投資信託の売り時を決めるのに、Google検索は参考になりません!
みなさんは株式インデックスの積立投資を始めてどのくらい経ちますか?
資産が成長して、そこそこの大金に成ってくると、ちょっとの 値動きで「今の内に売ってしまおうか?」と不安になるもんですよね?
そんな時にGoogle検索すれば、丁寧に投資信託の売り時を解説した記事が上位に表示されているので、つい魔が差してしまいがちですが、売るのは待って下さいね。
あなたは積み立てを続けていけば資産を増やせると思ったからこそ、投資を始めたんじゃないんですか?目先の値動きなんかに惑わされてはいけませんよ。
さて、今回の記事では、なぜ投資信託の売り時をGoogle検索で調べても参考にならないかを書いています。
Google検索で上位表示されるHPには絶対に書かれない内容を書いていますので、ぜひ最後まで読んでやって下さい。
m(_ _)m
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Google検索が参考にならない理由。
「なぜGoogle検索の上位記事より、こんな謎ブログの記事を参考にしなきゃいけないんだ!!!」と思いましたよね。私でも立場が同じなら思いますwww
しかし、ちゃんとした理由があっての事ですよ。
『投資信託を売りたい人』のサイトが表示される。
実は投資に関する情報をGoogleで検索すると、上位に表示されるのは証券会社や銀行、保険会社等の大企業が運営するHPばかりが表示されるのです。
これはGoogleが、投資や病気等、人生に大きく影響を与えるジャンルの検索結果を表示する場合は、信頼できるサイト運営者(公共団体や大企業など)のページを優先するからなんです。
私の様にサイドFIRE生活の隙間時間で記事を書いている謎ブロガーなんて門前払いですよwww
試しに「投資信託 売り時」でGoogle検索を掛けてみたところ、一位からずらっと大企業が運営しているHPが表示されました。
- 銀行
- 資産運用会社
- 資産運用会社
- 投資コンサル会社
- 投資情報提供会社
銀行や資産運用会社は投資信託を売却して貰いたい側です。古い投資信託から、新しく販売したい投資信託に乗り換えてもらうチャンスなんですから。
そのため、投資関連の大企業が提供してくれる情報に
「売らないで持っていた方が良いですよ。」なんて書いてあるはずありません!
有名企業以外は表示されない
なお、同じく「投資信託 売り時」で検索し、ネットで投資を勉強している人なら、知らない人の方が少ないはずの『リベ大の両学長』のサイトを探してみましたが、見つけることが出来ませんでした。残念ながら大手銀行や証券会社には敵わないようです。
おススメの売り時は納得できません!
ちなみに検索上位の各HPに書かれていた『おすすめの売り時』は概ね以下の4つでしたが、積立投資だけやってきた投資初心者が判断するには少しレベルが高いですね。
そもそも一番上の理由以外は、とても賛同できるものではありません。
大賛成:目標の資金に到達した時!
子供の大学資金等、目標金額に達成した場合に、速攻で売却するのは大賛成です。株式の投資信託のまま持ち続けて、高3の冬に大暴落なんて泣くに泣けませんからね。
実際に使うまでの期間が長ければ『定期預金や個人向け国債』に変えてしまいましょう。簡単に引き出せる普通預金のままだと、使いたくなってしまいます。(笑)
預言者ですか?:今後上昇が期待できない時。
随分と無理難題を言ってくれるもんだと思いますが、そんなことが分かるんだったら苦労しませんよ。
今後の値動きが分からず高値掴みが怖いから、ドルコスト平均法で積立買付けをしているんです、なんで、売却する時に今後の値動きが予想できると思うんでしょうか?
パニック売りを勧めるの?:暴落した時。
暴落した時って何時ですかwww有名企業が運営するHPに、こんなこと書かれてしまったら、少しの下落でも売ってしまいたくなるじゃないですか(怒)
暴落した時にも買付る事で、購入単価を下げるのが積立投資最大の利点でしょ?積立投資をしている人は短期トレーダーじゃないんです(怒)
手数料を稼ぎたいの?:他に買いたい投資信託がある時
そもそも現在持っているのが優良な投資信託なら、わざわざ売却せず、積み立て銘柄を変えれば良いだけです。含み益が有る場合は税金も掛かりますしね。
ただ、自分の保有している投資信託がダメな投資信託だと気づいた場合はこの限りではありません、速攻で売却して優良投資信託に乗り換えましょう。
Google検索の上位に表示された記事のリンク先:投資信託の売り時はいつ?タイミングや売り方・注意点を解説 | 暮らしのぜんぶ
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投資信託の売り時を値動きで考えてはいけません!
「今売れば儲かる」や「今売らないともっと損する」等という理由で売却を考えてはいけません。それは未来の株価を予想しているのと同じことです。
株価なんて誰にも分からないから、長期間の積立投資によるドルコスト平均法を使っているんですよ。
売るのはお金を使う理由が出来た時。
前述の子供の大学資金のように明確な使い道が決まっている場合は、目標金額に到達したら、売却して元本保証資産に移動しましょう。
その他でも預貯金だけで対応できない急な出費が発生した場合も必要な額を売却すべきですね。「含み損が有るから、売りたくない」と、ローンを組むのは悪手です。確実に発生するローン金利と上がるかどうかも分からない株価、どちらを優先した方が賢明でしょうか。(笑)
自分の間違いに気付いた時も売却。
投資の勉強を始めると、自分がやっていた投資が間違いだった事に気付く場合が良くあります。
- 割高信託報酬のぼったくり投資信託を積み立てていた!
- 毎月分配型が資産形成に向かないと知ってしまった!
- 特別分配金を受け取ると、投資信託が値下がりするのを知らなかった(泣)
- 良く考えたらリスクを取りすぎていた!
そんな時も迷わず投資信託を売却しましょう。「今売ると損してしまうから、もう少し上がったら・・・」などと言っている場合ではありません、損するのではなく
「すでに損しているんですよ!」
売却した後に優良な投資信託に乗り換えましょう、乗り換え先が決められないの場合、とりあえずeMAXIS Slimシリーズの中から好みの投資先を選べば大外れは有りません。
投資信託は損得ではなく、現金が必要な時に売却!
保有資産が増えてくると日々上下する株価の動向が気になって、つい保有している投資信託を売却したくなるものです。
しかし、売り時を決めるためにGoogle検索の上位に掲載される記事を参考にしてはいけません。
Google検索の上位には銀行や証券会社等の投資信託を売却してほしい企業のHPしか表示されないからです。
インデックス積立投資は長期間をかけて資産を築く投資方です、売却をするべき時は以下の2ケースだけです。
- お金を使う理由が出来た時
- 自分の投資が誤っていると気づいた時
米国の調査で、利益を出していた証券口座の多くは既に死亡していた人の口座、投資しているのを忘れていた人の口座だったそうです。
インデックス積立投資において、何もしないのは最強の投資戦略です、目先の株価に一喜一憂することなく、鬼ホールドを続けていきましょう。
ちょっとした工夫で、大暴落に耐えられるようになります。
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