先物取引や為替ヘッジでレバナスの金利コストが上がります。
令和4年10月27日加筆修正
レバナスの暴落が続く中、金利コストにつて少し話題に成っていますね。「○○に騙された」「コストが増えたから売却した」なんて嘆いている人もいるようですが、本当に状況が分かっていて売却したのかな?
レバナスが金利の影響を受けると言われる、先物で運用していることは、前々から分かっていましたよね?
更に、レバナスは為替ヘッジ付きの投資信託なんですから、金利差≒ヘッジコスも承知していましたよね?
私は宝くじ枠で少額のレバナスを保有していますが、多少のコスト高は承知の上です。
この記事では、米国の金利上昇に伴うレバナスの保有コスト上昇について書いています。
レバナス暴落で落ち着かない毎日を送る皆さんも、もう一度レバナスにかかる保有コストについて整理してみましょう。
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レバナスとはNASDAQの2倍の値動きをする投資信託
まず、レバナスという投資信託をご存じない方の為に、簡単に解説します。
レバナスとはレバレッジを掛けて、米国の株価指数『ナスダック』に投資する投資信託ですね。
レバレッジを掛けるとは、自分が持っている資金以上の株を買うことが出来る投資手法です。
細かく説明すると長くなるのですが、お金を借りて株式投資ができる制度と思っていただければ、ほぼ間違いありません。
このレバレッジにより、通常のナスダックの2倍の値動きを目指す投資信託がレバナスです。
大きな利益を狙うことが出来る反面、逆に大きな損失を被る可能性もある、大変リスクの高い投資信託と言われています。
先物で運用しているので金利上昇でコスト上昇
では、本題のナスダックの保有コストの上昇について書いていきます。
レバナスは『NASDAQ 100 E-MINI (ナスダック100指数の先物)』で運用をしています。
先物って何?と思われた方に、簡単に解説すると
『ある商品を将来の決められた期⽇に、あらかじめ決めておいた価格で取引する事、を約束する契約』のことです。
先物の取引は決済日までの間、商品を買わずに現⾦を保有したままなので、それを銀行に預ければ、金利で儲けることが出来ますよね。
そのため先物価格は、1ヶ月間で受取れる金利の分だけ高い価格が設定されると思って下さい。
そして、先物を精算する日まで少しずつ価格が下がっていき、清算当日は現物の価格と同じ価格になるんですね。
つまり、NASDAQに値動きが無ければ、金利の分だけ損するのが確定するから、「金利上昇でレバナスのコストも上昇する」という訳です。
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為替ヘッジのコストは両通貨間の金利差
ナスダックは為替ヘッジが付いている投資信託です。
為替ヘッジが付いている投資信託は、基準価格が為替変動の影響をほとんど受けなくなる反面、為替ヘッジコストが余計に掛かってしまいます。
この為替ヘッジコストは、両国の通貨の金利差で決まるので、米国だけが金利上昇している昨今では、金利差が開きレバナスの為替ヘッジコストも上昇していますね。
この暴落で売った人は正解
さて、昨今のレバナスの金利コスト上昇で私が何か行動する事はありません。
もともと宝くじ枠で損失覚悟の投資です。少額での投資を淡々と継続するだけですよ。
ただ、パニック売りしてしまった人は自分の投資スタイルを見直す必要が有ると思います。
情報の正否を確認したうえで売却したのなら素晴らしい事ですが、そんな事してませんよね?
自分の許容範囲を超えた額を投資していた事が分かっただけでも儲けもんです。
レバナスは、何が有っても飄々としていられる程度の額で投資して下さいね。
レバナス投資は宝くじ枠だけで。
レバナス投資は大変大きなリスクを抱えた投資信託ではありますが、所詮は普通の投資信託です。
投資額以上の損失を被ることは有りません。
その辺りが、同じくレバレッジを利用するFXやCFD、先物取引との違いですね。
そのため、失っても笑って許せる程度の額なら、宝くじを買うつもりで購入するのもアリだと思います。
但し、少なくとも以下の二つの条件を満たしていた場合です。
- ○○ショックの経験をしたことが有る。
- 多額の含み損から復活、又は損切りした後に復活したことが有る。
様は投資初心者さんは止めときましょう。という話ですよ。まかり間違って利益を出してしまうと、舞い上がって追加投資の誘惑に負けてしまいますからね。
レバナス投資は、「暴落なんてよくある事」と他人事の様に莫大な含み損を抱え続ける事が出来る、メンタルが必要なのです。
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レバナス投資におススメの証券会社
単純にレバナスと言っても3種類の投資信託が有ります。
- iFreeレバレッジNASDAQ100(信託報酬:年0.99%)
- 楽天レバレッジNASDAQ100(信託報酬:年0.77%)
- auAMレバレッジ NASDAQ100(信託報酬:年0.4334%)
通称『大和レバナス』は松井証券がポイント的に有利
大和が運用するレバナス『iFreeレバレッジNASDAQ100』は最も早く造られたレバナスです。
信託報酬が最も高いですが、3銘柄で運用期間が一番長いので、最も信頼されているレバナスと言えるでしょう。
因みに私も大和レバナスで投資をしています。
信託報酬の負担を少しでも減らす為、保有時に貰えるポイントが有利な証券会社で保有したいところですね。
↓↓↓ポイント還元率が有利な松井証券の口座開設はこちらの公式サイトから。
通称『楽天レバナス』楽天経済圏の住民さんは楽天で
楽天レバレッジNASDAQ100は楽天証券で買付が出来るレバナスです、大和レバナスに次いで運用が開始されたので、信託報酬が少し低めに設定されました。
取扱が楽天証券のみです。余った楽天カードのポイントで買付ける事も出来ますよ。
楽天証券 の公式サイトはこちら↓↓↓。
通称『auレバナス』信託報酬最安のレバナス
auAMレバレッジ NASDAQ100は最も新しいレバナスです、その為、他のレバナスに比べ、信託報酬が最安に設定されています。
信託報酬に徹底的にこだわる方ならauレバナスが最もおススメですね。
ただ、買付できるのがauカブコム証券のみなので、口座を持っていない方は新しく解説する必要が有ります。
下にバナーリンクを貼ってありますので、クリックして公式ホームページから口座開設して下さい。
信託報酬最安のレバナスはauカブコム証券の『auAMレバレッジNASDAQ100』