円高と株安のダブルパンチに備えておきましょう。
米国株の積立投資を継続している皆さん、投資信託の状況はいかがですか、「下がってるに決まってるじゃないか!!!」と声を大にして叫ぼうとしたそこのアナタ!
とはいえ「ニュースで騒がれているほど損してないかな?」とも思っているんじゃないでしょうか。
実は、ここ最近は幸運?にも、円安に振れていた影響で、日本人の資産額が減りにくい状態だっただけなんですよ。
今回の記事は米国株や全世界株の積立投資をしている方に、心の準備をしておいてもらう為に書いています。
この記事を読んで、今後来る可能性のある「本当の暴落」に備えて下さい。
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株価は下落してるのに、投資信託は上がってる?
米国株や全世界株等のインデックス積立投資に適している投資信託は「為替ヘッジなし」の投資信託です。
※為替ヘッジとは、円高、円安の影響を受けないようになるが、保有コストが若干上がる。
その為、良くも悪くも円高や円安の影響を受けることになります。
上のチャートを見ると、ここ一年で米国株の株価指数S&P500指数は約6%下落していますが、そこに投資しているはずのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は約12.5%上昇ですね。
これは米ドル/円の為替相場が円安に大きく振れた(米ドルの価値が上がった)ため、株価の下落を相殺してくれていたんです。
その為、「株は下がってるけど、投資信託の価格は大きく上がっている」という不思議な状況に成っているんですね。
株価下落&円高を覚悟しておこう!
とはいえ、ここ数日は1ドル130円を超えていた米ドルが127円程度まで戻ってきました、更に株価が好転しそうな情報もあまり見られません。
円高による米ドルの下落とS&P500の株価下落を、同時にくらう心の準備をしておく必要がありそうです。
心の準備だけでOKです。
ただ、準備するのは文字通り『心の準備』だけにしましょう。
投資信託が下がりそうだからと、売却してしまうのは愚の骨頂です。せっかくコツコツ積み立ててきたインデックス投資信託を売ってしまうなんて心底勿体ないですよ。
とはいえ、投資信託が下がっているのに耐えられなくなる気持ちも分かります。そこで勇気の出るグラフを紹介しましょう。↓↓↓
暴落が有った方が将来的に有利
実は、インデックス投資信託の積立投資は、順調に株価が上昇し続けると、ほとんど資産が増えないんですよ。
上のグラフの株価2は一年かけて順調に10%上昇したにもかかわらず、わずかしか利益を出せていません。
逆に、暴落した株価1の方は、元の価格まで戻っていないにもかかわらず、大きな利益を上げていますね。
これは株価2の方が積立購入時、常に株価が高かったので、安く買える機会が無かったのに対し、株価1は暴落時に安く買う事が出来たからです。
安く買えたからこそ、少しの上昇でも大きな利益を上げる事が出来たんです。
つまり、インデックス投資信託の積立投資において
暴落こそボーナスステージ!
なんですよ。
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株で最も利益を出していた人は亡くなっていた人
最後に有名な話を一つ、
米国のとある証券会社が、株式投資で利益を出している口座の持ち主に、どのような共通点が有るのかを調査したそうです。
結果、1位は『既に亡くなっていた人』、2位が『投資しているのを忘れていた人』だったそうです。
投資の事なんか忘れて寝てましょう。
順調に上がり続けてきた米国株も今年は下落傾向で、更にこれから円高のダブルパンチを被ることになるかもしれません。
しかし、そこでパニック売りしてしまうか、積立投資を継続できるかで、未来が大きく変わってしまいます。
われわれ一般市民に出来る事はただ一つ
投資の事なんか忘れて寝る!
ただこれだけですよ!!!