9月28日から買付が開始された楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
通称『楽天SCHD』
さっそく新しもの好きな人が買い付けたようですが、思いもよらない質問を見かけました。
「分配金は『受取』と『再投資』どっちがいいですか?」
うーーん😱
そもそも、分配金が欲しいから楽天SCHDを買い付けたんじゃないんですか・・・😅
そこで今回は、意外と初心者さんが悩みがちの買付時の分配金設定について解説します。
楽天SCHDにこだわらず分配金を出さない投資信託についても解説しますので、オルカンやS&P500のインデックスファンドを買い付ける予定の方もぜひ参考にして下さい。
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分配金の出ない投資信託:どっちも関係ない。
新NISAで投資を始める初心者さんならeMAXIS SlimのオルカンやS&P 500など分配金の出ない投資信託を選んでおけば間違いありません。
もし現金が必要になったら自分で売却すればいいのですから。
分配金が出ないなら受け取りも再投資も関係ありませんよね。
すでに投資されている方なら『受け取り』でも『再投資』でも、今のままの設定で正解です。
ただ、それだとこれから新しく投資を始める方が決められないかもしれませんね。
そこで『今日の日付が奇数日なら再投資、偶数日なら受け取り』この設定にして下さい。
「えっ?日付なんて関係ないだろ?」と思うでしょうが、その通り何の関係もありません。
つまり所詮その程度のことということです。
分配金が出る投資信託:そもそも分配金の再投資がNG
分配金を出す投資信託の場合は分配金の受け取り設定は重要になってきます。
有名どころの投資信託だと楽天SCHDや、なぜか大人気のアライアンス・バーンスタインあたりでしょうか。(どちらもオススメはしていませんが…😰)
とはいえ判断材料は「分配金をどうするか」だけです。
お小遣いとして使う、又は決めていないなら受け取りを選ぶ、同じ投資信託を買うのが確定しているなら再投資、これだけです・・・なのですが
そもそも分配金を受け取っている人のほとんどが分配金の再投資について勘違いしておられる傾向なので、先に自分の分配金に対する知識が間違っていないかを確認する必要があるでしょう。
再投資設定も、一度分配金を受け取る
分配金を再投資に設定すると「分配金が支払われずに再投資される」と勘違いしていませんか?
この設定は分配金を出さないのではなく、受け取った分配金で同じ投資信託を買い付ける『自動買付け注文機能』でしかありません。
一度分配金を受け取るので、支払われた分配金には税金が掛かります。
オルカンのように分配金が支払われずにファンド内で再投資されるのとは違うのです。
もちろん再投資は分配金から税金が引かれた額だけですから投資の効率はものすごく悪くなりますね。
また、新NISAの場合、税金は取られませんが貴重な非課税枠を消費して買付されますから、これも分配金を出さない投資信託と比べて不利になりますね。
つまり、分配金を再投資は非合理的な投資行動なのです。
分配金はお金持ちの道楽枠
そもそも、あなたが分配金の出る投資信託を選んだ理由は何でしょう?
分配金が出てしまう投資信託は分配金を出さない投資信託と比べ、税金面と新NISAの非課税枠消費の面で不利になることが確定しています。
つまり、資産を増やすことが目的の投資であるのなら、分配金の出る投資信託を選んではいけません。
では、どんな人が分配金を受け取ってもいいのか。
それは、すでに老後まで安定した生活を送れる目途がたっている人です。
例えば30歳の公務員の方が新NISAでつみたて投資をするとしましょう
- 家計状況:毎年数十万円の黒字
- 投資先:分配金の出ないオルカン等
- 投資額:毎月4万円を30年間(年利5%期待)
これなら60歳で3,200万円ほどになります。
現役期間は公務員という安定した職業、老後は厚生年金が期待できますから老後まで安泰と言っていいでしょう。
このような方が「余剰資金で買ってみよう」なら問題ありません。
つみたて投資以外の投資は全て、なくても困らない、いわば趣味の投資なのですから。
しかし、資産を増やすことを目的に分配金を出す投資信託に投資しているのなら、それは悪手です。
この記事を読んだのをきっかけに、分配金の出ない投資信託への乗換えをぜひ検討してみてください。
分配金で資産が増えない理由については別で書いた楽天SCHDの記事中で更に詳しく解説しています。ぜひ参考にして下さい
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