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投資信託を見ただけで分かる買ってはいけない6つの危険ワード!手数料という銀行で買う大きなデメリット

銀行の窓口にいる人は投資のプロじゃない!

投資信託の良し悪しを見分ける方法をお伝えする前に、投資をしていない方が良くする勘違いについて触れておきましょう。

それは『銀行の人は投資のプロ』という勘違いです。

4コマ:銀行の仕事が大変だと嘆く女性と、子供に投資を勧められて困っているおばあちゃん

新しい投資信託の説明を受ける女性銀行員と投資の相談を使用としているおばあちゃん

女性の銀行員のいる窓口に、おばあちゃんが質問に来る。

お互いがお互いを『投資委詳しい人』と勘違いして、手数料御高い投資信託の売買が成立する。

投資の世界では「窓口で勧められた投資信託は買うな」は有名な話です。

この言葉の意味は、投資信託を選ぶ際には、自分でしっかりと情報を探し、考えることが大切だということですが、それ以上に

窓口で売られているのは、買うべきではない投資信託が多いからです。

だからこそ、自分自身でより良い投資信託を選ぶ力を身につけることが大切なんですね。
この記事では、適切な投資信託の選び方と、避けるべき投資信託をわかりやすく解説します。

また、最後にはネット証券がイマイチ信用できないという方へのアドバイスも書いていますよ。

銀行の窓口で投資を始めようと考えている方、または既に始めてしまった方、この記事があなたの手助けになれば幸いです。

注:この記事はインターネットは苦手だけど、頑張ればネット証券を使えるという方に向けて書いています。

ネットなんて絶対無理という方には別記事を書いていますのでそちらを参考にして下さい。↓↓↓

ネットが苦手でも大丈夫!銀行の窓口で始める投資のすすめ

この記事で分かる事

・ダメな投資信託は一目で見分けられる!
・目論見書はここだけ見ればいい!
・ネット証券に抵抗がある人はauカブコム証券がオススメ

この記事ではオススメしているauカブコム証券から広告収入を得ています。
auカブコム証券 

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投資経験者でも投資信託選びで失敗することが有る

実は私も仕組みを良く分からないで買った投資信託(ETF)で失敗したことが有るのです😰

今でこそサイドFIRE生活をしながら情報を発信できるくらい、投資の知識を得ることが出来ましたが、

株式相場に関係なく下がり続けていく投資信託を半年近く保有していた時期がありました。

そこそこの含み益を出して「自分は投資に詳しい人」と勘違いしていた時期です。

お恥ずかしい・・・😅

投資において経験は大切ですが、こんな失敗経験など必要ありません。

ぜひ続きを読んで、より良い投資信託を選んで下さいね。

吹き出し:最初はだれでも失敗する

デメリット:銀行は手数料を稼がないといけない

冒頭の4コマ画像はフィクションですが、銀行の窓口を担当している人が、投資信託の一つ一つについて深く理解しているわけではありません。

日本には6千本を超える投資信託が有るのです。

そもそも、営利企業である銀行の目的は私達の手数料で利益を出す事なんですよ。

自分自身が主体となって、より良い投資信託を選ぶ必要があるのです。

ライン風の会話画像:投資初心者「投資信託を見分けるのは難しい」、返信「簡単なポイントを教えるよ」

投資信託の手数料で運用成績が大きく変わります。

それでは優良な投資信託を見分けるための手段をお伝えしましょう。

まず最初に、投資を始める前に絶対に忘れてはならないことがあります。

それは『投資には手数料がかかる』という事です。

投資信託の主な手数料は保有期間中ずっとかかり続ける信託報酬ですね。

これは、投資信託の資産額から一定のパーセンテージ(年率0.1~3%弱程度)で自動的に引かれていきます。

小さな額に思えるかもしれませんが、長期的に投資を続けるとその影響は大きくなります。

下の画像は100万円分の投資信託を買って、30年保有した場合の資産額です。

資産額の差=支払った手数料ですから、その重要性に気付いて頂けるでしょう。

信託報酬を比較したグラフ、100万円投資で1%の差が、30年で100万円を超える場合もある。

信託報酬(保有コスト)の差が未来の資産額に大きく影響します。

最初の投資先選びで失敗してしまうと○十年に渡り、高い信託報酬が資産運用の足を引っ張り続ける事になってしまいます。

簡単に投資信託の良し悪しを見分ける方法を学んで、大切なお金をしっかりと守りましょう。

ライン風画像の会話:「手数料の安い投信の見つけ方を教えてくれるのか?」「高いのを見つける方が簡単なんだぞ」

投資信託の名前に潜む危険なワード

投資信託の銘柄名には警戒すべきワードが存在します。

そのワードはこちらの6つです。

  • AI・宇宙開発など、『特定の事業ジャンル』
  • 『成長』『プレミアム』等、もうかりそうなワード
  • 『アメリカと日本以外の国名』
  • 『為替ヘッジあり』
  • 『ブル』『ベア』『レバレッジ』『インバース』等の謎ワード
  • お小遣いが貰えると勘違いしがちな『分配』

それでは一つずつ解説していきましょう。

❶ブームに乗った事業ジャンルの投資信託は売り時が難しい

世間でブームになっているワードを見ると株価が上がりそうな気がしますよね。

しかし、大切な事を忘れていませんか?

それは、買った投資信託はいつか売らなければ意味がないという事です。

証券会社や銀行の店舗やホームページには『AI』等のブームに乗った投資信託の広告が貼られていますね。

しかし、数年前にブームになっていた『5G』の広告はめっきり見かけなくなりましたね。

以下のグラフチャートで値動きを見てみましょう。

5G投信のチャート、序盤は上がるが、コロナ後はインデックスに負け

オレンジ:5Gの投信 青:米国株の投信 緑:全世界株の投信 出典:マネックス証券 

コロナショック後、真っ先に上昇に転じた5Gの投資信託ですが、途中で失速していますね。

銀行の窓口で勧められるがまま買った人で、高値で売り抜ける事ができた人がどれだけいるのでしょうか?

