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【驚異の分配利回り37%】(動画あり)WCM世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)の真実

結論:予想分配金提示型は投資家にとってメリットがありません(タコ足分配も出ます!)

分配利回り37%で話題になっている「WCM世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)」
(2025年9月3日時点)

高い分配利回りと直近1年で65%のリターンという数字に魅力を感じる方も多いでしょうが、投資すべきかと聞かれれば「止めとけ」と断言します。

今回は買ってはいけない理由を解説します

文章を読むのが苦手な方は動画でも解説しています⇩

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WCM世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)の基本情報

正式名称は
WCM 世界成長株厳選ファンド(予想分配金提示型)(愛称:ネクスト・ジェネレーション)
(注:以下、WCMと記載)

  • 運用開始:2021年10月
  • 新NISA買付け不可
  • 保有コスト:総経費率1.98%
  • 分配金:予想分配金提示型(分配利回り年37%)
  • 純資産総額:669億円
  • ファンドの特色と主要な資産の状況

  • 出典:WCM世界成長株厳選ファンド 交付目論見書

組入れ銘柄の特徴として、シンガポール企業がトップでベスト5に米国企業は1社だけです。

業種別では資本財がトップ、次いでソフトウェアサービスと、近年の世界株式市場を牽引してきた米国IT企業とは異なる投資先に注目している点が特徴的ですね。

純資産総額は約669億円で、安定運用の目安とされる100億円を大きく超えており人気投資信託といってよいレベルでしょう。

年間の保有コストは1.98%で、優良なインデックス投資信託の0.1%程度と比較すると約20倍の水準。

毎月分配型系アクティブファンドの例に漏れず高コストの投資信託といえるでしょう

分配利回りの高さに惑わされるな

このファンドが注目される最大の理由は年37%という驚異的な分配利回りです。

しかし、分配金は投資家自身の資産の現金化に過ぎないため資産が増えるわけではありません。

実はインデックスファンドに負けている?

直近1年のトータルリターン65%は確かに目を引く数字ですが、設定来の運用成績で比較してみましょう。

比較するのは全世界株式、S&P500、ナスダック100の各インデックス投資信託でWCM設定来のリターンと比較します。

出典:楽天証券

結果はご覧の通り

WCMは直近1年で驚異的な利回りで追い上げていますが、運用開始直後は各インデックスにボロ負けですね

過去1年+67%が注目され「WCMには凄腕のファンドマネージャーが付いている」と思われがちですがなんのことはない。

単にナスダックの上位銘柄が伸びればナスダックに負け、逆なら勝つ。

ただそれだけのことなんです。

決してインデックス投資信託を圧倒している魔法の投資信託などではないんですよ。

タコ足分配もあり得る予想分配金提示型

さて。予想分配金提示型について「タコ足分配にならないメリットがある」という説明を見かけることがありますが、これは誤解を招く表現です。

WCMの分配金は⇩のルールに基づいて出されます。

出典:WCM世界成長株厳選ファンド 交付目論見書

一見、もうかっている時だけ分配金を出すからタコ足分配にはならないように見えます。

しかし例えば、基準価額13,000円で購入した投資家が、その後12,500円に下落したなら

分配ルールに基づき300円の分配金が出されるでしょう。

このケースはもうかっているのでしょうか?

  • WCM:運用開始時の10,000円から12,500円に値上がりした
  • 投資家:13,000円で買ったのに12,500円に値下がりした

WCM的には利益の分配といえますが、投資家にとっては損じた状況で分配が出るのですからタコ足分配です。

「予想分配金提示型ならタコ足分配を出さない」などということはないのです。

分配額が不安定だと生活費に使いづらい

【インベスコ:世界のベスト】のような普通の毎月分配型であるなら毎月一定額の分配金が期待できます(注:約束されているわけではありません)

そのため、割高コストなど気にしない資産家の人が生活費のため保有するケースもあるようです。

しかし、予想分配金提示型は分配額が一定でない為、生活費には使いにくいというデメリットもあります。

「なら娯楽費用の分配金なら」となるかもしれませんが、それならわざわざ高いコストを払ってWCMを持たなくとも

格安コストの投資信託を保有して、使う額を自分で現金化すればいいだけです。

楽天証券やSBI証券なら自動的に投資信託を現金化する『定期売却サービス』が使えるのですから。

www.katsurao.info

WCMがダメなら:投資家が検討すべき選択肢

正直、お金を増やすことが目的であれば、WCMのような予想分配金提示型のアクティブファンドよりも、低コストのインデックス投資信託への投資が合理的です。

オルカンやS&P500連動のインデックスファンドであれば、年間コストは0.1%程度に抑えられ、長期的な資産形成により適しているでしょう。

分配金を「お小遣い」として活用したいという場合でも、分配金の出ない格安コストの投資信託を自分のタイミング、金額で現金化できます

投資において重要なのは、短期的な運用成績や分配利回りの高さに惑わされることなく、自身の投資目的と期間、そして長期的なコスト効率を総合的に判断することです。

分配利回り37%、過去リターン65%に惑わされることなく合理的な資産運用を行うことが大切ですね

この記事よりも深い内容を動画で解説しています⇩

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まとめ」WCMに投資すべきでない理由

  • 分配利回り30%超えも資産の現金化に過ぎない
  • 設定来の運用成績はインデックスファンドに負けている
  • タコ足分配となる可能性がある
  • 年間コスト1.98%は優良インデックス投資信託の約20倍の高コスト
  • お金を増やす目的なら低コストのインデックス投資信託が合理的選択

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