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新NISAの出口戦略:3つの取り崩し方

新NISAでお金を増やす事だけ考えていませんか?

アイキャッチ画像

新NISAを来年に控え、投資計画を立てられている方が多い事でしょう。

しかし、貯まった資産をどのように使っていくかを考えていますか?

どれだけ資産を増やしても、それを上手く使えないのでは宝の持ち腐れです。

「長生きが怖くて売却できないから、老後はギリギリの生活を」では悲しすぎますよね。

私は早期退職で資産収入生活に突入していますので、資産からストレスなく収入を得る方法を日々模索し続けてきました。

そこでたどり着いたのが毎月同じ額を取り崩す『定額売却』です。

この記事では、そんな定額売却を含む、インデックスファンドの取り崩し方について、3つの選択肢を比較しました。

あなたの大切な資産が、ただの数字ではなく実生活を支える有効な手段となれば幸いです。

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インデックスファンドの取り崩しは難しい?

インデックスファンド最大の利点が複利効果です。

企業から受け取る配当金を投資家に配らず、そのままファンド内で運用するため雪だるまのように資産が増えていくことは、超長期投資が基本のインデックス積み立て投資において絶大な効果を発揮してくれます。

しかし、それは「売却しなければお金を使えない」というデメリットでもありますから、順調に増えていった投資信託を老後にちゃんと売却できるのか不安な方もいらっしゃるでしょう。

老後資金にオススメの売却方は?3つの目的別取り崩し方

むやみやたらに「使う時に売れば良いんでしょ?」と考えておられるなら、老後の貴重な資産を上手に使うことができません。

ここではお金の使い道別におすすめの取り崩し(売却)方法を紹介します。

お小遣いが欲しいなら『定率取り崩し』

定率取り崩し

出典:楽天証券・定率売却の解説画像

老後資金を節約して資産を減らさないようにすることは、悪い事ではありません。

しかし、それでは普段の生活がまったく楽しくないですよね。

そこで、今の人生を楽しむ為に「毎月お小遣いをもらってしまおう」という作戦に有効なのが、この定率売却です。

毎月0.3%売却でも資産が増えているグラフ

画像は300万円分を買い付けた『eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)通称、オルカン』を毎月0.33%(年約4%)だけ売却した場合の資産推移です。

定率売却した場合(グラフ青線)でも、減っているどころか増えてますね。

これはもちろん売却する以上にオルカンが値上がりしたからなのですが、注目してもらいたいのが毎月のお小遣いの額が資産変動と同じように増減しています。

つまり、毎月のお小遣いで株価上昇の恩恵に預かれるという事です。

もちろん、生活を維持するための老後資金ではなく、お小遣い用に別口座で保有する事が前提ですが、家計の状況が変わりお小遣いが必要なくなったら、そのまま老後生活の資金にまわせます。