ブームの銘柄は売り時を判断しなくてはいけない銘柄なのです。

投資信託は買ってもらってナンボですから、ブームになっている事業ジャンルをテーマに多くの投資信託が作られます。

しかし、ブームが去った後は値下がりの一途をたどる事になるでしょう。

投資上級者が短中期トレードで買うのは否定しませんが、長期投資が前提の投資初心者さんは避ける事が賢明でしょうね。

吹き出し:素人予想は当たらない

❷『成長』『プレミアム』等、もうかりそうなワードはNG

『成長』や『プレミアム』のような、一見魅力的なワードが銘柄名に含まれている投資信託はアクティブファンドと呼ばれる、プロの投資家が積極的に利益を狙う投資信託ですので、高額な手数料を伴います。

なお「プロに任せるのなら安心でしょ?」と思うのは勘違いですよ。

そのプロが戦っている相手も同じようにプロの投資家なのですから、常に勝てるわけではありません。

プロ野球選手が3割しかヒットを打てないのは、相手がプロのピッチャーだからです。

いかにも『もうかりそうなワード』は高額な手数料の証みたいなものです。

投資初心者は避けた方が賢明でしょう。

吹き出し:一流投手でも二軍選手に打たれる事もある

アクティブファンドをどうしても諦められない気持ちも分かります。
そんな方は↓↓↓の記事も参考にしてみて下さい。

★アクティブファンドに投資すべきでない理由に移動する★

❸アメリカと日本以外の国名:高い手数料になりがち

現在、世界で一番大きい国はアメリカですから、世界中の投資家がアメリカの株式市場に絶大な信頼を置いています。

そのため多くの投資資金が集まり、安価なコストで投資ができるように市場が整備されきました。

そして、私達が利用するのは日本の証券会社ですから、余計なコストをかけることなく日本の株式市場に投資する事ができます。

しかし、他の国ではそうはいきません。

例えば、今話題のインドの株式に投資するには、日本円をインドルピーに両替しなくてはなりません。

私達は日本円で投資信託を買いますから、見えないところで両替手数料が支払われているんです。

そのコストを間接的に負担するのは私達ですね。

信託報酬が割高になりやすいアメリカや日本以外の国名が含まれる投資信託は避けるべき投資信託です。

インデックス投信の信託報酬を比較:ドイツやインドだと米国の7倍以上

全世界株式や先進国株式は国名ではありません。投資してOKですよ。

❹『為替ヘッジあり』コストの割にほとんど意味がない

『為替ヘッジあり』の投資信託は円高円安の影響で価格が上下しない特徴があります。

しかし、どうせ株価が上下すれば価格は上下しますから、為替相場の影響だけを無くしたところで、たいしたメリットはないんですよ。

せいぜい「値動きが小さくて安心のような気がする」程度でしょうか。

更に、皆さんが投資を始める理由は老後の生活費や子供の教育費など、はるか未来のためですよね。

重要なのは投資信託を売る時の為替相場だけです。

為替ヘッジにはコスト(手数料)がかかりますから、延々と払い続けるのは勿体ないですよ。

投資信託を売る時に円安か円高かは五分五分なのです。

祈る事が最もコストパフォーマンスの良い為替変動対策だと思いますよ。

どうせ売却しないんだから、積立期間中の値動きなんか関係ないでしょ

たいして意味のない手数料を払い続けたくないですよね。

別記事で為替ヘッジ付き投資信託を解説しています。

www.katsurao.info

❺「ブル」「ベア」「レバレッジ」等の危険なキーワード

投資信託の名前に「ブル」「ベア」「レバレッジ」が含まれている場合、その投資信託を買ってはいけません。

これらのワードは複雑な取引を駆使して、利益を狙おうとする投資信託です。

俗に言う『デリバティブ取引』ですね。

実は質の悪い事に、稀に『投資信託売上ランキング』の上位に入って来てしまうんですよ。

株式市場が好調で株価が上がり続けると、一獲千金を夢見た一部の投資初心者さんが、これらの投資信託を買いまくるのです・・・(泣)

なお、これは私の様な一個人投資家の私見ではなく、金融庁の見解でもあります。

新NISAの取扱銘柄に名指しで除外されているのがその証拠でしょう。

金融庁が「買うな」と言っているに等しい投資信託など投資するに値しません!

新NISAの解説画像、成長投資枠の投資対象商品欄に注目↓↓↓ 

新NISAの制度解説表

出典:新しいNISA : 金融庁

吹き出し:レバナスも不要です。

❻『分配』はお小遣いじゃありません

投資信託の名前に「分配」というワードがある場合も投資すべきではありません。

その投資信託は分配金を出す事を売りにしている投資信託だからです。

分配金と聞くと「お金が増える」「お小遣い」というイメージが湧く方が多いと思いますが勘違いです。

実はただの現金の払い戻しなんですよ

投資信託を売却して、そのお金を「今月の分配金ですよぉ」と言いながら口座に振込んで来るだけです。

もちろん保有中の投資信託を売却するのですから、受取った分配金の分だけ投資信託の価格は下がりますよ。

分配金を受取っても資産が増えないことを、ピザの切り分けを例えに解説

分配金はお金が増えている気がするだけです。

分配金を出すだけなら、まだいいんですが分配金には税金がかかります。

それに加えて毎月分配型は投資信託を売却して投資家に分配する作業を毎月行っています。

毎月決算をやっている様なものですからコストが跳ね上がりますよね。

そのため信託報酬が高いです。

分配金は百害あって一利なし」と覚えておきましょう。

投資信託から現金収入が欲しい方は少しだけ売却すればOK

なお、既に定年を迎え退職金運用のために投資をされる方などは、日々の分配金で現金収入を得る事に魅力を感じる方が多い事も理解しています。

そんな方には分配金よりも保有投資信託の一部売却をオススメします。

信託報酬の安い投資信託を保有して、定期的に売却すれば実質分配金と同じですし、支払う税金も安くなります。

一部売却について解説した記事には
↓のボタンから移動できますよ。

★投資信託の一部売却のページに移動する★

買ってはいけな6つのワードのおさらい

銀行で貰ったパンフレットをチェックしてみましょう。

とりあえず目論見書はここだけ見ましょう。

さて、ここまで買ってはいけない投資信託を選別する方法を紹介しました。

ここからは投資信託の説明書『目論見書』を見て買ってもいいと判断すべきポイントを紹介します。

目論見書は投資信託の「説明書」

目論見書には投資信託の様々な情報が掲載されています。

  • 投資先:株式・債券・不動産など
  • 投資地域:国・全世界・先進国・新興国など
  • 目標とする指数:S&P500・NASDAQ・TOPIXなど
  • 手数料:購入手数料・信託報酬など
  • その他:良く分からない謎の数値やグラフ😅

ネットや書籍で投資信託の情報を調べていると「目論見書の内容を理解することが重要です」などと書いてありますが、難しいですよね。

全部を理解するのではなく、どこを見れば良いのかを知る事が大切なんですよ。

吹き出し:目論見書は作った人でも難しい

信託報酬が0.2%未満の投資信託を選びましょう

買っても良い投資信託を見分けるために最初に見るべきポイントは信託報酬です。

大抵、目論見書の最後の方に書かれているので、頑張って探してみて下さい。

日本で購入できる投資信託だと、最安クラスの信託報酬は0.1%程度ですから、個人的に0.2%を超えていたら、他の投資信託を探した方が賢明だと思いますね。

探しても見つからないのなら、そもそも初心者が投資するような投資先ではない可能性が高いです。

インデックスファンドが最低条件

次に目論見書で確認して欲しい事は、その投資信託が株価指数に連動するインデックスファンドかどうかという点です。

何処を見ればわかるかというと、目論見書の1ページ目ですね。

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の目論見書

出典:eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)目論見書
そもそもインデックスファンドってなに

