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投資信託の選び方:銀行窓口での新NISA始めるメリット

インターネットが苦手なら銀行の窓口で新NISAを始めればいいじゃない

銀行で始める投資:アイキャッチ画像

先に結論です。銀行の窓口でもいい投資信託を売っています!

「新NISAはSBI証券か楽天証券で始めろ」さんざんネット上で言われていますね。

しかし、「インターネットは苦手なんだよ」「ネット証券に口座を作るなんてとんでもない」という方は決して少数派ではないはずです。

しかし、ネットが嫌なら銀行の窓口で投資を始めればいいのです。

断言します。銀行の窓口でも優良な投資信託を買うことはできます。

銀行の窓口での投資がダメと言われる理由は、高い手数料の投資信託を勧められるからであって、それを拒否して優良な投資信託を自分で選べば何ら問題ありません。

今回は有名銀行の窓口で買える優良投資信託を紹介します。

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窓口で買っても良いと思われる投資信託

大前提として、これから紹介する投資信託はネット証券を使えないからしかたなく買う銘柄です。

決してネット証券で買うことができる投資信託よりも優れているという訳ではありません。

ネット証券で扱っている優良投資信託の信託報酬は0.1%を切っていますから、窓口で買える投資信託は間違いなく割高な手数料です。

しかし、5年前ならやや高い程度の水準ですし、他に無いのですからインターネットを使わなくてもいい権利を得る為の手数料だと割り切ってください。

基本的に銘柄の選定基準は以下の3つです。

  • 信託報酬(年間で支払う手数料)が0.25%未満
  • 海外の株式に投資するインデックス投資信託
  • 程よく分散されたバランス型投資信託

なお、投資初心者さんには必要ないと思われる、債券や不動産の投資信託は外しています。

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行からは3銘柄を選出しました。

先進国株式と米国株式はインデックスつみたて投資の王道です。

バランス型は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用している資産割合に近いので、老後が近づいた時期の株式よりもリスクを抑えたい時に選んで下さい。

(以下、銘柄名の後に書いてある『%』は信託報酬)

  • つみたて先進国株式:(0.22%)
  • つみたて米国株式(S&P500):(0.22%)
  • つみたて4資産均等バランス:(0.242%)

三井住友銀行

全世界株式に投資するMSCIコクサイと米国株式に投資するS&P500の2銘柄を選出しました。

どちらも銀行の窓口で買える銘柄としては、かなり良心的な信託報酬です。

  • SMBC・DCインデックスファンド(MSCIコクサイ):(0.1023%)
  • SMBC・DCインデックスファンド(S&P500):(0.0968%)

りそな銀行

株式に投資する銘柄は全滅でしたが、バランス型ファンドが1銘柄だけありました。

  • Smart-i Select全世界株式インデックス:(0.1144%)
  • つみたてバランスファンド:(0.237%)

ゆうちょ銀行(郵便局)

都市銀行が近くになくても郵便局ならという方は多いと思います。

どれも郵便局でも買える銘柄ですし、信託報酬はやや高い程度ですので選択肢の一つに入るでしょう。

  • つみたて全世界株式:(0.198%)
  • iFree S&P500インデックス:(0.198%)
  • JP4資産均等バランス:(0.242%)

みずほ銀行

頑張って探しましたが恐ろしいことに、1銘柄もありませんでした。

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信用金庫など

なお、地元の小さな銀行の信用金庫でも、優良に近い投資信託を扱っている場合があります。

私の身近な信用金庫のHPを調べて見たところ、たわらノーロード先進国株式(0.0989%)の取り扱いがありました。(ネット専用の記載はありませんでした)

有名な銀行だけでなく地元の金融機関もチェックしてみてください。

銀行の窓口の注意点

銀行の窓口を利用する際の注意点を書いておきましょう。

  • 目当てとは別の投資信託を勧められる。
  • 営業電話や郵便物がわずらわしい。
  • 友人知人にネット証券を勧められる。

最も注意しなくてはいけないのは銀行員さんの営業トークです。

事前に調べてお目当ての投資信託を買うつもりで窓口に訪れても、適当な理由をつけて他の投資信託を勧められる可能性があります。

顧客にとっての優良投資信託は銀行からしたら手数料で儲けられないダメ投資信託ですから仕方ありません。

そこは「いえ○○にします」と営業を突っぱねて下さい。

さらに買った後にも「新しい投資信託のお知らせ」が電話や郵便で届くと思いますが、これも無視でOKです。

ネット証券を無理やり使ってはダメ

もっともやっかいなのが中途半端に投資知識がある友人知人に、銀行の窓口で投資をしていることを知られると、おせっかいにも全力でネット証券をすすめられます。

有名な投資系YouTuberがこぞってSBI証券や楽天証券を推しているので気持ちは分かるのですが正直、余計なお世話ですよね。

新NISAが始まりネットを使えない家族にまで口座を開設させている人がいるそうです。

非課税限度枠の1,800万円を目いっぱい使うためでしょうが、正気の沙汰とは思えません。

家族や友人に協力してもらえば、ネットが苦手な人もSBI証券や楽天証券に口座を作ることはできます。

しかし、お金が必要になったらどうするのでしょう?

自分のお金を自分で引き出せないなんてありえません!

ネット証券が利用できないなら、例え他人に協力を提案されたとしても断固たる決意で銀行の窓口を利用してください。

銀行は投資者保護基金の対象外だから危ない?

なお投資に詳しい方の中には、銀行は投資者保護基金の対象外だから危ないだろ!

と思われたかもしれません。

投資家保護基金は証券会社が破綻して顧客の投資信託が返却できなくなった時に、1,000万円まで保証してくれる基金です。

確かに銀行はこの投資家保護基金の対象外ですが、そもそも私たちが銀行で投資信託を買っても、銀行が保管しているわけではありません。

分別管理

銀行は私たちの資産を銀行の資産とは分けて保管する『分別管理』が義務付けられています。

仮に銀行が経営破綻してお金が無くなっても、私たちの買った投資信託は分別管理先の信託銀行で保管してあるのですから、別の金融機関を通じて投資を継続することができます。

では、どんな時に投資家保護基金の対象外であることが影響あるかと言うと、銀行が分別管理の義務を怠っていた場合です。

極端な話、銀行が私たちのお金を横領して勝手に使ってしまっていた場合です。

銀行が顧客資産を横領

さすがに銀行員が総出で競馬にお金をつぎ込むことはないでしょうが、銀行の経営が苦しい時、勝手に顧客の資産を使うのはこれと同じ横領です。

証券会社は銀行と異なり投資家保護基金に入っているので、万が一このような事態が起こっても1,000万円まで保護されるわけですから銀行より安全というわけですね。

投資家保護基金は気にする必要はない

銀行が証券会社に比べて安全性で劣ることは間違いありません。

しかし、インターネットを使えない人が、無理やりネット証券を使うよりはまだマシでしょう。

銀行が顧客の資産を横領する法令違反を犯すことはレアケースです。

逆にインターネットを使えない人が他人の力を借りて口座を開設したものの、

ほったらかしにされて自分の資産を引き出せなくなるのは良くあることだと思いますがどうですか?

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まとめ:ネットが苦手なら銀行の窓口で投資を始めましょう。

インターネットに不慣れな方でも銀行の窓口で投資を始めることはできます。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、信用金庫など、探せば最良ではないが及第点くらいの投資信託を窓口で買うことができます。

インターネットが使えないからという理由で投資を始めないなど非常にもったいないことです。

とりあえず、あなたの身近に店舗を構えている銀行の取り扱い投資信託を調べるところから投資の第一歩を踏み出して下さい。

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