損失を恐れて投資を始められない方が、よく口にする言葉があります。
「売る時に暴落したらどうするの?」
その気持ちは理解できます。よーく分かります。
しかし、実際にはそれほど心配する必要はありません。
なぜなら、投資信託は一括で売却するわけではないからです。
今回は、長期投資における「売る時に暴落したら損する!」という誤解を解消します。
老後に向けてオルカンS&P500などの優良インデックスファンドにつみたて投資を行っている方にとって、知っておくべき重要なポイントですので、ぜひ最後までご覧ください。
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老後の資金を一括で売却なんてありえない
多くの方は、インデックスファンドへのつみたて投資を毎月少しずつ行っているはずです。
しかし、いざ売却を考えるときには、なぜか一括売却を前提にしてしまうんですよね。
「年金をもらう直前に大暴落したら、老後の資金が足りなくなるかもしれない」という理由で、投資に踏み切れない方も多いです。
ただ、老後に突入したからといって、すべての資産を一度に売却する必要はありません。
なぜなら、必要なのは『その時の生活費だけ』だからです。
必要な額だけ売却すれば老後の生活はできる
仮に、老後を3,000万円の資産で迎えた直後に株価が急騰して3,500万円になったとしたら、いくら売却するのが正解でしょうか?
答えは『必要な生活費だけ取り崩す』だけです。
株価がどう動こうと、生活費が変わるわけではありません。
逆に3,000万円あった資産が暴落で、翌月には2,500万円に減少したとします。
そのときどうするべきでしょうか?
答えは同じで『必要な生活費だけ取り崩す』ことです。
「下がった時に売却すると損が確定してしまう!」と感じるかもしれませんが、生活費がなければ生きていけません。
生きるために売却するしかないのです!
仮に年金以外に月10万円の収入が必要なら、10万円だけを取り崩せばいいのです。
その時の株価など関係ありません。
老後の資金は逆つみたて投資で使う
株価に関係なく、必要な額だけ売却するという行動は、つみたて投資とよく似ています。
これまで、毎月の必要な額を投資してきた生活が、老後には、毎月の必要な額を売却する生活に変わるだけです。
私達のような普通の投資家は「株価の予想なんてプロでも難しい」という考えのもと、毎月の定額でのつみたて投資を続けてきたはずですよね。
老後も同じように、株価の動向を気にせず、必要な額だけを取り崩せばよいのです。
これまで信じた『株価上昇』を期待するしかない
「でも、暴落後に株価がさらに下がり続けたら…」と心配する方もいるでしょう。
しかし、これまでつみたて投資を続けてきたのは、株価が上下を繰り返しながらも、長期的には上昇することを期待していたからではないでしょうか?
老後になった途端に、その前提が変わるわけがありません。
株価とあなたの年齢には、何の関係はないのです。
自動取り崩し機能を活用しよう
楽天証券やSBI証券では、投資信託の定期売却サービスを提供しています。このサービスを利用すれば、毎月の生活に必要な額だけを自動的に売却できます。一度設定すれば、あとは何もする必要がありません。
この定期売却サービスについては別記事で詳しく解説していますので参考にしてください。↓↓↓
配当金に頼らなくても現金は受け取れる!新NISAの投資信託を取り崩し方3選【自動定期売却サービス】
【老後の資産運用】生活費の取り崩しには定額売却がおすすめ!お小遣いの取り崩し方法も解説 - つみたて投資、止めるのやめましょう!
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