インデックスファンドという言葉を聞いたことが無い方に説明しますと、日経平均株価などの、株価指数に含まれる株を全部買ってしまおうという投資信託です。

インデックスファンドの解説

注:完全に同じ値動きになる訳ではありません。

成長しそうな企業を見つけ出して投資するには知識と経験が必要ですよね。

しかし、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)という投資信託を買えば、ニュースでお馴染みの日経平均株価と同じ値動きをするのですから、投資家は難しい投資企業選びをする必要がありません。

投資初心者でも平均的な運用成績を残す事ができるんです。

もちろん日経平均の他にも米国の株価指数S&P500全世界の株価指数の投資信託も販売されていますよ。

良く分からないインデックスファンドもある

ただ、インデックスファンドならどれでもOKという訳ではありません。

世の中には変わった株価指数が有るのです。

宇宙とかVRに投資する企業とか、良く分からない株価指数もある。

これらの株式指数に投資するのもインデックスファンドですよ。

これらは『買うべきでない投資信託』の所で解説したブームに乗った事業ジャンルに近いですね。

「じゃあどうすりゃいいんだ」と思われた方。

お任せください。

投資信託の銘柄名に以下のワードが入っているインデックスファンドを選べばいいんです。

  • 日経平均
  • S&P500
  • 全米株式
  • 全世界株式
  • 先進国株式

この中から選べば外れはありません。

吹き出し画像、初心者さんが検討していた投信が全部だめだと分かり落胆、友人が励ましている。

個人的にオススメする投資信託を紹介

さあ、ここまで読んで「結局どれを買えば良いんだ?」とお嘆きの方もおられるでしょう。

そこで私のオススメ投資信託を紹介します。

なお、投資は自己責任が絶対ですから、他人が勧めている銘柄を何も考えずに購入するのは避けるべきです。

あくまで最終的に決めるのは自分自身という事は忘れないで下さいね。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

優良な投資信託は沢山ありますが、何本も紹介しては決められないですよね。

そこで1本のみ紹介します。

投資初心者さんにはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一択です。(以下、オルカンと表記)

「えっ?米国株式じゃないの?」と思われた方がいるかもしれませんね。

確かに過去の利回りは米国株の方が利益が出ています。

S&P500とVTを比較した画像でS&P500が圧勝

比較チャート:Investing.com - FX | 株式市場 | ファイナンス | 金融ニュース

あえてオルカンをオススメする理由は、投資期間中に余計な事を考える必要が無いからです。

現在は米国株式への投資が良い選択かもしれませんが、○年後に日本が奇跡の復活を遂げ、米国と肩を並べるかもしれません。

そんな時、「米国以外にも投資すべきなんじゃ?」と迷いますよね。

悩むという事は不安になるという事です。

オルカンに投資していれば、自動的に投資割合が調整されますので、悩む必要はありません。

オルカンに投資すれば世界情勢がどんなに変化したとしても、

完全にほったらかしで投資ができるんです。

全世界株式の投資国の割合が自動で調整される。

日本が少なく感じますが、これでも2位なんですよ。

www.katsurao.info

他にもオルカンには以下の様なメリットも有りますよ。

  • 最安クラスの信託報酬
  • ほとんどのネット証券で購入できる

オルカンについては別記事でも解説しています。
ボタンから解説ページに移動できますよ。

★オルカンの解説に移動する★

投資はインターネットの証券会社で始めて下さい

最後はどこで投資信託を買うべきかをお話ししましょう。

まず、いつも使っている銀行や通勤途中に有る証券会社の窓口には近寄ってはいけません!

銀行でも優良な投資信託を扱っている所もありますが、その多くがインターネット口座限定の取り扱いです。

どうせインターネットで口座を作るならネット証券に口座を作ってしまいましょう。

有名な大手ネット証券はこちらです。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

「はいはい、良く紹介されるネット証券だよね」と思われましたよね😅

インターネット証券に抵抗がある方には『auカブコム証券』がオススメ。

大きな店舗を持つ銀行と比べて、実態の見えにくいネット証券を好きになれない方の気持ちも分かります。

だからこそ、この記事にたどり着き、ここまで読んで下さったのでしょう。

そんな方には、都市銀行の三菱UFJ銀行と同じグループ会社のauカブコム証券をオススメします。

良く分からない謎のネット証券より三菱UFJフィナンシャル・グループなら安心できると思いますよ。

更に、ご本人ではなく親御さんが「ネット証券は嫌だ」という理由で、投資を始めてくれないの場合も、

無理にネット証券を勧めるのではなく都市銀行のグループ会社というイメージを利用すると説得しやすくなります。

もちろん、私がオススメしているオルカンの買付も可能ですよ。

↓↓↓公式ページでauカブコム証券がどんな証券会社か調べる↓↓↓
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まとめ:買ってはいけない投資信託

残念ながら銀行の窓口は投資を始めるのに適した場所ではありません。

むしろ近づいてはいけない場所です。

今回の記事では銀行で投資を始めようか検討中の方に、買ってはいけない投資信託の見分け方を解説しました。

今日のおさらい

銀行の窓口で貰えるパンフレットには、かなりの高確率でこれらのワードが使われているはずですよ。

難しい目論見書についても少し解説しました。

投資経験のない方が読むとほとんど理解できないかもしれませんが安心して下さい。

投資のベテランだってほとんど解りません!

投資初心者さんは

  • インデックス投資か
  • 信託報酬は安いか

とりあえずこれだけ分かれば十分でしょうね。すべて理解しようとするのは時間の無駄です。

もしも投資信託の銘柄選びを趣味でできる方でしたら、全解読に挑戦してみて下さい(笑)

オススメの投資信託はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

投資先は以下のインデックスファンドの中から選べば良いでしょう。

  • 日経平均
  • S&P500
  • 全米株式
  • 全世界株式
  • 先進国株式

しかし、個人的意見としてオルカンを強く推しました。

過去の利回りだけ見るとS&P500に魅力を感じますが、オルカンには大きなメリットがあります。

それは世界の経済がどう動こうが、完全にほったらかしで投資が可能な事!

これは大きいですよ!

それでは投資信託選びに悩む皆さん、ぜひ上記のポイントを踏まえ、より良い投資生活を送る一助となることを願っています。

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書評:話題の投資本『ほったらかし投資FIRE』を徹底批判!QYLDはおすすめしません。

おすすめできない書籍『ほったらかし投資FIRE』の書評。QYLDでFIREできるはずがない!

サムネイル『ほったらかし投資FIRE』

『嫌な仕事から解放されての、悠々自適な生活』、通称FIREが話題になる事が増えてきました。

しかし、賢明な皆さんならば、そんなこと簡単に出来ない事は重々承知のことでしょう。

とはいえ、心のどこかで「実は裏技が・・・」と考えてしまいますよね。

だって、人間なんですから(笑)

そんな人間の弱さに付け込んでくる書籍が『ほったらかし投資FIRE』なんです。

この本を要約すると、

  1. 米国ETF『QYLD』に投資する。
  2. 分配金をQYLDに再投資する
  3. FIREする。

という内容です。

先に結論を書くと「QYLDではFIREできません!

