうものですが、準備もせずに始めてしまうのは悪手です。
投資を始めるのが一ヶ月やそこら遅れたところで状況は大して変わりません。
しっかりと投資を始める準備をしてから始めるようにして下さい。
家庭の状況で必要な投資は変ってきます。
ここでブログ主よしきよ家の話をさせていただきましょう。
両親は年金だけで家計は黒字状態です。
銀行預金には田舎なら一戸建てが買えるくらいの大金あるので、わざわざリスクを取って投資しなくても、人生安泰なのです。しかし・・・
「知ってる?NISAってのが儲かるらしいよ」とウキウキで怪しい金融商品のパンフレットを見せてきました。
お友達が「NISAって簡単に儲かるよ」と投資を勧めていたそうです・・・(この金融商品にNISA関係あるのかな?・・・😅)
投資する前に私に連絡してくれてよかった。ホッ
余談ですがこの後、使う予定のない預貯金は全て元本保証資産の個人向け国債(変動10年)にしてもらいました。
- 日本国が保証する超安全資産!
- 銀行が倒産しても心配無用。
- 変動金利なのでインフレ対策にもなる。
- 一手間掛かるけど換金も容易。
個人向け国債(変動10年)は、使う予定も増やす必要もない大金を置いておくのにオススメの投資先なんですよ。
1,000万円超でも安心!元本保証で日本一安全「個人向け国債(変動10年)」のメリット
新NISAを始める前の落とし穴①:自称「投資に詳しい人」の素人助言
さて、母のお友達が「投資は簡単に儲かる」と勧めてきたのは、悪気があっての事ではないと思います。
おそらく「投資は簡単に儲かる」と本当に信じているのでしょう。
↑↑↑ご覧のとおり、2020年のコロナショック以降は損する方が難しいくらいの株価上昇が続いています。
この平和な期間しか知らない人たちは暴落の恐ろしさを知りませんから、良心から投資を勧めてきます。
「簡単に儲かるから」という理由で勧めてくる人は、たとえ親しい友人であっても、投資に関しては距離を取るべきでしょうね。
初心者さんにオススメの投資本
投資を始めるうえで参考にすべきは、人よりも優良な投資本です。
ここでオススメの投資書籍を2冊紹介しましょう。
私のこの記事を読んだ後にぜひ熟読して下さい。
↑↑↑「投資初心者は世界の経済成長に便乗して資産を増やしましょう」という良書です。
「投資を学んだ方が儲けられる」という、初心者さんの幻想を打ち砕いてくれるので投資を始める前に読むのがオススメですね。
↑↑↑投資だけではなく、資産管理や税金等、社会人が知っておくべきお金の情報をまとめた書籍です。
イラストを使った分かり易い解説が多いので、投資だけでなく生活のバイブルとして一家に一冊置いてほしい良書ですよ。
新NISAを始める前の落とし穴②:そもそも投資どころじゃない
投資を始める前にすべきこと、2つ目は普通の生活を守る為のお金『生活防衛資金』を貯める事です。
- 怪我や病気で出費が発生
- 突然、収入が減った(失業した)
- 通勤に必須の車が壊れた、等
こんな時に現金を持っていないと生活が破綻してしまいますね。
特に収入減と株価暴落は同時に発生する可能性が高いです。
万が一の時に備えて生活費の半年分くらいは銀行預金で持っていましょう。
更に、借金(低金利の住宅ローンは除く)があれば最優先で返済すべきです。
投資などしている場合ではありません!
投資で利益を出せる保証はありませんが、借金を返せば確実に支払う利息を減らせます。
投資より、借金(キャッシング・リボ払い等)の返済を優先しましょう。
新NISAを始める前の落とし穴③:家族の理解を得られない
意外と見落としがちなのが家族の理解です。
通称、「嫁(旦那)ブロック」ですね。
あなたが投資に興味を持っていても、家族も投資に乗り気とは限りません。
特に年配の方の中には、投資に対して否定的な見方をする人が多いでしょう。
そして、パートナーの協力も大切ですね。
投資では一時的に資産が減ることもあり得ます。
パートナーに黙ってこっそり始めるのは後々のトラブルのもとですから、絶対に避けるべきですね。
新NISAを始める前の落とし穴④:損する覚悟ができていない
投資に興味を持たれている方なら『世界の株価は上下を繰り返しながらも右肩上がりで成長していく』と聞いたことが有ると思います。
しかし、その上下を繰り返す中で、どのくらいお金が減ると思いますか。
↑↑↑コロナショック(2020年)の大暴落は30%近く値下がりしました。
1千万円を投資していれば半月で3百万円を失ったのです。
今後、それ以上の下落が無いとも言い切れません!いえ、暴落は必ずあります。
なお、このグラフチャートではその後に株価が上昇しているのが分かりますが、当時の私達にそんなことは分かるはずありませんよね。
『更に下落するかもしれないという恐怖』に耐えられず、多くの個人投資家が投資を止めてしまいました。
あなたはお金を失う覚悟ができていますか?
おさらい:落とし穴を回避して新NISAを始めましょう
初心者さんが新NISAを始める前に必要な準備。
- 『何のために投資するか』を考える。
- 『参考になる書籍』を見付ける。
- 『生活防衛資金』を貯める。
- 『借金』を先に返す。
- 『家族』の理解と協力を得る。
- 『損する覚悟』はできていますか?