つみたて投資、止めるのやめましょう!

サイドFIRE生活中のブログ主『よしきよ』が、「積み立て投資が最強!」と感じる情報をひたすら発信中!

【信託財産留保額】手数料0.3%はどこで取られる!? 実際に世界のベストに投資して検証

投資信託の手数料といえば買付手数料と信託報酬ですが、信託財産留保額という手数料が設定されている銘柄があります。

最近に人気の銘柄だとインベスコ世界厳選株式オープン(世界のベスト)の0.3%ですね。

今回はこの信託財産留保額がどのようなコストなのかを解説します

売却時の手数料:信託財産留保額

信託財産留保額とは投資信託を売却する時に取られてしまう手数料です。

たとえば以下のケースだと

  • 評価額100万円の投資信託を10万円売却(信託財産留保額0.3%)
  • 手元に来る現金:10万円(税金は考慮せず)
  • 信託財産留保額:300円
  • 売却後の評価額:89万9,700

こんな感じになります

信託財産留保額は長期投資家にとって不利とは限らない

実はこの信託財産留保額は投資家にとって必ず不利になるわけではありません。

たとえば優良インデックス投資信託 オルカンで考えてみましょう。

オルカンを売却すると資金を運用している運用会社は投資家に返金するため、投資信託の持つ資産を売却します。

その作業をするファンドマネージャーの仕事が増えるのですから、その分のコストが発生しますし、外国の株を売ったお金を日本円に替える為の為替コストもかかりますね。

そのコストは投資信託の純資産から引かれます

信託財産留保額がない投資信託を売却したケース

つまり、売った人とはまったく無関係のオルカンを保有している人たちの資産から払われているのです。

これが信託財産留保額がある投資信託だと売却した当人がコストを負担するので公平といえますね。

信託財産留保額がある投資信託を売却するケース

実際に世界のベストを保有して信託財産留保額を検証

信託財産留保額がどのように取られるか、世界のベストを実際に保有して一部を売却しました。

画像は売却の計算に使われた基準価額と当該日の基準価額のスクショですが、金額が異なりますね

その差はもちろん信託財産留保額の0.3%です。

  • 当日の基準価額:24,628円
  • 売却計算に使った基準価額:24,555円
  1. 24,555円÷24,628円=0.997
  2. 1-0,997=000.3(0.3%)

売却時の基準価額より信託財産留保額(0.3%)だけ下げた基準価額で現金化の計算をすることで、売却時のコストを当人に負担させることができます。

それでも信託財産留保額のある投資信託は選ぶな

仕組みを知ると「他人の売却コストを負担するなら、信託財産留保額のある投資信託を選ぶ」

こんな結論にたどり着く人がいるかもしれませんが、それは賢明な選択ではありません。

信託財産留保額が設定されている投資信託は信託報酬の割高なアクティブ投資信託がほとんどだからです。

0.1%前後が普通のインデックス投資信託と比べたら世界のベストは年率1.903%

売却時の1回だけかかる0.3%を気にするなら、毎年確実に取られる信託報酬にこだわった方が合理的ですね。

まとめ

  • 信託財産留保額は売却者がコストを負担する公平な仕組み
  • 売却時1回の0.3%より毎年取られる信託報酬の方が重要
  • 信託財産留保額より信託報酬の低さにこだわるべき

X(Twitter)で投資に役立つ情報を毎日つぶやいています。

よしきよ@インデックス投資しか推さない『X』 (@yoshikiyo66) / Twitter

はてなブログはコメントの返信ができません。疑問質問は⇧のXアカウントを使って下さい

広告

 

プライバシーポリシー   お問い合わせ