正確には、QYLDなんかよりインデックスつみたて投資でFIREを目指す方が、

まだ可能性が高いんですよ。

この記事を読んでいただければ、この書籍を参考にしてFIREを目指す事が、

いかに馬鹿馬鹿しく無謀であるかが分かって頂けます。

あなたが本気でFIREを目指されているなら、ぜひ最後までお付き合いください。

娯楽として読むならアリ、書店ではファンタジー小説の棚に置いてもらいたい↓↓↓

この記事はこんな方に読んで頂きたい。

  • 書籍『ほったらかし投資FIRE』を真似しようと思っている。
  • 既に多額のQYLDを保有してしまっている。

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QYLDは『ほったらかし』で保有できるETFじゃない。

先に「そもそもQYLDって何?」と言う方の為に簡単に説明しましょう。

QYLDとは

  • 米国のETFです。(投資信託みたいな物)
  • 分配金の年利回り約12%が特徴。
  • NASDAQを利用した複雑な投資手法で利益を目指します。
    注:NASDAQに組み込まれている企業の株式に投資するのではありません!

QYLDは仕組み上、少しずつ基準価格(元本)が下落していくETFなので、それに合わせて貰える分配金も減っていきます。

高利回りの分配金を貰っても、割に合わない投資先なんです。

QYLDの元本が減れば分配金も減る

QYLDの元本が減れば、同じ利回りでも分配金が減ります。

QYLDの仕組みについて詳しく解説すると長くなるので、とりあえず

「分配金の利回りは高いけど、元本と分配金が減っていく投資信託」と考えて頂ければOKです!

QYLDが少しずつ下落する仕組みは、別記事で解説していますので、気になる方は、そちらも参考にして下さい。↓

【QYLDは下落する!】小さなリスクで年利10%の高配当は不可能です!

書評:『ほったらかし投資FIRE』

それでは、『ほったらかし投資FIRE』の内容に移りましょう。

導入は「FIREに興味は有っても、投資の勉強をする時間は無いですよね」といった書き出しから始まりました。
その後、「米国株の高配当再投資なら、毎月3分チェックするだけ」と書いてあるのでで、

簡単に誰でもできそうな気にさせてくれます。(笑)

続いて、本文に入ると、FIREがどれだけ素晴らしいかを熱く語ってくれますが、

まあFIREに興味がある人には、想像が付くでしょうから、

読み飛ばしてもイイでしょうね。

米国の高配当企業は素晴らしい!

さて、肝心のFIREする為の情報については62ページから。

まずは高配当を出す米国企業が、どれだけ素晴らしい投資先かという解説が続きます。

  • 英語でビジネスをしている。
  • 米ドルは世界の基軸通貨
  • 配当金は株価が下がっても支払われる。
  • 連続して配当金を増やしている企業は特に安心。

結果、「米国の高配当株に投資して、FIREしましょう」という流れですね。

この辺りの米国企業の解説は、読み易くまとめられていましたので、

投資初心者さんでも、すらすらと読み進めることが出来るでしょう。

FIREとは資産から毎月20万円の収入をえること

次に、この書籍のFIREの定義を示してくれます。

ただ単に「こうすれば儲かりますよ」ではなく、明確に基準を設けてくれるのは、有難いですね。

FIREの定義は安定して月20万円のインカムゲインを得られる事でした。

東京のど真ん中で生活するには厳しいでしょうが、FIREすれば好きな地域を居住地に選べるので、現実的な額だと思います。

この後、QYLDという年利10%を超える米国ETFを紹介し、QYLDをつみたて投資すればFIREできますという内容なのですが・・・

ライン風の画像

『ほったらかし投資FIRE』は勘違いするように書いている?

次に、私の感想を含めた、書籍の内容に入っていきましょう。

なお、この書籍を手に取る前から「QYLDでFIREを勧める、恐ろしい本が有るらしい」と聞いていたので、

色眼鏡で見ていた事は認めますが、それを差し引ても、

「間違ったことは書いていないが、敢えて勘違いするように書いているな」

というのが正直な感想でした。

この書籍の最終的な結論は、「QYLDの分配金を再投資すればFIREできる」という主張なのですが、

主に3点で勘違いを狙っているなと感じた訳です。

  1. QYLDは高配当株に投資するETFである。
  2. QYLDの基準価格(株価)は安定している。
  3. QYLDは分配金が多いからFIREに向いている。

これ全部、勘違いですからね!

QYLDは高配当株とは関係ありません。

この書籍の本題である、ほったらかしでもFIREできる理由は62ページから始まります。

要約すると、「優良企業の配当金は株価が下がっても安定して支払われるから安心」といった感じですね。

まあ、安定して高配当を出してきた企業は、株価が少し下がった所で減配は早々ないですから、嘘はついていません。

嘘はついていませんが、勘違いさせようとしている悪意が感じられました。

連続増配企業の素晴らしさを書かれても?

書籍の前半ではQYLDはあまり登場しません。

高配当を出す企業や連続増配を続ける企業を紹介し、いかに米国企業が素晴らしいかを語ってくれます。

そして、その後に「年利回り10%を超える米国ETF『QYLD』がありますよ」と続くわけです。

誰だって『高い配当金を出す企業に投資するETF(投資信託)』だと勘違いしますよね。

再び書きますが

QYLDと高配当株は何の関係もありません!

QYLDはNASDAQを利用した複雑な金融取引で利益を目指すETFです。

そのNASDAQには、配当金を出さずに自社ビジネスへ再投資する企業が多いのですから、

むしろ高配当企業と縁の薄いETFと言えるでしょう。

QYLDは高配当の企業に投資していません。

QYLDの基準価格(株価)は右肩下がりでしょ?

『ほったらかし投資FIRE』の書籍中には、QYLDで受取った分配金をQYLDに再投資した場合と、

米国の株価指数であるS&P500に投資した場合を比較した表が登場します。

何事もデータで比較するのは良い事なのですが、分かり易くするためと称して

基本右肩下がりのQYLDの基準価格が変わらないものとして計算されているんです。

なお、それだけのハンディを貰っても、結果はS&P500の方が早く資産が増えるという、結果だったのですが、

その後「先にFIRE出来るのはQYLDの方』という、謎理論が展開され始めました。要約すると

  • 1. 資産はS&P500の方が早く増えるけど、
  • 2. QYLDの分配金利回りは年12%なので、
  • 3. 手元に多くの現金が振り込まれるのはQYLDの方。
  • 4. だから、FIREにはS&P500よりQYLDの方が向いている。

だそうです・・・それなら

S&P500を年12%で取り崩せばいいでしょ?

という訳で、私が代わりに2014年からのS&P500(IVV)でグラフにしてみました。

IVV-QYLDの比較グラフ

IVVは分配金を再投資の後、毎月1%の売却

QYLDは年利回り12%の分配ですが、基準価格は当初の66%まで、下落しています。

IVVの毎月1%を売却も83%まで下落していますが、それでもQYLDよりは遥かにマシです。

これなら、より多くの元本が残っているIVV(S&P500)を保有した方が、より多くの現金を受取ることが出来ますよね。

QYLDの有利な点を無理やり探すとすれば、自動で分配金が口座に入金される事くらいでしょうか?

