新NISAで頑張って資産を増やしたい!そのために色々と投資の勉強をしなくては!
こんな投資初心者さんはいらっしゃいませんか
新NISAの成長投資枠はつみたて投資枠より多種多様な銘柄に投資できるため、大儲けできそうな銘柄を頑張って探しているかもしれません
しかし、結論から申し上げると投資に時間を費やすよりも、その時間で働いて収入を増やし、その資金をインデックス投資に回す方が圧倒的に合理的です。
今回は「オルカンやS&P500なんかより儲かる投資先があるはずだ!」と頑張っている方に向けた内容です
文章を読むのが苦手な人には動画を用意してます⬇
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ニュースなんかチェックしても無駄
「株式市場に割安な銘柄など存在しない」という考え方があります。(効率的市場仮説)
世の中にあるすべての情報は即座に株価に反映されるため、投資家は公開情報を使って市場を「打ち負かす」ことは不可能だということですね。
しかし、この考えは完全に効率的とは言えない側面も指摘されています。
現に、2025年2月「くら寿司(2695)の優待券廃止→株価下落→優待再開→株価上昇」のケースでは、情報を先に入手できる立場にいた関係者による取引があったと報じられています。
「なんだ、やっぱり情報を先に入手すれば株で儲けられるんだ」と思った方はちょっと待ってください
このニュースで相対的に割安な株を手にできたのは、報道を経由せずに情報を知ることができた立場の人です
つまり一般に公開されている情報以外を入手できない我々一般市民にとっては、効率的市場仮説が正しいと考えるべきなんです。
もし四季報や経済新聞を読んで『割安優良銘柄』を探しているのなら、それは無駄な努力なのかもしれません。
インデックス投資信託ならば余計な手間や時間を取られないのですから。
資金を寝かせておく時間がもったいない
仮に奇跡的に特別な情報を得ることができたとしても、資金効率の悪さが問題になります。
割安となるわずかなタイミングを見極めて投資するのなら、前もって資金を準備しておかなくてはなりません。
いつ来るかもわからない買い時のために資金を利回りゼロの証券口座に留めておくのが合理的とは思えません。
株式市場は上下を繰り返しながらも基本的に右肩上がりなのですから
アクティブファンドの見極めは難しい
個別株は難しい。それなら『アクティブ投資信託』ならとなりがちです
しかし、日本には6000本以上の投資信託があります。
その中からインデックス投資信託を上回る銘柄をどのように見つけ出すつもりですか?
目論見書を見て構成銘柄を分析しますか?
それともファンドを運用する運用会社の投資方針を調べますか?
それって個別株を分析するよりも簡単なことなんでしょうか?
プロでさえ難しいアクティブ投資の世界
「それでも私は投資を学んで成功できる」と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、考えてみてください。世界中の金融機関には、高学歴で優秀なアナリストが膨大なリソースを使って日夜研究しています。
いかに頑張ったところで本業の合間にしか時間を取れないのでは敵うはずありませんよね。
アクティブ投資信託のコストが無視できない
アクティブ投資信託はただでさえコストの面でインデックス投資信託より不利な運用を強いられます。
有名ファンドで比較すると
- インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)
総経費率:1.91% - eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
総経費率:0.11%
この総経費率の差を埋め続けてやっと互角の勝負になるのですから、わざわざ分の悪い勝負を挑んでいるようなものです。
現に投資の世界では多くのアクティブ投資信託がインデックスを下回っていることなど常識レベルです。
米国のデータですが、90%近いアクティブ投資信託がインデックスに負けていますね。
たまに「この差を上回るリターンが出るんだから、気にしなくていい」という人もいますが何の根拠があるのでしょうか?
そんな銘柄を見極められるほどの投資力があるなら、わざわざコストのかかる投資信託などに頼らずとも優良な個別株を見つけ出せるのではないですか?
銘柄の分析に使う時間で働いて稼げる
個別株だろうがアクティブ投資信託だろうが優秀な銘柄や売買タイミングを見極めるには時間と手間がかかります。
その時間で本業なり副業なりで働いた方が確実に収入を得られませんか?
投資の初心者は上手くいくかもわからない投資に時間を使うより、労働時間を増やして得た収入をインデックス投資に回した方が合理的なんです。
悲しいことに
なぜロープウェイがあるのに登山道を選択するのか
投資の世界を山に例えてみましょう。
山頂は「資産を増やす」というゴールです。
多くの人が登山道で山頂を目指している姿を見ると、「自分も同じように頑張らなければ」と思ってしまいがちです。
でも少し立ち止まって周りを見渡してみましょう。
なんとインデックス投資というロープウェイがあるじゃないですか…
単純に山頂に着くこと『資産を増やすこと』が目的なら、わざわざ登山道を選ぶ必要はありません。
実は、アクティブ運用をしている多くの人たちは「山頂に着くこと」だけでなく途中の景色や程よい疲れ(投資に掛かる手間)を楽しんでいるのです。
つまり趣味・娯楽です。
もし投資を趣味として楽しみたいなら、アクティブ投資も選択肢の一つです。
しかし、単純に効率よく資産を増やしたいなら、インデックス投資というロープウェイがあります。
あなたは休日の貴重な時間で険しい登山道を歩きたいですか?
それともロープウェイで山頂に着いた後の時間を、家族とお弁当を楽しみたいですか?
有名アクティブファンドに投資しようとしているなら要注意⇩
まとめ
- 効率的市場仮説を信じれば無駄な分析は不要
- アクティブ投資は高コストで勝率が低い賭け
- 投資分析の時間で働けば確実に収入増加
- インデックス投資で確実に市場平均を獲得
- 資産形成?趣味?あなたの目的はどちら?
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よしきよ@インデックス投資しか推さない『X』 (@yoshikiyo66) / Twitter
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