よしきよの、「つみたて投資、止めるのやめましょう!」

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【コーラブル債】お客ばかりが損してしまう仕組債、高利回りには秘密があるんですよ。

コーラブル社債を勧められていませんか?

ここ最近で仕組債を販売停止する金融機関がチラホラ出てきましたね。

なんでも商品説明が不十分で、顧客が想定外の損失を被っているのを、金融庁が問題視しているとか何とか・・・

販売停止した仕組債は主に元本割れの危険性が有る物を指していると思われますが、実は元本割れをせず、高利回りな仕組債もあるんですよ。(発行体が破綻した場合を除きます)

それがコーラブル債です。

ここでは、一見、安全で高利回りに見えてしまうコーラブル債の仕組みについて解説します。

「仕組債は危ないからヤメトケ」と説得されても、高利回りの魅力に負けて、投資してしまいそうな皆さん!

この記事を最後まで読んでいただければ、必ず手の平を180度返し、アンチ仕組債派に転生してくれることでしょう。

自分の大切なお金を守る為、ぜひ最後までお付き合いください。

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コーラブル債と普通の債券は何が違うの?

普通の債券とコーラブル債の違いが、如実に表れるのは、金利が動いた時です。

普通の債券

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:市場金利相当の利息が貰える。
  • 金利が下落:市場金利より高い利回りの利息が貰える。

コーラブル債

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:通常社債よりチョット高い利息が貰える。
  • 金利が下落:早期償還されるが、低い利回りの投資先しかない

それでは、詳しく解説していきましょう。

固定金利の債券投資は、かなり難しい

固定金利の債券投資は決められた利息を貰い、満期に投資元本が償還されるのが一般的です。

そのため、簡単な投資と思われがちですが、実はけっこう高レベルな投資なんですよ。

それは未来の金利を予想して投資する必要があるからです。

固定金利の債券投資

固定金利の債券投資は金利の変化が影響します。

コーラブル債とは満期前に勝手に償還(返金)されてしまう債券

普通の債券は満期に額面が償還されますが、コーラブル債には「社債の発行者は、満期が来る前でも償還(返金)して良い」というルールが追加されています。

コーラブル債と通常債券の違い

発行者はコーラブル債で、金利下落のリスクを回避できます。

本来、金利が下落した場合に、恩恵に預かれるのは、債券を保有している、私達なのですが、コーラブル債はその恩恵を受ける前に早期償還されてしまいます。

という事は、別の誰かが代わりに恩恵を受けたという事になりますよね。

その別の誰かとは勿論、コーラブル社債を発行した会社側です。

その恩恵とは、金利下落のリスクを負うことなく、固定金利でお金を借りることができる事です。それがコーラブル債なんです。

コーラブル債が発行されると、どうなるの?

例:このようなコーラブル債があったとしましょう。

  • 満期:10年後
  • 利率:年5%
  • 利払日:年2回
  • 早期償還日:各利払日
  • 早期償還条項:発行体は、早期償還日において額面金額にて償還する権利を有する。

コーラブル債の仕組み1

社債を発行したい、でも、金利が読めないから不安

コーラブル債が早期償還されるのは、私達(貸し手)が不利なタイミングの時

このコーラブル債の金利は、普通の債券より少し高い金利で発行されます。

発行者側が支払う金利は若干多くなりますが、金利下落リスクを回避するための、掛け捨て保険みたいなものですね。

その高利回りを目当てに、買う人がいるのですが、何のリスクもなく高い利息を受け取れるはずありませんよね。

このコーラブル債を買う人は、どんなリスクを負うことになるのでしょうか。

コーラブル債2

高い利回りは、高いリスクの裏返しなんですが・・・

コーラブル債の最大の特徴は、満期前でも債券の発行側が「償還したい」と思えば、元本価格で償還されてしまう事です。

「元本が返金されて、それまでの利息も貰えるんだから、良いんじゃない?」と思われましたか。

注目すべきは、返金される額ではなく、コーラブル債を発行した会社の好きなタイミングで返金できるという方です。

好きなタイミング=有利なタイミング

というのは分かりますよね。

発行会社の有利なタイミングは、当然、私達には不利なタイミングです。

金利が上昇した場合は償還しない

上のポスターのコーラブル債は固定金利5%です。

この時の市場金利が4%とすると、かなりの高利回りですよね。

しかし、金利が9%を超えるまでに急上昇したらどうなるでしょうか、私達からしたら5%の債券なんて、金利が低すぎて魅力ないですよね。

しかし、債券を発行した側からすれば、市場の金利より、かなり安い金利でお金を借りていることになりますから、ものすごく魅力のある債券という事になります。これは通常の債券もコーラブル債も変わりません。

このように金利が上昇している時には絶対に早期償還されません。

コーラブル債の仕組み3

固定金利の債券は金利上昇に弱いんです。

金利が下落したら、コーラブル債を早期償還して借り換える

金利が下落してしまった時こそ、コーラブル債の腕の見せ所です。

一時期9%超まで急上昇した金利が1%代まで急降下したとしましょう。

この時、通常の固定金利社債だと5%の金利を払い続けることになるのですが、コーラブル債は好きなタイミングで早期償還する事が出来ます。

市場金利が大きく下がっているのですから、他から1%代の激安金利でお金を借りてきて、コーラブル債を早期償還してしまえば、5%もの高い金利を払わなくて済みます。

住宅ローンの借り換えに近いですね。

つまり、コーラブル債は

金利が下がった時に早期償還されます。

コーラブル債の仕組み4

住宅ローンでお馴染みの借り換えです。

額面金額を返金された私たちは、その資金を何処に投資すれば良いのでしょう?

市場金利は下がっていますから、高い利回りの債券など、どこにもありません。

コーラブル債で高利回りの債券を見つけたと思ったのに、結局、低利回りの債券しか選択肢が無くなってしまうんですね。

コーラブル債券を買うという事は、金利が上昇した時のリスクはそのまま、金利が下落した時に受けられる恩恵を放棄したうえ、発行者側が取るはずのリスクを肩代わりさせられている様なものなんです。

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まとめ:コーラブル債は金利リスクを私達に押し付ける金融商品

コーラブル債券は私達にとって、割に合わない仕組債です。

それは、わずかな割増し金利の為に、本来は発行者側が負うはずの、金利下落リスクを、すべて私達が負わされることになるからです。

最後にもう一度、普通の債券とコーラブル債の違いを書きましょう。

もし普通の社債に投資していたら

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:市場金利相当の利息が貰える。
  • 金利が下落:市場金利より高い利回りの利息が貰える。

コーラブル債に投資してしまうと

  • 金利が上昇:市場金利より低い利回りの利息しか貰えない。
  • 金利が横ばい:通常社債よりチョット高い利息が貰える。
  • 金利が下落:早期償還されるが、低い利回りの投資先しかない

無理やり、投資して良い場合を考えると、「満期まで金利の横ばいが続くと予想する時」くらいでしょうか・・・

まぁ、そんなことが予想できるほど、経済に詳しい人が、コーラブル債を買うとは思えませんがね。

債券に投資したいなら、個人向け国債に

元本を減らしたくない投資初心者の投資先は、個人向け国債一択です。金利は低いですが、債券投資とはそういうものです。

買付後1年は換金できない等のデメリットも有りますが、満期10年は変動金利なので金利変動リスクに対応できます。

元本を減らしたくないなら個人向け国債を選びましょう。

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私達が不利な仕組債の代表格『株価連動債券』にも注意して下さい。www.katsurao.info

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