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特定口座・旧NISAから新NISAに移した方がいいの?3つのポイントを確認するだけで、どちらが有利か分かります

アイキャッチ画像:特定口座・旧NISAから新NISA

よくいただく質問

「特定口座・旧NISAで持っている株式や投資信託を新NISAに移した方がですか?」

結論から言いますと

『状況による』としか言えません。

まず前提を合わせましょう

  • 』とは売却した時に手取り額が多くなること
  • 優良なインデックスファンドに投資している
  • 長期的に右肩上がりの株価を疑っていない
  • 短期的な株価の予想など不可能

が大前提です。

この前提で解説をすすめていきましょう。

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特定口座から新NISAに移すべきかを判断できる3つ分岐点

特定口座から新NISA

❶:含み益がない銘柄は確実に新NISAに移行した方が有利

特定口座に含み益がない場合については、新NISAに移した方が確実に有利です。

利益が無ければ新NISAに移すために売却しても税金がかからないですからね。

仮に今、特定口座で保有している含み損状態の銘柄が急上昇して含み益になると、売却時に税金が掛かりますが、新NISAに移しておけば税金はかかりません。

特定口座で持ち続けた方が有利になるケースは『ゼロ』なのです。

なお、いま「えっ?損益通算できるからゼロじゃないだろ!」と思った方は記事の最後にその理由を説明してますので、気にせず読み進めてください。

含み損で新NISAに乗り換えた場合乗換えが有利

❷:追加で買付をしないなら新NISAに移行した方が有利

大きな含み益があったとしても、新規で買付ける必要が無いのなら新NISAに移した方が有利です。

老後の生活費で取り崩しているケースなどが当てはまりますね。

インデックスファンドやバランス型ファンドは少しずつ値上がりを期待して保有するものですから、将来的に今よりも利益が増えることになります。

新NISAに移動すれば、その後に税金は掛かりませんから『増える前の株価で安い税金を確定させる』と考えてください。

含み益で新NISAに乗り換えた場合も有利、その後に買い増さないなら

❸:1800万円の非課税枠を使い切れるかがカギ

みなさんは1800万円の非課税枠を一生涯で使い切れそうですか?

明らかに使いきれない場合は資産を全て非課税で投資できるのですから話は単純です。

たとえ大きな含み益状態であろうとも、❷のように税金が増える前に新NISAに移し替え、新規のつみたて投資も新NISAで続ければいいだけです。

余裕で1800万円を埋め切れるなら、すぐに乗換えは不要

逆に余裕で1800万円を埋め切れる現金(入金力)があるなら、あわてて特定口座を売却する必要はありません。

特定口座の銘柄はそのまま保有し、現金で新NISAを埋めた方が、株式市場に投入している資金が増えるため、効率よく資産を増やすことができるでしょう。

そして、「もうこれ以上増やす必要はない」くらいの十分な資産額になった時に新NISAの非課税枠が余っていたら、その時に特定口座を売却して新NISAを埋めきればよいのです。

1800万円を埋め切れるか微妙な場合も新NISAへ移動がオススメ

実は1800万円を埋め切れるか微妙な場合は実にこちらが有利』という選択肢はありません!

たとえば特定口座の銘柄に莫大な含み益があった場合。

もしも、株価が好調で1800万円を埋めきれた後に、さらに特定口座でつみたて投資を続けるのなら、過去に支払った税金や、運用期間、特定口座での追加投資額など・・・

わけがわからなくなります!

結果、投資歴20年超えの投資ブロガーが『確実に有利なる分岐点はない』という結論に至りました。ゴメンナサイ

ただ、微妙な場合は乗り換えた方が賢明です。

資産運用が順調なら、ささいな損得は気にならない

その理由は1800万円を埋められたなら、その資産形成計画は大成功だからです。

想定以上に資産が増えたのですから「あの時、新NISAに移したのは失敗だった」などと考えることはないでしょう。

お金の損得ではなく感情的なメリットを優先して「微妙なら新NISAに移す」を選択して下さい。

なお、私とは無関係の別サイトですが損益分岐をチェックできるツールが公開されていました。どうしても分岐点が気になるというガチ勢の方はチェックしてみてください。

www.spin-orbit.com

旧NISA:非課税枠を余裕で埋められるなら移す必要なし。

旧NISAも税金は掛かりませんので、お金の損得ではなく非課税枠の消費で有利不利が発生しますね。

まず、新NISAを余裕で埋められるなら移す必要は有りません。

旧NISAの非課税枠を使いつづけましょう。

余裕で埋めきれないのなら旧NISAの残高が少しでも少ない時に新NISAに移した方が非課税枠の消費を少なく抑えられます。

旧つみたてNISAや一般NISAの非課税期間終了後に新NISAに移すつもりなら、早く移した方が合理的でしょう。

旧NISAから乗り換えも早い方がいい

ポートフォリオを整理する大チャンス

さて、特定口座も旧NISAも保有銘柄を新NISAに移すには必ず一旦売却しなくてはいけません。

そして、同じ銘柄を選ぶ必要はないのです。

みなさんの口座にはこんな銘柄が残っていませんか?

  • 銀行に勧められて買ってしまった謎の投資信託
  • ノリと勢いで買ってしまい、絶賛塩漬け中
  • 相続したものの、よく分からないから放置している

これらを整理するチャンスです。新NISAに移す移さないに関係なく不要な銘柄はこれを期に売却し、優良な銘柄に乗換えてしまいましょう。

新NISAへの移し替えを期に、口座の大掃除を

インデックス投資で損益通算を狙うのは愚行

最後に、ネット上では

「損益通算できないから特定口座から新NISAへの移行は慎重に」

などという情報がありますが、気にせず新NISAへ移す作業を行って下さい。

なぜなら今後の上昇を期待する銘柄を保有しているなら、以下のように新NISAを使わない理由がないからです。

現状の資産状況

  • 含み『損』銘柄のみを保有しているなら
    ⇨値上がりを期待しているのなら、新NISAに移せばいい
    ⇨「追加で買い付けた銘柄が値上がりした時に損益通算する」という人がいたが、その追加分はなんで新NISAで買わないの?
  • 含み『』銘柄の両方を保有している
    ⇨全て売却し損益通算した後、上がりそうな銘柄を新NISAで買えばいい

もしかしたら株価の予想ができるトレーダーの人が使う有効な損益通算の使い方があるかもしれませんが、インデックスファンドのつみたて投資なら、そんな小細工は不要です。

損益通算のために、あえて新NISAを使わないという選択肢は無いと考えてください。

まとめ

同じ画像をもう一度↓↓↓

特定口座から新NISAに移す

特定口座・から新NISAへの移行の判断は難しいですが、以下の3点のうち一つでも当てはまれば、移した方が税金が有利になります。

  1. 含み益がない
  2. 追加の買付け予定がない
  3. 1800万円の非課税枠を余裕で埋める資産はない

旧NISAからは

  1. 1800万円の非課税枠を余裕で埋める資産がないなら早く移す
  2. 余裕で埋められるなら移す必要はない

これらのポイントをおさえて、新NISAに移行すべきかの判断をしてください。

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