後悔しない為、出資前に必ず『みんなで大家さん』のHPは確認して下さいね。
お久しぶりの『みんなで大家さん』記事です。
私の投資方針はインデックス投資ばかりですが、自分が出資する事が無いと分かっていても、ちょっと変わった資産運用情報を調べるのは結構楽しいんですよ。
そう、ただの趣味ですwww
その趣味で『みんなで大家さん』のHPを見ていたのですが、安全性アピールのグラフが相変わらず分かり辛いんですよね。
という訳で、今回の記事は『みんなで大家さん』のHPに掲載されている、分かり辛いグラフについて、思う所を書いています。
出資を検討しているけど、イマイチ理解できないという投資初心者の皆さんは、ぜひ参考にして下さい。
公式HPのグラフにも疑問を持ちましょう。
『みんなで大家さん』の出資者は、優先出資者(出資した投資家)と劣後出資者(みんなで大家さんの運用会社)に分かれています。
そのため、HPには以下の様な「優先出資者だから少しくらい下落しても、影響はありませんよ」という、アピール棒グラフが掲載されているのですが・・・
このグラフを見て疑問は沸きませんでしたか?
グラフの左側には「出資総額」と書かれています。つまり投資家が『みんなで大家さん』に出資した金額の合計です。
そして、グラフの真ん中には「賃料が下落しても・・・」とか「あなたの利益を守ります!」と書かれていますね。
出資総額(資産)を表したグラフなのに、下落するのは賃料(利益)ですか???
しかも、右側の青い吹き出しには「(前略)出資元本の評価に影響なし!」とビックリマーク付きで書かれています。
いや、賃料(家賃)が20%下がったからって、不動産評価額も同じだけ下がる訳じゃないでしょ?
恐らく、無理やり一枚のグラフで、元本と分配金の両方の安全性をアピールしようとしたら、こんな訳の分からないグラフに成ってしまったのでしょうが・・・
HP作成の予算をケチったのかなwww
という訳で、私が勝手にまとめると。
- 「投資先の不動産評価額が下がっても20%までなら、あなたの元本は減りません。」
- 「賃料が下落して家賃収入が減っても20%までなら、分配金は想定年利通り支払われます。」
と言いたかったのでしょう。(あくまでブログ主の勝手な解釈なので、出資を検討している方はちゃんと電話して確認してください。)
疑問すら抱かなかった人は要注意
もしあなたが、上の棒グラフを見て疑問を全く抱かなかったのなら、『みんなで大家さん』に出資してはいけない人です。
だれでも最初は投資初心者です、分からない事ばかりです。少しずつ失敗と成功を経験して、中級者に成っていくんです。しかし、最初の失敗が『みんなで大家さん』だったら大後悔でしょ?
なんせ1口100万円ですよ!!!
悪い事は言いません、どうしても低リスクで不動産投資をしたいなら、広告でたまたま見つけた私募ファンドじゃなくて、天下の東京証券取引所で取引できるREIT(不動産投資信託)から始めましょう。
そして、投資中級者になった後、『みんなで大家さん』に出資するか否かを検討すれば良いんです。
REITのETFなら不動産市場全体に投資できる。
東証には60本近いREITが上場されており、株式と同じ様に証券会社で投資する事が出来ます。
更にその60本を全部まとめた、REITのETF(上場投資信託)にも投資することで、日本の不動産市場全体に投資する事が出来るという訳なんですよ。
不動産投資で安定なんてあり得ない
もちろん、投資ですから不動産価格が変動すればETFも変動しますし、賃料が安くなれば分配金も減ります。
「それなら『みんなで大家さん』の方が安定してるのでは?」なんて思わないで下さいね。
不動産投資の元本や賃料は変動するもんなんです、変動しない方が異常なんです!
『みんなで大家さん』は20%の下落まで保証してくれるそうですが、逆に値上がりしても利益が得られない事は承知していますか?
更に、万が一『みんなで大家さん』を運営する会社が破綻してしまった場合の事も考えていますか???
理解できない物には投資しない。これが投資の鉄則ですよ。
REITのETFについては別記事で書いています、そちらを参考にして頂けます。↓↓↓