しかし、『ほったらかし投資FIRE』の書籍中では、

資産を増やす段階で、投資に掛ける時間は

QYLDの分配金を再投資する毎月3分だけ」、だから「ほぼ、ほったらかし」という主張でした。

いや、その3分でIVVの売却注文を出せるでしょ!!!

吹き出し、売却すれば同じでしょ

良書『ほったらかし投資術』と勘違いしてませんか?

実は『ほったらかし投資FIRE』と名前が似た投資本で『ほったらかし投資術』という良書が有ります。

「良い書籍と聞いたんだけど?」という方は、こちらの書籍と勘違いしていませんか?

ほったらかし投資術』は投資初心者さんに向けた、インデックスつみたて投資の教科書的な良書です。

FIREとはいかない物の、資産を増やす大きな道標になってくれるでしょう。

『ほったらかし投資FIRE』書評のまとめ

まず、夢の無い事を申し上げますが、投資本を一冊読んだだけで、FIREなんかできません!

『ほったらかし投資FIRE』は読者の勘違いを誘う点が多くあり、とてもおススメできない書籍です。

ある程度、投資の知識がある人が娯楽として読むのなら、読みやすく色々な意味で面白い書籍ですが、投資の参考に出来るような内容ではありません。

もしも『ほったらかし投資FIRE』の手法でFIRE出来る人が、同じ額でインデックス投資をすれば、

遥かに短い時間でFIRE出来るだけの資産を手に入れる事が出来るでしょう。

『ほったらかし投資FIRE』の特に注意して欲しいポイント!

  • QYLDは高配当や連続増配の企業に投資してません。
  • QYLDは仕組み上、少しずつ下落するETFです。
  • 分配金が無くても、売却すれば現金を受取れます。

そして何よりQYLDは基準価格が変動せず、年利12%を超える分配金を出せるような

魔法のETFではありません。

FIREは目指すより、インデックス投資で堅実に

投資の裏技など探しても無駄です。

有るのかもしれませんが、私達の様な一般市民が簡単に手に出来る書籍に書いてあるはずがありません。

幸いにも私達にはインデックスつみたて投資という、投資の知識や経験が無くても、本当にほったらかしで資産を増やすことが出来る手段があります。

老後を優雅に迎えられる程度の資産なら、苦も無く築くことが出来るでしょう。

インデックスつみたて投資には以下のようなメリットが有ります。

  • リスク分散効果が高い:市場全体に分散投資するため。
  • 運用コストが低い:アクティブファンドのような高額の運用費用が必要ないため。
  • 長期投資に適している:市場全体の成長に投資するため、一時的な変動による影響を受け難い。
  • 手軽に始められる:投資信託やETF(上場投資信託)などが多数存在する。
  • 透明性が高い:S&P500などの指数に基づいた投資なので、QYLDのように「何に投資してるか分からない」なんて事がない。

『ほったらかし投資術』やブログ主のよしきよが、イチオシのインデックス投資信託『オルカン』を別記事で解説しています↓
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その時にFIREするかどうかを決めれば良いんです。

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年利10%の誘惑:QYLD投資前に絶対に知っておくべきリスクと落とし穴

デメリットばかりQYLDの高配当に潜むリスクを画像で解説。

QYLD解説

「配当利回が高くて、安定している様に見える」事で有名な米国ETF

『QYLD:Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF』

NASDAQの名前が入った高配当ETFという事で、気になっている方も多いんじゃないでしょうか。

しかし、投資信託やETF投資でサイドFIREを達成した私としては、絶対にナシなETFです。

有名インフルエンサーが「QYLDでFIREできる」と謎の書籍を出していようともナシです。

書評:話題の投資本『ほったらかし投資FIRE』を徹底批判!

その理由は、ETFの仕組みが

上昇しないけど、すぐに下落する

という物だからです。

この記事では以下のような、QYLDの特徴や良くある勘違いを、画像付きで解説しています。

  • 安定しているのは配当金額ではなく利回り。
  • そもそもナスダック投資ではない
  • 普通のナスダック投信の方が好成績。
  • 通常、右肩下がり。

QYLDの仕組みが良く分からないまま、勘違いして買っている皆さん、大切なお金を守るため、ぜひこの記事を役立てて下さい。

注:本来、株式は(株価・配当金)、ETFは(基準価格・分配金)ですが、解説しやすくするため、この記事では全て株価・配当金と書かせていただきます。

年利10%の高配当利回りだが、配当金額は下落

QYLD配当金と配当利回り

配当利回りが安定してても配当金が減っては・・・

QYLDの配当金状況

配当利回りは12%付近で安定、配当額はQYLDの株価に連動して下落。

上のグラフはQYLDの配当金状況です。

黄色線の配当利回りは約12%で安定しているのに対し、配当金額は下がっていますね。

昨年10月の配当金が19.67ドルで今年10月は16.26ドルですから、配当金額は約17%減です。

配当金額が減っても、同時にQYLDの株価も下落した為、配当利回りは高いまま維持されるんですね。

もし、QYLDに投資を検討している理由が「安定して高利回りの配当金が受け取れるから」なら、それは見当違いです。

あなたが欲しいのは高い利回りではなく、高い配当金ですよね。

QYLDはナスダック投資ではない。

QYLD解説、ナスダックじゃない。

ナスダックに投資する人に保険を売って配当を出しています。

高配当株ETFで有名なSPYDやHDVは投資先の株式から受取った配当金から、ETFの配当金を支払いますが、QYLDはナスダックに投資する投資家に保険を売った保険料から配当金を出しています。

???ですよね。

この保険料(コール・オプション)については記事の中程から、詳しく解説しますので、ここではとりあえず。

QYLDはナスダックに投資するETFではない。

という事だけ理解して下さい。

ナスダックの上昇に期待してQYLDを買うのは、お門違いなんですね。

ナスダックの方が実質的に高配当になる

QYLDとナスダックを比較

QYLDに有利な条件で比較しても、ナスダックに敵いません。

QYLDを持っている人に、投資している理由を尋ねれば「ナスダックに投資して沢山の配当金を貰えるから」と答える人が殆んどでしょう。

しかし、上のグラフはナスダックとQYLDを比較したものですが、QYLDは税金が引かれる前の配当金を全額再投資しても、ナスダックに完敗していますね。

そもそもナスダック投資じゃ無いですし。

もしも、投資前にこのグラフを見たら、QYLDに投資する人はいないと断言できますよ。

ナスダック投資で現金が受取れる

ナスダックの投資信託とQYLDを比較。

ナスダックの方が毎月受け取るお金も、資産額も有利です。

無理やりにでもQYLDに有利な点を挙げるとしたら、毎月配当金が口座に振込まれる事くらいでしょうが、それも一手間掛ければナスダックでも同じ効果が得られます。

それは、楽天証券が提供する投資信託の定期売却サービスを利用する事です。

定期売却サービスは読んで字のごとく、保有している投資信託を定期的に一部売却をしてくれるサービスで、仮に毎月0.83%売却の設定をすれば、実質『年利10%の毎月分配ナスダック投資信託』が完成します。

