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【2025年】来年、新NISAに入れるお金は現金からでいいの?3つの順番を紹介

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新NISAについて「来年の投資枠360万円をどの資金を優先して投資していけばいいのか」という質問をよく頂きます。
預金から投資するか?特定口座や旧NISAを売却して資金を回すべきか悩みどころですよね。
実はこれには明確な優先順位があります。その順位がこちら↓↓↓

  1. 今年で非課税期間が終わる旧NISA(特定口座で同じ銘柄を保有中)
  2. 現金(給料からつみたてなど)
  3. 特定口座で保有中の銘柄(条件付き)

資金移動の優先順位を間違えると、せっかくの非課税メリットを最大限活用できない可能性があります。

本記事では、新NISAの投資枠をどの資金から埋めていくべきか、3つの優先順位に分けて解説します。

新NISAの資金はどこから?

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新NISAの基本的な仕組み

まず新NISAの特徴をおさらいしましょう

  • 非課税投資枠:一生涯で1,800万円まで
  • 年間投資枠:合計360万円
  • つみたて投資枠:年120万円まで
  • 成長投資枠:年240万円まで

では2025年分の360万円を合理的に利用するにはどの資金から優先的に投資していくべきかを解説しましょう

3つの選択肢:旧NISAの売却から

資金の選択は難しい判断は必要ありません。

冒頭の箇条書きで紹介した資金を優先順位にしたがって機械的に作業すれば良いだけです。

優先順位❶:非課税期間が終了する一般NISA(同じ銘柄を特定で持っている)

最優先は

  • 2024年12月末で非課税期間が終了する一般NISA
  • 同じ銘柄を特定口座で保有している

この両方に該当する銘柄です。

これを12月中に売却し、2025年1月になったら新NISA枠で買い付けます。

1月に売ると損する可能性も…

「来年になってから売却してはダメなの?」という疑問が出るかもしれませんが、状況によって損してしまうケースも考えられますので12月の売却をおすすめします。

たとえば一般NISAと特定口座でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):通称『オルカン』を保有しているとしましょう。

旧NISAと特定口座で同じ銘柄を持っていると、非課税期間終了後に合算される

  • 特定口座:100万円(うち含み益50万円)
  • 一般NISA:100万円(非課税なので含み損益は無関係)

この状態で1月に入ると一般NISAのオルカンが特定口座に移動されます。
同一銘柄は口座内で合算されますから

  • 特定口座:200万円(うち含み益50万円)
  • 一般NISA:0円

ここから新NISAへ投資するために100万円を売却しても、利益分の25万円に20%の税金がかかり5万円を引かれます。

結果95万円しか新NISAで投資できませんから、このケースで一般NISAの全額を新NISAへ回すためには12月中に売却しなくてはいけません。

注:一般NISAの保有銘柄と同じ銘柄を特定口座で持っていない場合は、2024年の終値が取得価額として特定口座に移管されます。
このため移管後の値上がり分のみが課税対象となります。

優先順位❷:現金(給料からつみたてなど)

❶の資金だけで年間投資枠360万円を埋め切れるケースはすくないでしょうから、次は現金の出番です。

銀行口座に残っている余剰資金や毎月の収入から投資に回す資金ですね。

生活防衛資金を削るのはNG

ただ「株価は上がり続けている今こそ買い増すべき?」「現金で持っているのはもったいない」と考えている方は要注意です。

確かにここ数年の株式市場は損する方が難しいくらい絶好調でした。

しかし、投資は常に暴落のリスクと隣り合わせです。

2008年のリーマンショック時には世界の株式市場が半値以下になりました。

そのため生活防衛資金を投資に回すなどという、リスクを軽視した投資行動は絶対に自重してください。

優先順位❸:特定口座を売却(条件付き)

現金で投資できる資金を追加しても新NISA枠に余裕がある場合は、特定口座で保有している銘柄を売却します。

ただ、特定口座なら何でもというわけではありません。

いろいろ条件があります。

特定口座を新NISAに移すべきか

↑↑↑この条件に当てはまるのなら、特定口座から新NISAへ乗り換えた方が合理的な選択と言えます。

なお、なぜ❷の現金より特定口座の売却が後になるかというと、たとえ特定口座であっても資金を投資に回していた方が合理的だからです。

売却時に含み益がある場合は税金が発生しますが、新NISAで買い直した後の値上がり益はすべて非課税となるため、長期的に見ればメリットが大きくなるでしょう。

含み益の少ない銘柄を先に売却

特定口座で複数の銘柄を保有している場合、含み益の少ない銘柄を優先的に売却します。
これは、支払う税金が少ない方が、特定口座を売却する額が少なくて済むからです。
具体例で見てみましょう。

  • 銘柄A:100万円(うち含み益50万円
  • 銘柄B:100万円(うち含み益10万円

含み益が少ない方が手残りの現金が多くなる

もし新NISAの残り非課税枠が98万円なら、銘柄Bを100万円売却するだけで枠を埋められます。

一方、銘柄Aでは100万円売却しても手取りが90万円しかないため、追加で売却しなくては資金が足りません。

このように、含み益の少ない銘柄から売却することで、新NISA枠を埋めるために必要な売却額を最小限に抑えられます。

結果として、より多くの資金を投資に回したままの状態で維持することができます。

2026年以降の旧NISA売却も選択肢に入るが…

ここまでの3つの優先順位を実行してもなお新NISAの枠が余っている場合、2026年以降に満期を迎える旧NISA資金の前倒し移動も選択肢となります。

ただし、これは新NISAの非課税投資枠1,800万円を将来的に使い切れるかどうかや売却予定があるか等で判断が分かれます。

詳しい判断基準は別の記事でまとめていますので、下のリンクから確認してください。

特定口座・旧NISAから新NISAに移した方がいいの?3つのポイントを確認するだけで、どちらが有利か分かります

まとめ:新NISAに入れるお金の優先順位

新NISAへ入れるお金は、以下の3つの順番で考えましょう。

  • 特定口座で同じ銘柄を保有している、2024年12月に非課税期間が終わる一般NISA
  • 給料など、新たに投資に回すお金(ただし生活防衛資金は残す)
  • 特定口座で持っている商品(条件付き・含み益の少ないものから)

この順番で対応すれば、新NISAの非課税メリットを最大限活用できます。まずは自分の状況に当てはめて、どれから始められるか確認してみましょう。

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