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新NISA口座の金融機関変更手続きガイド|SBI証券より楽天証券をおすすめする理由も

10月から2026年分の新NISA口座の金融機関変更手続きが始まっています。

結論から言えば、金融機関変更で最もおすすめなのは楽天証券です。

この記事では、楽天証券を推す理由から具体的な手続き方法、保有資産の扱いまで、金融機関変更に関する疑問を解説していきます。

投資を学んで「今の金融機関ではダメだ」と気づいた人や「来年から本格的に投資を始めるぞ」の人は、ぜひ最後までご覧ください。

動画でも解説しています⇩

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楽天証券:新NISAからの取り崩し生活が手間いらずに

新NISA口座の乗り換え先として、私が楽天証券を推す理由は「将来お金を使う時期」を見据えた機能が充実しているからに他なりません。

定期売却サービスが新NISAに対応

楽天証券の最大の強みは、新NISAで定期売却サービスが使えることです。

定期売却サービスとは、保有している投資信託を毎月自動的に一定額ずつ売却する仕組みです。

老後やFIRE後の取り崩し生活では、この機能が大きな助けとなるでしょう。

 

出典:定期売却サービス | 取引ガイド | 投資信託 | 楽天証券

残念ながら、競合相手として有名なSBI証券の定期売却サービスは特定口座のみで、新NISAに対応していません(2025年中に対応させるとのリリースはあったが…😒)

楽天銀行の口座へ自動反映が可能

もう一つの大きなアドバンテージが、投資信託を売却した資金がそのまま銀行の普通預金口座に反映される点です。

楽天証券はマネーブリッジの設定をすることで、資産を売却して手にした現金が自動で銀行の普通預金口座に反映されます。

カードの支払いや家賃の支払い口座に設定しておけば、資金移動の手間が大幅に省けます。

出典:楽天銀行

しかし、SBI証券では売却後にさらに手動操作で振替なければお金を使えません。

SBI新生銀行には楽天のマネーブリッジと似たようなサービス(新生コネクト)がありましたが、2026年で終了が決まっています。

これらの理由から、今ではなく将来お金を使う時期のことを考えて、楽天証券をおすすめしているのです。

新NISA口座の変更手続き:今の金融機関での手続き

金融機関変更で最初にやるべきことは、現在新NISA口座を持っている金融機関での手続きです。

以下、この金融機関を「今の金融機関」と表現していきます。

手続き方法は金融機関によって異なる

インターネットで完結できればいいのですが、窓口に出向く必要がある場合もあります。

その場合は、あらかじめ予約を取っておくべきでしょう。

本人確認書類や印鑑など必要なものを事前に調べておくのもお忘れなく。

何時間もかけて出向いたのに「来週また来てください」と言われたら悲惨ですからね。

勘定廃止通知書と非課税口座廃止通知書の違い

手続きでは「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」のいずれかを取得します。

この二つは微妙に異なるので注意が必要です。

勘定廃止通知書:今の金融機関の新NISA口座に買い付け済みの資産を残せる。

今の金融機関で投資信託を保有している場合、その投資信託を今の金融機関のNISA口座に残したまま、楽天証券に新NISA口座を移すことが可能です。

「新NISA口座は一人一つでは?」と思われるかもしれませんが、正確には「新たに買付できる新NISA口座」が一人一つなので、新NISA口座を楽天証券に移管した後、今の金融機関のNISA口座は売却のみ可能になります。

非課税口座廃止通知書:新NISA口座を完全に無くしてしまう。

口座を完全になくしてしまうため、買い付け済みの資産があれば、課税口座に移すか売却になります。

税務署の審査が再度必要になるため、楽天証券で新たに取引できるようになるまで余計に時間がかかる可能性があるので

特に必要がなければ勘定廃止通知書で移管手続きをすることをおすすめします。

なお、今の金融機関でコストが割高な投資信託を買ってしまった等

「これを期に全売却したい!非課税口座廃止通知書の方が良いのでは?」と考える方もいるでしょうが、金融機関変更に関係なく、いますぐ全売却すればいいだけの話ですね。

勘定廃止通知書は郵送(ネット完結ならPDF)で送られてくるので、受け取ったら次のステップに進みましょう。

新NISA口座の変更手続き:楽天証券での手続き

楽天証券での手続きはネットで完結できるため簡単です。(郵送手続きの案内はない)

すでに楽天証券の口座を持っている場合

専用のホームページから、勘定廃止通知書の整理番号等の必要事項を入力するだけで完了します。

免許証などの本人確認書類も必要になるので、あらかじめ準備しておきましょう。

楽天証券の入力ページ 出典:楽天証券

楽天証券の口座を持っていない場合

楽天証券に口座を持っていないなら、同時に口座開設の申し込みをすることになります。

細かい点は楽天証券のホームページにある「NISA口座の金融機関変更・移管」の専用ページを参照してください。

動画での解説もあるため、安心して手続きを進められるでしょう。

年末が近づくと申込者が増えて手続きが遅くなることもあるため、できるだけ早く始めることをおすすめします。

楽天証券の公式動画で手続きの手順をチェックできます。

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公式ページ:NISA口座の金融機関変更・移管 | NISA/新NISA | 楽天証券

よくある質問1:保有資産は移せないの?