もはやQYLDに投資する理由は、「変わった米国ETFを保有してみたい」以外に思い付きません。

趣味で米国ETFを買っているので無ければ、即刻全売却して、楽天証券に口座を作って、『eMAXIS NASDAQ 100』等の投資信託に乗り換えてしまいましょう。

定率で定期売却サービスを利用できるのは楽天証券だけです。
楽天証券

QYLDの配当原資は

ここからは、QYLDがどの様な手法で運用されているETFかを解説していきます。

ここまで読んでなお「ひょっとしたら時期が悪いだけで、ナスダックに勝てるかもしれない」と淡い期待を持たれている方を、絶望の淵に落として差し上げましょう。

QYLDのの仕組みを理解するうえで、知っておかなくていけない単語が有ります。それはコール・オプション(以下、コールOPと記)です。

投資の掛け捨て保険『コールOP』

例えば車の免許を持っていると、殆んどの人は自動車保険に入っていますよね。

少額のお金を保険会社に支払う代わりに、事故を起こした時の多額の賠償を、全て保険会社に肩代わりしてもらう契約です。

投資の世界でも、先に少額のお金を支払う代わりに、投資の損失を肩代わりしてもらう、仕組みが有るのです。それがオプションです。

では、画像を使って解説していきましょう。

オプション解説、株価の予想をする二人。

株の値上がりを心配する人と、暴落を予想する人がいます。

左の金髪の女性(以下、金髪さん)は、どうしてもA社株を買わないといけないのに、2月1日にならないと、資金を準備できません。

もし、株価が更に上昇してしまえば、購入の為に、無理して資金を調達しなくてはなりませんから、株価の上昇で大きな損失を被る事になってしまいます。

もしもこの時、株価が100万円より上がった分の資金を肩代わりしてくれる、損害保険があったら入りたいと思いますよね。

逆に、右の女性は株価下落の未来を予想をしています。(以下、ミライさん)

オプション解説、契約成立

保険料を払ってでも確実に買いたい人と、暴落を予想する人の利害が一致。

全く逆の株価予想をしたことで、二人の利害が一致しました。

金髪さんはオプション・プレミアム(以下、OPプレミアム)と呼ばれる保険料を支払う事で、確実にA社株を手に入れる事が可能になり、

逆にミライさんは、保険料を受け取る事が出来ました。

今の状況を整理すると、こんな感じになります。

  • 金髪さん:2月1日にA社株を100万円で買う権利を手に入れた。
  • ミライさん:2月1日にA社株を100万円で売る義務を負った。

この状態で2月1日を迎えるとどうなるか、見てみましょう。

オプション解説3株価下落

ミライさんの予想が当たり、誰も損しない平和な世界。

株価が80万円に下落したので、金髪さんの持つコールOPの意義は無くなりました。

証券会社で80万円で買えるA社株を、100万円で買おうとする人はいませんからね。

コールOPが無駄になってしまいましたが、金髪さんはA社株を買う事ができて満足しています。

さらに、ミライさんは、株を売る義務は2月1日で消滅し、受取ったOPプレミアムが利益として確定しました。

二人の状況はこんな感じでしょう。

  • 金髪さん:コールOPの費用は無駄になったが、A社株を買えて満足
  • ミライさん:受取ったOPプレミアムで小銭を稼げたので満足。

コールOPが使われなければ、誰も不幸になる事はありません。しかし・・・

オプション解説4値上がりしてしまった。

ミライさんは小銭の為に大きな損失を被ってしまいました。

ミライさんの予想は外れ、株価は200万円まで急騰してしまいました。

しかし、金髪さんはコールOPを持っているので、A社株を100万円で入れることが出来ます。

悲惨なのはミライさん、時価200万円のA社株を100万円で売り渡さないといけないのですから、大損です。

  • 金髪さん:コールOPを利用して、A社株を買えたから満足。
  • ミライさん:コールOPの義務を果たすために大損・・・

因みに極端な話ですが、株価がもし1億円に成ったとしても、ミライさんは100万円で売り渡す義務が有ります。

コールOPを売るという事は人生を破滅させる可能性が有る危険な取引なんですよ。

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カバードコール戦略の仕組み。

この危険なコールOPの売却で高い配当金を出しているのがQYLDなのですが、ただ単にコールOPを売っているわけではありません。

ちゃんと、株価が上昇しても絶対に破産しない対策が取られています。

それは、コールOPを売るのと同時に、同じだけの量の株式を買い付ける事です。

カバードコール戦略の解説1

株価が急上昇した時に備え、先に株を準備しておきます。

万が一、株価が急上昇しても、既に保有している株を売り渡せば、コールOPの義務は果たせるのですから、株価急騰で破産することは有りませんね。

しかし、株式を保有する事で、コールOP売りだけの時には無縁だった、株価下落のリスクが加わってしまいました。

カバードコール戦略解説2

株式を保有すれば、下落で損失を被ることになります。

もしも、株価が下落したら、下落した分だけ損失を被ることになります。

これが、『コールOP売却と株式の保有を組み合わせた取引』カバードコール戦略と呼ばれている投資手法なのです。

さらに重要なことが有ります。

「QYLDは株価上昇の利益を放棄するETF」と聞いたことは有りませんか?

保有している株式がどれだけ上昇したとしても、それは決められた株価で売り渡す為に保有しているだけなのですから、利益は得られません。

つまり、カバードコール戦略は

  • コールOPの売却で小銭を受け取る。
  • 保有株の値上がり益は全て放棄する。
  • 保有株の値下がり損は損失になる。

『利益は少しだけ、損失は保有株の下落リスク全て』という、なんとも割に合わない投資手法なのです。

そんなカバードコール戦略が、投資の世界で行われている理由は、未来の株価が比較的予想しやすい短期投資において一定の効果があるからにすぎません。

ただ、幸か不幸かナスダックは株価の乱高下が激しく、コールOPが高値で売れるうえ、QYLDが設定されて以降、株価が基本的に右肩上がりなので、カバードコール戦略でも、配当金込の計算でプラスになってしまっています。

しかし、ナスダック右肩上がりなら、普通にナスダックに投資すればいいでしょ?という話ですよ!

カバードコール戦略は本来なら、高配当株投資のように、長期を前提にする投資手法では無いんですね。

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最大のデメリット:QYLDは簡単に下がり、上がり辛い

ここまでカバードコール戦略は利益は少なく、損失が大きい投資方である旨をお伝えしましたが、これに長期投資が加わると、輪をかけて最悪の投資方に成り下がってしまうんですよ。何度でも言いますが

残念ながらQYLDの事です。

期日の度に下落し易く

カバードコール戦略には必ずコールOPを精算する期日が有ります。上の例ですと2月1日の事ですね。

この期日でコールOPが期限切れになるので、新たなコールOPを売り、ナスダックの株を購入するのですが、この期日が訪れる度に、私達が損しやすくなっている事をご存じでしょうか?

