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新NISAを移行で旧NISAで買った銘柄はどうなる?売却すべきケースも

アイキャッチ画像:新NISA変更

来年2025年分から新NISA口座を楽天証券やSBI証券などへ変更する申し込みは、すでに手続きを進めている方が多いことでしょう。

そんな中で多く人が「前の金融機関で持っていた銘柄はどうなるのか?」という不安を抱えているはずです。

結論を先に述べると『変更前の金融機関で保有が継続されます

今回は変更前の口座に残っている銘柄はどうなるか売ってしまうべきかの疑問を解決します。

新NISAの口座変更

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新NISAの変更で口座の2つ持ちに

まずは新NISA口座を変更する仕組みを整理しましょう。

新NISAの金融機関を変更すると、2つの金融機関にNISA口座を持つ事になります。

「えっ?NISA口座は一人個だろ?」と思われた方が多いと思いますが、一人一個なのは買付できるNISA口座です。

変更前の金融機関のNISA口座は売却のみ可能なので当てはまらないと考えて下さい。

こんな人が2つのNISA口座を持つことになる

  • 2023年までの一般NISAつみたてNISAでの買付銘柄を保有中
  • 2024年分の新NISAで買い付けた銘柄を保有中

どちらのケースも2025年分から新NISAの金融機関を変更すると、変更前の金融機関にNISA口座が残ります。

もちろん一般NISAとつみたてNISAは当初の非課税期間終了まで非課税が継続されますし、新NISAで買い付けた分は無期限で非課税です。

変更前のNISA口座に残った銘柄はどうする

変更前にNISA口座で買っていた銘柄はそのまま残ると分かりましたが、次にくるのが「その銘柄をどうすべきか」ですね。

それの判断は3つの分岐点で考えられます。

旧NISAから新NISAへ移す判断基準

❶:優良な投資先ですか?

保有している銘柄が優良銘柄と自信をもって言えない、またはよく分からないのならNISAに関係なく売却が賢明でしょう。

たとえば銀行の窓口で勧められた謎の投資信託を持ち続けているなら、それが優良な銘柄である可能性は低いです。

ただ『たわらノーロード先進国株』など優良な投資信託をすすめてくれる金融機関も稀にあるみたいですので、交付目論見書を確認してみて下さい。

目論見書の見方が分からないという方はこちらを参考に
↓↓↓
www.katsurao.info

もし調べても優良銘柄か判断できないのなら、ダメ銘柄である可能性が高いです。

売却して確実に優良銘柄と分かる投資信託を買い直すのが賢明でしょう。

❷:新NISAを余裕で埋めきる資金がありますか?

新NISAを最短で埋めきる資金力があるかも重要な分岐点です。

なぜなら非課税期間に期限がある旧NISAより無期限の新NISAの方が長期保有に向いているからです。

旧NISAから新NISA「早い方が有利」

銘柄を保有しているということは、株価の上昇を期待しているからでしょう。

株価が値上がりする前に売却して新NISAに移すことで、非課税枠の消費が少なくて済みます。

新NISAの非課税期間は無期限ですから、旧NISAの非課税期間終了を待つ必要はありません。

資金に余裕がある場合は逆効果

逆に新NISAの非課税枠1,800万円を余裕で埋め切れる資金力があるなら、わざわざ旧NISAの非課税期間を捨てることはありません。

変更前の旧NISA口座は保有を継続し非課税期間を目いっぱい使い、新NISAの買い付けは手持ちの現金や特定口座の投資信託から回せばよいでしょう。

❸:使う予定があるならそのまま保有もあり

旧NISAを使う目的が定まっているのなら、そのまま保有するのもアリです。

たとえば数年後に子供の学費のために売却するなどですね。

特に一般NISAの非課税期間は5年ですから、もともと何らかの目的があって投資した方もいるでしょう。

非課税期間が終わる前に売却して使うことが確定している資金なら、わざわざ手間をかけて売却⇒新NISAで買い付けの手順を踏む必要はありません。

必要な時期が来たら変更前の金融機関から売却すれば良いのです。

まとめ

最後に、新NISAの口座変更後、変更前の金融機関で持っていた銘柄がどうなるか再確認しましょう。

  • そのまま変更前の金融機関の口座に残る
  • 変更前の金融機関に残った銘柄は売却のみ可能
  • 旧NISAの非課税期間は変らない
  • 残った銘柄をどうするかは以下の3段階で判断する
    ❶:優良銘柄か
    ❷:新NISAを埋められる資金力はあるか
    ❸:すぐ売却する予定はあるか

もう一度、同じ画像

旧NISAの保有銘柄をどうする

あなたの保有銘柄や資産状況に応じて、適切な判断をしてくださいね

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