「今の金融機関で持っている銘柄を新しい新NISA口座に移せないんですか?」

この質問への答えは移せないです。

一度売って買い直すことは可能ですが、いくつか注意点があります。

同じ銘柄を買えるとは限りません。

例えば、SBI・V・全世界株式インデックスなど、楽天証券で銘柄の取り扱いがなければ買い直すことはできませんので、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)や楽天・プラス・オールカントリーなど類似の投資信託を選ぶしかありません。

まあ、楽天証券は優良ファンドをたくさん扱っていますので、これで困ることはないでしょう

売って買い直しても同じ口座状況にならない

たとえば、今の金融機関の新NISAに「非課税投資額300万円、含み益100万円、合計400万円」の投資信託があるとします。

これを全売却して翌年1月に買い直すと、新NISAの年間投資枠360万円の制限により、360万円しか投資できません。

つみたて投資枠に約120万円、成長投資枠に240万円を投資すると、現金が約40万円残ってしまいます。

つみたて投資枠はボーナス設定利用で年初一括買付

さらに重要なのは、もともと使っていた非課税枠が300万円だけだったのに、買い直し後は360万円を使っていることです。

これは、これから使える新NISAの非課税枠が60万円分少なくなることを意味します。

加えて、買い直しのために翌年の年間投資枠360万円を使い切ってしまうため、新規の投資もできません。

今の金融機関の投資信託をそのまま残しておけば、新たに新NISAで買い付けできたのですから、機会損失になってしまいますね。

よくある質問2:今の金融機関にある資産は売った方がいい?

「状況による」というのが正直な答えです。

売却してもいいケース1:投資額が少ない人

投資額が少なくて、一生涯で新NISAの非課税枠1800万円を埋めきれそうもない人は、売却して買い直してもいいでしょう。

たとえば、今の金融機関で月5万円のつみたて投資をしているだけなら、全売却からの買い直しをしたところで大した影響はありません。

新NISAから積み立て投資を始めたなら、売却額はせいぜい150万円程度です。

投資期間が短ければ資産額も・・・ 出典:金融庁

2026年の投資額も月5万円の積み立てなら年間60万円なので、年間投資枠360万円には余裕で収まります。

非課税枠1800万円にしても、一生涯で使い切れそうもないなら無駄遣いを気にする必要はないでしょう。

新NISAの非課税枠を埋め切れる人は多くない 出典:ソニー生命

月5万円のつみたてを30年続けてやっと1800万円です。

それに、もし予想外に使い切れてしまったなら、その投資は大成功ですから、何年も前に非課税枠を少し無駄にしたことなど忘れているでしょう…😅

売却してもいいケース2:明らかなダメファンドを持っている

銀行や証券会社の窓口で勧められるがまま買ってしまった投資信託を持っている場合も、売却を検討すべきです。

また、自分でよいか悪いか判断できない場合も売却を推奨します。

新NISAでの投資は何十年も続けるかもしれません。

その間ずっと「よく分からない謎の投資信託」を持ち続けるなんて相当なストレス生活です。

口座が二つになれば資産の管理も面倒になります。

管理のしやすさを優先するという錦の御旗の下で、謎の投資信託を一掃してしまいましょう。

幸い、来年の1月まで時間があります。

少し学べば、明らかなダメ投資信託の見極めくらいできるようになりますので、優良な投資信託に乗り換えることをおすすめします。

そもそも今の投資先でいいの?:最適な投資先は人それぞれ

新NISA口座の乗り換えは、資産状況を見直す良い機会です。

単純に過去リターンがいいとか、SNSで人気だからで投資銘柄を選びませんでしたか?

年齢や資産状況によって最適な投資先は変わります。

たとえば老後が近い50代の人が「みんなオルカンって言ってるから」だけで、全力株式投資は危険でしょう。

この辺りは動画で解説してます⇩

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新NISAの金融機関変更のまとめ

  • - おすすめは楽天証券。定期売却と銀行との連携が魅力
  • - 新NISA口座の金融機関変更は勘定廃止通知書で
  • - 楽天証券はWebで手続きが完結
  • - 保有銘柄は状況に応じて売却を判断
  • - 投資先を見直すまたとないチャンス!

早めの手続きで、来年1月からスムーズに投資を始められる環境を手に入れましょう。

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