カバードコール戦略解説1

カバードコール戦略で、株価が上昇して期日を迎えた場合。

カバードコール戦略の特徴は「株価が下落すると、下落分の損失を被る」という解説をしましたが、どこを基準にして下落なのでしょうか。

答えは、期日の株価です。

株価が順調に上昇して期日を迎えると、新たにコールOPを売ります。

それまで保有していた株式は、コールOPの義務に従い、売却していますから、新たに値上がりしたナスダックの株を買わなければなりません。

つまり、期日の株価から下落した分が損失になるのです。

運よく二期連続で上昇したとしても、次の三期目は、再びその上昇した株価を基準にコールOPが売却され、株式が買われます。そして四期目・・・

株価が上昇すればするほど、下落する幅も大きくなるのですから、ナスダックが上がれば上がるほど、QYLDが暴落する可能性が高まっていることになりますね。

QYLDは毎月配当のETFですから、この期日が毎月訪れるのです。

期日の度に上昇しづらく

カバードコール戦略解説2

カバードコール戦略で、期日を株価下落で迎えたら。

続いて、ナスダックが下落して期日を迎えた場合も見てみましょう。

期日はコールOPの精算日ですから、新たなコールOPを売却します。そして、前期のコールOPはナスダック下落で株式売却の義務が消失したので、保有していた株式は下落したまま手元に残っていますね。

さて、ここからナスダックが反転上昇したらどうなるでしょうか?

分かりますよね、カバードコール戦略の特徴の一つが、「保有株式の値上がり益は放棄する」ですから、ナスダックがどれだけ上昇したとしても、保有中の株式はコールOPの義務に従って引き渡すだけです。QYLDの株価には何の影響もありません。

一度下がってしまったQYLDが再び上昇するのは、もの凄く難しい事なんです。

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QYLDが上昇する事もある。

それでもQYLDの値動きを見ると、上昇している所も有りますよね。QYLDの株価が上昇する場面は以下の2つです。

  • 期日と期日の間で、一度下落した後に上昇した。
  • 受取るOPプレミアムが高額だった。

期日の間のQYLDの株価は、保有株の株価とOPプレミアムの変動によって上下します。期日をまたがない限り、損失ラインも利益放棄ラインも変わりませんから、一度下がった後に急上昇する場合もあるでしょう。

更に受取るOPプレミアムが高額だった場合も、QYLDの株価が上昇する可能性があります。

OPプレミアム解説

順調な上昇より、投資家が不安になる乱高下の方がOPプレミアムが高くなります。

OPプレミアムは投資における掛け捨て保険料ですから、投資家がリスクが高いと不安になるほど、高額のOPプレミアムを受け取る事が出来ます。

大災害が起きた直後なら、少し高い損害保険でも入ろうとする人が増えるのと同じですね。

QYLDはOPプレミアムから毎月の配当金を出していますが、受取ったOPプレミアムには以下のルールがあるため、全額を配当金に回すわけではありません。

  • 純資産総額の2%以上⇒純資産総額の1%を分配金に回す。
  • 純資産総額の2%未満⇒受取ったOPプレミアムの半分を分配金に回す。

どんなに高額のOPプレミアムを受け取っても、配当金に回す額は最高で純資産総額の1%までですから、残りが多いほど純資産総額が増える、つまりQYLDの株価が上昇することになります。

しかし、ただOPプレミアムだけが増えたところで、前述の通りQYLDには下落し易く、上昇を妨げる特性が有ります。

そのため、QYLDが順調に上昇するのは「ナスダックが大きな値動きを繰り返す、しかし、期日には元の株価に戻っている」という限られた状況が長期に渡り続く場合だけなのです。

値動きが横ばいは、ナスダックの値動きで、最も無さそうな値動きですよね。

これではとても安定した上昇は期待できません。

何度でも言いますが、普通にナスダックに投資すれば良くないですか?いや、ナスダックに投資しましょう!

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QYLDのデメリットを再確認:高利回りに惑わされないで。

今回の記事ではナスダックに投資している様に見えて、年利回り10%越えの安定した高配当を出す事で有名なQYLDについて解説しました。

長々と書きましたが、結論は一つ

「QYLDに投資するのは止めましょう!」

という事です。

その理由は主に4つ。

  • 安定しているのは配当金額ではなく利回り。
    安定しているのはQYLDの配当利回りであって、配当額ではありません!
  • そもそもナスダック投資ではない。
    QYLDが投資をしているのは、『ナスダックに投資をしている投資家に向けた保険』です。
  • ナスダックの投資信託の方が好成績。
    ナスダックに投資する投資信託を毎月一部だけ売却した方が、有利な投資ができます。
  • QYLDは長期投資と相性が絶望的に悪い。
    QYLDは月に一度の期日を迎える度に、下がりやすく上がりにくくなります。
投資信託の定期売却

高配当株投資の目的は、配当金を得る事ではなく、資産が産み出した利益で、日々の生活を豊かにすることです。

銀行口座に現金が振り込まれるのなら、その手段が配当金である必要はありません。

QYLDの年利回り10%超の配当金という魅力的な餌に釣られて、謎のETFを保有するよりも、世界的に有名なナスダックに投資して、そこから利益を少しずつ受け取る方が合理的だとは思いませんか?

幸いなことに楽天証券では、投資信託の定期売却サービスを提供しており、『eMAXIS NASDAQ 100』等の投資信託を買い付けた後、1度だけ定率売却(毎月0.87%)を設定してしまえば、QYLDの平均配当利回り以上の額の現金が毎月振り込まれます。

しかも、基本的に右肩下がりのQYLDと比べ、資産が残る可能性も高いでしょう。

みなさんがQYLDや東証に上場されたETF(2865)の仕組みと特性を理解して、なお保有を継続されるのならば、私がとやかくいう事ではありませんが、ナスダックに投資する高配当ETFと勘違いして投資をしているのなら、速攻で楽天証券&投資信託の一部売却に乗り換えて下さい。

そうしないと、大切な資産を減らし続ける事になってしまいますよ。

投資信託の毎月定率売却が出来るのは楽天証券だけ。楽天証券

QYLDは魔法のETFじゃありませんよ!
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【楽天エクステ預金と同じ仕組み】お客ばかりが損してしまうコーラブル債

利回りが高いコーラブル社債を勧められていませんか?

ここ最近で仕組債を販売停止する金融機関がチラホラ出てきましたね。

なんでも商品説明が不十分で、顧客が想定外の損失を被っているのを、金融庁が問題視しているとか何とか・・・

仕組債には様々な種類がありますが、その中にコーラブル債があります。

「いやいや債券なんかに興味はないよ」と思われましたか?

