「新NISAで儲かっているから、家族にもアドバイスしよう!」
お正月休みの帰省シーズン。投資で好成績を収めている人ほど、こんな考えが頭をよぎるのではないでしょうか。
しかし、ちょっと待ってください。せっかくの投資の知識も使い方を間違えると家族関係にヒビが入りかねません。
今回は年末年始の帰省時に気をつけたい投資の話題について、具体的に解説していきます。
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投資アドバイスの前に、一つ大切なこと
「あなたは本当に投資のアドバイスをする知識を持っていますか?」
少し厳しい質問かもしれません。
断言しますが、ここ数年で投資を始めた多くの人は、ただ相場の上昇に恵まれただけです。
その程度の経験で他人に適切な投資アドバイスができるのでしょうか。
ネットや書籍にあふれている投資情報の大半は、将来のために資産を増やす必要がある現役世代向けです。
これを中途半端な知識で年金生活を送る親世代に勧めるのは、無責任にもほどがあります。
まずはこの点をしっかりと胸に刻んでから、具体的な注意点を見ていってください。
❶:親への投資アドバイスは慎重に
「株式投資で簡単にお金を増やせるよ!」
こんな風に親の資産運用にアドバイスしたくなる気持ちも分かります。
しかし、それが裏目に出る可能性は意外と高いのです。
年金だけで生活できるなら投資はいらない
多くの親世代は、年金で生活費を賄えている状況です。
そんな状態でわざわざリスクの高い株式投資を始める必要があるでしょうか?
余裕資金があるなら増やすよりも、大きく減らさない投資が必要になるでしょう。
株式よりも元本保証の個人向け国債変動(10年)がベターな選択になるケースが多いかもしれません。
インターネット証券は要注意
すでに銀行で投資していた場合「インターネット証券の方が良いよ」とアドバイスしたくなりますが、ことは単純ではありません。
スマホ操作になれていれば良いのですが、インターネットが苦手な親世代には危険な選択かもしれません。
なぜなら、自分で自分のお金を引き出せなくなるからです。
個人向け国債はネット証券でも銀行の店舗でも手数料は変わりませんので、無理にインターネット証券を勧める必要はありません。
銀行で毎月分配型は要チェック
もし両親が銀行で投資していた場合は、投資銘柄をチェックしてあげましょう。
2%近い高額な信託報酬や、元本を取り崩す毎月分配型など問題のある商品も少なくありません。
ただ毎月分配型投信だからといってすぐに売却はNGです。
もし、毎月入金される分配金が無ければ生活できない状態だと、口座引き落としのお金が足りなくなる危険があるからです。
とはいえ親が信託報酬の高い投資信託に頼って生活するのは、気持ちの良いものではありません。
子供の支援が必要な場合も
投資信託を売却すれば老後資金を十分賄える現金を確保できるなら、大した問題になりません。
しかし、そうでなければ子供たちの仕送りが必要になるケースです。
帰省で兄弟姉妹がそろっていれば、ついでに話し合った方が良いかもしれません。
また、インターネットの使い方を教えてあげることはできないでしょうか?
自分で操作できずとも同居している誰かが、PC操作を教えてあげることができれば口座を作ることができます。
楽天証券は投資信託の定期売却サービスを提供しています。
格安コストの投資信託から毎月現金を得ることができるので、老後資金にうってつけでしょう。
くわしい活用例は別記事で解説しているので参考にして下さい↓↓↓
❷:自分から投資の話をするのはNG
「新NISA始めたんですよ」
親戚との団欒。軽い気持ちでこんな会話を始めると、話が思わぬ方向に発展してしまいます。
投資の話を始めると、必ずと言っていいほど「いくらくらい投資しているの?」という質問が飛んできます。
これは非常に危険な質問です。
どう答えようが「お金持ち」だと勘違いされ、様々なトラブルに発展する可能性があるからです。
アドバイスを求められても知らないふりを…
すでに投資をしていることを知られている場合は「投資を教えてくれ」と言われるかもしれません。
しかし、投資の説明は簡単ではありませんし、失礼ながらここ数年で投資を始めた人が他人に教えられるだけの知識を持たれているとは思えません。
説明を断れば「ケチ」と思われ、中途半端に教えて損失を出されれば恨まれる可能性もあり、良いことは何一つありません。
もし聞かれたとしても「よく分からないから月3万円くらい積立投資してるだけ」程度に留めておきましょう。
❸:他人の投資手法は否定しない
ここ数年は株価が上昇基調で、損する方が難しい相場が続いています。
そのため暴落の恐ろしさを知らず、リスク管理のまったく出来ていない素人さんが、大きな利益をあげています。
そんな親戚が「FANG+がいいよ」「レバレッジ投資が最強」「仮想通貨で儲かった」といってくるかもしれません。
しかし、こうした投資手法に反論するのは得策ではありません。
なぜなら、その後延々と投資の予想や持論を聞かされる羽目になるからです😅
適当にうなずいて聞き流すのが、最も賢明な対応と言えるでしょう。
まとめ
お正月休みの投資の話、結論としては「控えめ」が正解です。
- 親への投資アドバイスは慎重に
- 投資の話を無駄に持ち出さない
- 他人の投資話は聞き流す
これらを意識すれば、穏やかな年末年始を過ごせるはずです。
投資の知識は大切ですが、それを無駄に披露する必要はありません。
むしろ、控えめな態度で接する方が、長期的な人間関係を良好に保つことができるでしょう。
間違っても
わたし新NISAで始めたんだよ!
なんてアピールはしないでくださいね😅
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