まだ体力がある60代の若いうちに趣味を楽しみたいという方におすすめですよ。

なお、この定率売却は老後では無くても若いうちのお小遣い枠としても利用できます。

株式の配当金からお小遣いを得るために、慣れていない個別株投資に挑戦するよりも、手間と時間がかからずおすすめですよ。

配当金を狙う投資がいかに非合理的かも解説しています↓↓↓

www.katsurao.info

老後の生活費なら『定額取り崩し』一択

定額売却の解説

出典:楽天証券・定額売却の解説画像

多くの方の投資目的は老後資金でしょう。

若い頃からコツこと貯めた資産を売却するのは抵抗があるかもしれませんが、生活の為に必要ならば売るしかありません。

生活費は毎月同じ程度の額でしょうから、お小遣いと違い一定額が望ましいですよね。

毎月1万円ずつ売却しても資産が増えているグラフ

定率売却のグラフと比較し易くするため、投資額300万円、毎月1万円のグラフにしてありますが、10倍すれば資産3千万円から毎月10万円を売却しています。

年金に+10万円の計算ですから現実に近い数値になるでしょう。

最も資産寿命が長い売却方法

インデックス投資は基本的に株価が右肩上がりを期待して投資するものです。

前述の定率売却だと、株価が上昇すると売却額が増えますから、必要ない売却をすることになりますね。

しかし、この定額売却では毎月の売却額が一定なのですから、無駄な売却はありません。

その分だけより多くの資産を維持できることになりますので、正に命のお金となる老後資金の取り崩しに最適だといえるでしょう。

期間を決めて取り崩したい『口数取り崩し(期間指定売却)』

余り有名ではないですが、口数取崩しという売却方法をご存じでしょうか。

投資信託の売却を金額でも割合でもなく口数で売却する方法です。

『1口』とは株式でいうところの『1株』

まず「口数ってなに?」と思われた方も多い事でしょうから、少し解説しましょう。

皆さんの利用している証券会社のHPで投資信託の画面を見てもらえば、保有数量(口数)という項目が有るはずです。

投資信託の保有状況
出典:松井証券HP

この画像の状況をまとめると、以下のようになっています。

  • 評価額:257,647円
  • 保有数量:146,900口(画像の黄色ライン)
  • 基準価額:17,539円

基準価額は投資信託を1万口保有した場合の価格ですから、1口あたりの価額は1.7539円ですね。

そして、口数を元に資産額を計算すると

ーーーーーーー
146,900(口数)×1.7539(1口の価額)=257,647円(評価額
ーーーーーーー

こうなります。

口数売却を解説

口数がどの様な物か分かって頂いた所で、口数売却の解説に移りましょう。

下の画像は投資信託の毎月自動売却サービスを提供している、楽天証券の解説画像です。

口数売却の解説画像

出典:楽天証券・口数売却の解説画像

保有している投資信託の価額は上下しますので資産額や毎月の売却額は変動します。

しかし、口数が変動するのは売買を行った時だけですから、画像のように当初100万口あった投資信託を毎月2,770口ずつ売却していけば、

30年(360ヶ月)後に確実に売却が完了します。

そう、この口数単位で投資信託を取り崩す最大のメリットは、決まった期日に

確実に残高を0円にできる事です。

吹き出し:何言ってんだ?

⇧こう思われましたよね。気持ちは分かりますよ。

ただ、この確実に決まった期日に0円にできることがメリットになる場合があるのです。

例えば老後に使えきれない大金をもって突入した場合。

生活を支障なく送れるくらいの資産を定額売却に設定した後は、残りの資産を10年で使い切るというプランを立てることができます。

  • 体力があるうちにお金を使ってしまいたい。
  • 死ぬときに一番お金持ちはイヤ。

こんな考えの方は選択肢の一つに入ってくるでしょうか。

ただ、あまり使い勝手の良い取り崩し方ではありませんので、知識としてだけ知っていれば十分でしょう。

全ての取り崩しに対応している楽天証券

ここまで投資信託の定率取り崩し、定額取り崩し、口数取崩しの3つの出口戦略を紹介しました。

しかし、「そんな毎月売却するなんて面倒くさいよ」と思われたかもしれません。

そこでおススメするのが楽天証券が提供している投資信託の

自動定期売却サービスです。

このブログでは何度も紹介しているので、ご存意の方も多いと思います。

始めに毎月の売却方法と(率・額・口数)を設定します。

次にやる事は・・・・

何もありません。自動的に自分の口座に現金が振り込まれますよ。

自動定期売却サービスの設定例

楽天証券のHPにログイン後、以下の順でクリックする。

楽天証券1

楽天証券のHPのスクショに加筆
  • ❶:投資信託
  • ❷:定期売却
  • ❸:取り崩したい投資信託を選択し設定

注:つみたて買付を設定している投資信託は定期売却サービスの対象外です。

定期売却の設定を入力

楽天証券:定期売却入力

楽天証券のHPのスクショに加筆
  • ❶:金額・定率・期間を選択
  • ❷:売却額を入力(定率は%、期間は最終受取り月)
  • ❸:お金を受取る日付を入力
  • ❹:入力が済んだらクリック

注:初回受取金額が1,000円以上になるように設定。

取引暗証番号の入力

楽天証券、定期売却暗証番号入力

楽天証券のHPのスクショに加筆
  • ❶:誤りななければ取引暗証番号入力
  • ❷:クリックで設定完了

設定が反映されているか確認

楽天証券、定期売却サービスの設定確認

楽天証券のHPのスクショに加筆
  • ❶:毎月の売却額を確認(定率、期間の場合は概算値)
  • ❷:修正の必要があれば変更

定期売却サービスの詳細は

楽天証券の公式サイトに移動した後、ページ上部にある『サイト内検索』欄に「定期売却」と入力し、確認して下さい。

楽天証券の公式サイトに移動して定期売却サービスを詳しく調べる↓
楽天証券

まとめ:投資信託の資産の取り崩し方に注目

新NISAの導入を控え、多くの人が投資計画を立てていますが、貯めた資産の使い方についても考えることが重要です。

資産を増やすだけでなく、それを有効に活用する方法を見つけることが大切なのです。

この記事では、投資信託を効果的に取り崩すための3つの戦略を紹介しました。

  1. 定率取り崩し: お小遣いが必要な場合、毎月の資産の一定割合を売却する定率売却が適しています。これにより、株価上昇の恩恵を受けながら、毎月の収入を得ることができます。
  2. 定額取り崩し: 老後の生活費には、毎月一定額を売却する定額売却が最適です。これにより、毎月の生活費を安定して確保できます。
  3. 口数取り崩し(期間指定売却): 特定の期間内に資産を使い切りたい場合に適しています。

これらの戦略は、老後に向けて資産を計画的に取り崩すための有効な選択肢です。

楽天証券の自動定期売却サービスを活用することで、これらの戦略を簡単に実行することができるでしょう。

投資は資産を増やすだけでなく、その資産をいかにして実生活で活用するかが重要です。

適切な取り崩し戦略を選択することで、安心して老後を迎えることができるでしょう。

NISA口座で定期自動売却サービスを提供している楽天証券
楽天証券

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