実は身近なところにあるんです。

コーラブル債とほぼ同じ仕組みなのが楽天エクステ預金です。

ヤメトケと説得されても、高利回りの魅力に負けて、投資してしまいそうな皆さん!

この記事を最後まで読んでいただければ、必ず手の平を180度返し、アンチ仕組債&エクステ預金派に転生してくれることでしょう。

自分の大切なお金を守る為、ぜひ最後までお付き合いください。

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コーラブル債と普通の債券は何が違うの?

普通の債券とコーラブル債の違いが、如実に表れるのは、市場金利が動いた時です。

市場金利が変わっても、債券や通常の定期預金は契約した時の利率が変わりませんから損得が発生しますね。

普通の債券(普通の定期預金)

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:市場金利相当の利息が貰える。
  • 金利が下落:市場金利より高い利回りの利息が貰える。

コーラブル債(楽天エクステ預金)

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:通常社債よりチョット高い利息が貰える。
  • 金利が下落:早期償還されるが、低い利回りの投資先しかない

それでは、詳しく解説していきましょう。

固定金利の債券投資は、かなり難しい

固定金利の債券投資は決められた利息を貰い、満期に投資元本が償還されるのが一般的です。

そのため、簡単な投資と思われがちですが、実はけっこう高レベルな投資なんですよ。

それは未来の金利を予想して投資する必要があるからです。

固定金利の債券投資

固定金利の債券投資は金利の変化が影響します。

コーラブル債とは満期前に勝手に償還(返金)されてしまう債券

普通の債券は満期に額面が償還されますが、コーラブル債には「社債の発行者は、満期が来る前でも償還(返金)して良い」というルールが追加されています。

コーラブル債と通常債券の違い

発行者はコーラブル債で、金利下落のリスクを回避できます。

本来、金利が下落した場合に、恩恵に預かれるのは、債券を保有している、私達なのですが、コーラブル債はその恩恵を受ける前に早期償還されてしまいます。

という事は、別の誰かが代わりに恩恵を受けたという事になりますよね。

その別の誰かとは勿論、コーラブル社債を発行した会社側です。

その恩恵とは、金利下落のリスクを負うことなく、固定金利でお金を借りることができる事です。それがコーラブル債なんです。

コーラブル債が発行されると、どうなるの?

例:このようなコーラブル債があったとしましょう。

  • 満期:10年後
  • 利率:年5%
  • 利払日:年2回
  • 早期償還日:各利払日
  • 早期償還条項:発行体は、早期償還日において額面金額にて償還する権利を有する。

コーラブル債の仕組み1

社債を発行したい、でも、金利が読めないから不安
コーラブル債が早期償還されるのは、私達(貸し手)が不利なタイミングの時

このコーラブル債の金利は、普通の債券より少し高い金利で発行されます。

発行者側が支払う金利は若干多くなりますが、金利下落リスクを回避するための、掛け捨て保険みたいなものですね。

その高利回りを目当てに、買う人がいるのですが、何のリスクもなく高い利息を受け取れるはずありませんよね。

このコーラブル債を買う人は、どんなリスクを負うことになるのでしょうか。

コーラブル債2

高い利回りは、高いリスクの裏返しなんですが・・・

コーラブル債の最大の特徴は、満期前でも債券の発行側が「償還したい」と思えば、元本価格で償還されてしまう事です。

「元本が返金されて、それまでの利息も貰えるんだから、良いんじゃない?」と思われましたか。

注目すべきは、返金される額ではなく、コーラブル債を発行した会社の好きなタイミングで返金できるという方です。

好きなタイミング=有利なタイミング

というのは分かりますよね。

発行会社の有利なタイミングは、当然、私達には不利なタイミングです。

金利が上昇した場合は償還しない

上のポスターのコーラブル債は固定金利5%です。

この時の市場金利が4%とすると、かなりの高利回りですよね。

しかし、金利が9%を超えるまでに急上昇したらどうなるでしょうか、私達からしたら5%の債券なんて、金利が低すぎて魅力ないですよね。

しかし、債券を発行した側からすれば、市場の金利より、かなり安い金利でお金を借りていることになりますから、ものすごく魅力のある債券という事になります。これは通常の債券もコーラブル債も変わりません。

このように金利が上昇している時には絶対に早期償還されません。

コーラブル債の仕組み3

固定金利の債券は金利上昇に弱いんです。

金利が下落したら、コーラブル債を早期償還して借り換える

金利が下落してしまった時こそ、コーラブル債の腕の見せ所です。

一時期9%超まで急上昇した金利が1%代まで急降下したとしましょう。

この時、通常の固定金利社債だと5%の金利を払い続けることになるのですが、コーラブル債は好きなタイミングで早期償還する事が出来ます。

市場金利が大きく下がっているのですから、他から1%代の激安金利でお金を借りてきて、コーラブル債を早期償還してしまえば、5%もの高い金利を払わなくて済みます。

住宅ローンの借り換えに近いですね。

つまり、コーラブル債は

金利が下がった時に早期償還されます。

コーラブル債の仕組み4

住宅ローンでお馴染みの借り換えです。

額面金額を返金された私たちは、その資金を何処に投資すれば良いのでしょう?

市場金利は下がっていますから、高い利回りの債券など、どこにもありません。

コーラブル債で高利回りの債券を見つけたと思ったのに、結局、低利回りの債券しか選択肢が無くなってしまうんですね。

コーラブル債券を買うという事は、金利が上昇した時のリスクはそのまま、金利が下落した時に受けられる恩恵を放棄したうえ、発行者側が取るはずのリスクを肩代わりさせられている様なものなんです。

楽天エクステ預金も仕組みは同じですから、こんな不利な取引をお得な定期預金のつもりでやっているんです。

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まとめ:コーラブル債は金利リスクを私達に押し付ける金融商品

コーラブル債券や楽天エクステ預金は私達にとって、割に合わない投資先です。

それは、わずかな割増し金利の為に、本来は発行者側が負うはずの、金利下落リスクを、すべて私達が負わされることになるからです。

最後にもう一度、普通の債券とコーラブル債の違いを書きましょう。

もし普通の社債(定期預金)に投資していたら

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:市場金利相当の利息が貰える。
  • 金利が下落:市場金利より高い利回りの利息が貰える。

コーラブル債(楽天エクステ預金)に投資してしまうと

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:通常社債よりチョット高い利息が貰える。
  • 金利が下落:早期償還されるが、低い利回りの投資先しかない

無理やり、投資して良い場合を考えると、「満期まで金利の横ばいが続くと予想する時」くらいでしょうが、

そんなことが予想できるほど経済に詳しい人が、こんなものを買うとは思えませんね。

債券に投資したいなら、個人向け国債に

元本を減らしたくない投資初心者の投資先は、個人向け国債一択です。金利は低いですが、債券投資とはそういうものです。

買付後1年は換金できない等のデメリットも有りますが、満期10年は変動金利なので金利変動リスクに対応できます。

元本を減らしたくないなら個人向け国債を選びましょう。

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