つみたてNISA・新NISAでの投資は『ほったらかし投資』が可能な全世界株で
みなさん「投資を始めたいけど何に投資すればいいか決められない」とお悩みではありませんか?
新NISAの開始を来年に控え全世界株かS&P500か、選択肢に迷っている方も多いと思います。
S&P500は米国の大型株に投資することで、世界の中心である米国の成長を総取りできるメリットがあります。
一方、全世界株式は、米国以外の国や地域の成長もしっかりとキャッチできます。悩みどころですね。
結論から言うと、おすすめは全世界株式です。
その理由は、米国1強時代が崩れた時でも自動的に保有割合が調整されるので、完全にほったらかし投資が可能だからです。
この記事では、投資初心者の方でも理解しやすいよう、難しい言葉は避けて説明していきますので、安心してお読みいただけます。
ぜひ、この記事を読んでつみたてNISAを始めるきっかけにして下さい。
この記事はこんな方に読んでもらいたい。
- S&P500か全世界株か悩んでいる方
- 全世界株が良いって聞いたけど、理由が分からない方
- つみたてNISA・新NISAでの投資は『ほったらかし投資』が可能な全世界株で
- 投資余力があるのなら、今から『つみたてNISA』を始めましょう。
- iDeCoで全世界株投資もアリ
- まとめ:つみたてNISA・新NISAは『ほったらかし投資』ができる全世界株投資で
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全世界株投資で成長を続ける世界に投資
ここでは簡単に全世界株式投資について説明していきます。
全世界株投資とは世界中の株式市場に分散投資して、世界の経済成長による利益をありがたく頂くことです。
「世界の経済成長ってなに?」って思うかもしれませんが、私達は少しでもいい暮しをしたいですよね。
100年前は鉄道も自動車も利用できるのは、神に選ばれた一部のお金持ちだけでした。
それが今では誰もが安価で利用できます。
人々の「もっと快適に早く移動したい」という欲求に応えるため、企業が新しい技術やサービスを開発して、それを利用した人々がさらに別の欲求を企業に求める...
この無限ループが世界経済の成長を支えています。
そんな全世界の企業に丸ごと投資してしまおうというのが、全世界株投資です。
もちろん投資ですから必ず利益を出せるということは有りません。
世界中が不景気になれば、企業の成長は遅くなり、投資した資産が減ってしまう事もあるでしょう。
しかし、「少しでも良い暮しがしたい」という人間の欲求が無くなることは有りません。
一時的な暴落に見舞われたとしても、長期で投資を続けることで経済の成長とともに資産を増やしていく、
それが全世界株投資です。
S&P500は米国への集中投資
次にS&P500投資についても簡単に説明しましょう。
S&P500指数は、米国の大手500社を対象にした株価指数です。
米国は世界の中心であり、米国企業は世界中でサービスを提供していますから、世界の経済が成長すれば真っ先に利益を上げることが出来るのも米国の企業ですね。
ここ数年は米国がもっとも成長していますから、S&P500に投資する投資信託は大人気です。
単純に利益の事だけ考えるならば、全世界株式よりも大きな利益を期待できるでしょう。
ただ、米国への集中投資ともいえますので、全世界株投資に比べてリスクの分散という点で、若干劣る点もありますね。
S&P500指数も素晴らしい投資先であることは間違いないですが、私は全世界株投資をおすすめしたいです。
その理由はリスク分散と、なにより完全にほったらかしで投資ができるからです。
何も考えず「ほったらかし」で良い全世界株投資
皆さんは今後の株価が予想できますか?
米国の覇権はあと何年くらい続くと思いますか?
そんな事分かりませんよね。
安心して下さい。
そんなこと誰にも分かりません!
米国の成長が続くなら米国に投資し、米国が衰退したら成長した別の国の割合を増やして投資先の比率を調整(リバランス)すれば良いだけなんです。
それを自動でやってくれるのが全世界株式の強みなんですよ。
全世界株投資は自動で投資配分を調整
手動でこの作業をするのは大変ですよ。
今のところ、米国は世界の中心ですが、20年、30年後もそうであるという保証はありません。
現在は米国株式への投資が良い選択かもしれませんが、30年後に日本やインドが成長して米国と肩を並べる立場になった場合、米国への集中投資を続けるべきか、日本も含めるべきか悩むことになってしまうでしょう。
悩むという事は不安になるという事です。
全世界株式に投資していれば、そんな悩みはありません。
日本が成長すれば、保有資産に占める日本の割合が自動的に増え、米国の割合が減らされていきます。
このように、全世界株式投資は未来に世界情勢が変化したとしても、ほったらかしにしておけば良いという、大きなメリットがあるんです。
国の経済規模で投資比率が決まる全世界株投資
全世界株投資の投資信託は国の経済規模に合わせて投資比率を決めている銘柄がほとんどです。
「大きな国にはたくさん投資し、小さな国には少しだけ」という投資方針ですね。
画像では2010年の米国は約40%で2021年が約60%です。
10年で米国が大きく成長した為、自動的に米国の割合が増やされた訳ですね。
なお、仮に米国が衰退していたら、逆に米国の割合が減らされたことになりますから、文字通りの「ほったらかし投資」です。
全世界株投資のおススメ投資信託
それでは数ある投資信託の中から私のおススメを紹介しましょう。
全世界株式に投資する投資信託で有名なのは以下の4本でしょうか。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
- SBI・V ・全世界株式
- SBI全世界株式(愛称:雪だるま)
- 楽天・全世界株式(通称:楽天VT)
4本すべてが国の経済規模に合わせて投資比率を決める投資信託です。
「小型株を含む」とか「投資の手段が異なる」など若干の違いが有りますが、雑学レベルなので気にする必要は無いでしょう。
この中で私のイチオシはeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)です。
理由は保有コスト最安レベルを目指すと明言している投資信託だからです。
現に他の投資信託の保有コストが下げられるたびにeMAXIS Slimシリーズは追従で値下げし、追従しない場合でもその理由を公開しています。
オルカンは信託報酬値下げなし。
— よしきよ@インデックス投資のブログ書きながら、サイドFIRE生活してます。 (@yoshikiyo66) April 11, 2023
同じ『信託報酬』でも中身が違うから「比較出来ない」という事ですね🤔
私はオルカン継続です。
新しい投資信託は隠れコストが分かるまで様子見が基本ですからね😁https://t.co/v6v4xrV2yG
なお、上記の他3銘柄も優良で保有コストも甲乙つけがたいレベルに安く抑えられていますから、既に保有しておられるなら、わざわざ乗り換える必要はありませんよ。
ここまでのおさらい:クリックすると移動します。
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投資余力があるのなら、今から『つみたてNISA』を始めましょう。
おすすめの投資先が分かった所で、次はいつから投資するかです。
答えは今です!
