つみたて投資、止めるのやめましょう!

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【リーマンショックは大したことない?】投資の損益は金額ではなく%で見ろ!

金額で投資の損益を見ているうちは、初心者から抜け出せません。

アイキャッチ画像:リーマンショックを軽視してませんか?

株価が好調な昨今、SNSでは投資の『プラス○万円』という含み益自慢がよく目につきますよね。

ですが、これが本当に凄いことなのか、ちょっと考えてみましょう。

そもそも投資の元手がいくらだったのかが分からないと、実際にどれだけ儲けたのかは判断できません。

投資の成果を金額で評価している時点で、投資初心者からは抜け出せませんよ。

この記事では金額だけで投資の成果を判断するのが危険な理由を、投資をするうえで、最も重要なリスク管理に焦点を当てて解説します。

この記事が皆さんにとって、投資に関する理解を深める一助になれば幸いです。

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投資の成果は金額ではなくパーセンテージで

この記事の執筆時点でeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)が設定来の最高値を更新しています。

つまり投資している全員が含み益状態なんです。

こんな中ですからSNS上での「儲かってますアピール」を見つけるのは難しくありませんね😅

しかし、○万円儲かってますと投稿している人は、いくら投資しているのでしょう。

10万円投資しての○万円なら利益数十パーセントで凄いパフォーマンスですが、1,000万円なら1%未満です。

金額だけ聞いても、その利益が凄いのかなんて分かりません。

大切なのは投資額に対して何パーセントの利益が出ているかなんですから。

損失が出た場合ほど割合が重要。

さて、儲かってますアピールはただの娯楽ですから、勘違い行動でも何ら問題はありません。

せいぜい「この人は投資素人さんだなw😅」と思われるだけでしょう。

しかし、リスク管理を損失割合でなく損失額を元に行っているとしたら、大変危険な状態です。

下落額で見るとリーマンショックは大したことない?

リーマンショックを簡単に説明すると。

2007年に発生したサブプライム問題(明らかにお金を返せない人に、お金を貸しまくっていた😰)に端を発した金融危機です。

翌2008年にリーマンブラザーズ破綻し世界の株式市場が大暴落しました。

この時、米国の株式指数であるS&P500に連動するETF(SPY)は2007年11月の約153㌦から2009年3月の67㌦付近まで下落しました。

約86㌦の下落です。

そして、皆様の記憶に新しいコロナショックでは、2020年2月19日の高値339㌦付近から、わずか1ヶ月ほどで218㌦まで下落しています。

約121㌦の下落です。

まとめると

  • リーマンショック:1年4ヶ月で86㌦下落
  • コロナショック:わずか1ヶ月で121㌦下落

コロナショックの方が短い期間で急激な大暴落を起こしたように感じますね。

この値動きを株価のグラフで見るとこんな感じです↓↓↓

リーマンショックとコロナショック通常グラフ

リーマンショックとコロナショックとの比較(SPYの株価変動)

さて、これを見て「リーマンショックなんか大したことないじゃん」と思った人は要注意です。

下落割合でみると、コロナショックは「そよ風」

ここでもう一度、リーマンショックとコロナショックを比較してみましょう。

今度は下落額ではなく下落割合(パーセント)です。

  • リーマンショック:153㌦⇒67㌦・下落率58%
  • コロナショック:339㌦⇒218㌦・下落率36%

リーマンショックの方が圧倒的に下落割合が大きいですよね。

グラフで見ると、こんな感じです↓↓↓

リーマンショックとコロナショックの比較:対数グラフ

リーマンショックとコロナショックの比較(割合:パーセント)

コロナショックの場所が分からないくらい、小さな下落になってますね。

さらに、「わずか半月で暴落した」は「半月ほどの下落で上昇に転じた」と言い換える事もできます。😮

そうです、経済新聞からお昼のワイドショーまで、連日賑わせたあのコロナショックが、リーマンショックと比べると『そよ風』に感じるほど、大したことなかったんです。

リスク管理は下落割合で見ろ!

リーマンショックとコロナショックのグラフで下落額と下落割合を比較しましたが、どちらのグラフを見て投資すべきか分かりますよね。

もちろん割合(パーセント)です。

私達のような個人投資家が最も安定的に利益を期待できるのは、インデックス積み立て投資です。

それは「世界の株価は上下を繰り返しながら、少しずつ上昇する」という、前提を信じて投資するものですから、

当然、投資資産も右肩上がりで増えていきます。

そんななかで、「暴落で○万円下がったけど耐えられた」といっている人が、次の暴落に耐えられるでしょうか?

投資額が大きく膨れ上がった時に同等の暴落があれば、比較にならいほどの大金を失うのです。

証券会社で見る事ができるグラフは割合ではありません。

値動き(株価)のグラフです。

もしあなたが、過去のグラフを見てリーマンショックの下落を軽視しているなら、今一度、自分のリスク管理を見直す事をオススメします。

特に「私は○○万円の下落まで耐えられる」と皮算用している人は要注意です。

『リスク管理は下落割合を見てする!』

これを忘れないで下さい。

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