もちろん投資余力が有ればの話ですよ。
最低でも1年間は生活できるだけの現金預金(生活防衛資金)を確保してから始めてほしいですね。
今から『つみたてNISA』を始めた方が良い理由は以下の3つです。
- 1:40万円分の非課税枠を多く使える。
- 2:株価は右肩上がり。
- 3:後回しにするとやらなくなる。
使える非課税枠が40万円増える
2024年から始まる新NISAで投資できる額は合計で1,800万円ですが、この枠に2023年のつみたてNISAの40万円は含まれていません。
つまり今年から始めれば新NISAの1,800万円とは別に、つみたてNISAの非課税枠(40万円・20年)が使えるんです。
「そんなに投資できないよw」と思う方がいるかもしれませんが、皆さんは投資を何年続けるつもりですか?
年40万円の投資を30年続ければ1,200万円です。
それに加え退職金や親からの相続を考えると非課税枠1,800万円を使い切る人は少なくないはずです。
- 2023年(つみたてNISA):40万円・非課税期間20年
- 2024年以降(新NISA):合計1,800万円・非課税期間無期限
投資余力が有るのに2023年分を使わないのはもったいないですよね。
基本的に株価は右肩上がりだから、新NISAを待つ必要はない
「新NISAが始まるまで投資を待った方が良いのか」はネット上でよく質問されています。
実はこの質問は「今年と来年とどちらの株価が高いですか?」と聞いてるのと同じなんで、誰にも答えられないんですよ😅
今から株価が上がっていくなら今年から投資した方が良いですし、下がっていくなら来年まで待った方が良いですからね。
しかし、これはNISA枠以外で投資する時の話であって、非課税枠を無駄にして良いかとなると話は変わってきます。
基本的に株価は右肩上がりなのですから、来年までの数ヶ月という短い期間でも、上昇を期待して投資するのはありですよ。
NISA口座の開設を後回しにするとやらない!
これが今すぐ投資を始めるべきもっとも大きな理由です。
来年から始めようでは、おそらくいつまでたっても始められません。
積み立て投資を始める最高のタイミングは、投資を始めようと思った時ですよ!
iDeCoで全世界株投資もアリ
ここまではNISAでの投資を勧めてきましたがiDeCoを利用するのもアリです。
NISAと比較すると60歳まで引き出せないという大きな違いが有りますが、元から老後資金の為の投資でしたら、途中で引き出せない事はメリットとも言えます。
自営業やフリーランスの方はビジネスの為に急きょ現金が必要になる場合があるのでNISAをおススメしますが
公務員や簡単に潰れない大企業に勤めておられる方は、iDeCoも選択肢の一つとなるでしょう。
iDeCoにおススメの証券会社について解説した記事も書いてます↓↓↓
www.katsurao.info
まとめ:つみたてNISA・新NISAは『ほったらかし投資』ができる全世界株投資で
この記事では、新NISAを開始する方々のために、全世界株式とS&P500の二つの投資先を比較し、そのメリット・デメリットを解説しました。
S&P500は期待できる利益において全世界株投資を上回っている一方で、
全世界株投資は
- 世界中の株式に投資することでリスクを分散させている。
- 自動的に保有割合が調整される。
という特徴のため、今後の世界経済がどうなろうと投資先に悩む必要が無く『ほったらかし投資』が可能という大きなメリットが有ります。
そのためNISAで積立てるのなら全世界株投資をおススメしました。
NISAを始めるべき最良のタイミングは今日です。
その理由は以下の3点
- 1:40万円分の非課税枠を多く使える。
- 2:株価は基本的に右肩上がり。
- 3:後回しにするとやらなくなる。
NISAやiDeCoでのインデックス積み立て投資は、日々の相場の動きに左右されず、長期的な視点で投資を行うことで、少しずつ資産を増やしていく投資手法です。
一夜にして大金を手に入れる手段ではありません。とにかく続けることが大切なんです。
世界一簡単な投資手法である『ほったらかし投資』でゆっくりと着実に資産を増やしていきましょう。
『ほったらかし投資』を紹介している有名な書籍が有ります。こちらも全世界株式を推しているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
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