つみたて投資、止めるのやめましょう!

サイドFIRE生活中のブログ主『よしきよ』が、「積み立て投資が最強!」と感じる情報をひたすら発信中!

【暴落こそ、つみたてNISAの好機!】投資の初心者さんが良くする7つの勘違い。

暴落こそボーナスステージ

インデックス投資信託の『つみたて投資』は考えた方が負け。初心者さんは淡々と続けましょう。

この記事をクリックして下さった皆さんは、つみたて投資を始めたばかりの方でしょうか。

投資の初期段階なら、まだまだ投資額も少額でしょう。目先の下落など気にせず、20年、30年後を見据え継続して下さいね。

さて、投資を始めるのは素晴らしい事ですが、初心者さんの中には、つみたて投資について色々と勘違いされていることが多いようです。

例えば

「株価は上昇し続けた方が利益が出る!」等です。

これ↑↑↑間違いですからね・・・

私は既にサイドFIRE生活に突入しており、趣味も兼ねて投資情報を発信しています。

今回の記事では、その中で受けた質問や、SNSをブラブラして見つけた、投資初心者さんの明らかな勘違いをまとめました。

ひょっとしたら、あなたも勘違いしたまま、投資を始めてしまっているかもしれませんよ。

この記事を読んで、勘違いから来る資産運用の破綻を未然に防いでくださいね。

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①:ドルコスト平均の方が一括投資より利益が出る?

つみたて投資の基本は「定期的に同じ金額を買い続ける」です。通称:ドルコスト平均法といいますね。

『値下がり時にたくさん買える、値上がり時は少しか買えない』を繰り返すので、将来に投資信託が値上がりすれば、安い時に買った投資信託が大きな利益を出してくれます。

ドルコスト平均法を分かり易く

投資していなお金が、運用成績を下げてしまう

ドルコスト平均法の買い付けは優秀で、私もおススメしますが、正直な事を言うと、20年後と比べれば、いつ買っても割安なんですよ。

下のグラフの緑ラインは、不運にもリーマンショックの直前に3千万円もの大金をS&P500に一括投資してしまった場合です。

一括投資と分散投資の比較

超長期なら一括投資の方が利益を上げられる。

この買付タイミングは一般市民が簡単に米国株投資ができるようになってから、最悪のタイミングと言えるでしょう。

しかし、直後の大暴落で半値以下まで下落した投資信託を、約15年後の現在まで保有できていれば、資産は膨れ上がり8千万円を超えています。

逆に、3000万円を同期間(14年11ヶ月)で定額つみたて投資した場合は7千万円ほどにしか増えていません。

ドルコスト平均法による積立は、買い付け額を平均化することが出来る反面、投資せずに遊んだままの状態になる現金が出てしまうのです。

基本的に右肩上がりの株式インデックス投資では、一括投資の方が有利と言えるんですよ。

それでも初心者さんは『つみたて投資』で!

それでも、投資初心者さんに勧めるなら、間違いなくつみたて投資です。それは利益よりもの問題です。

一括投資をした直後に大暴落に遭遇したら、年収以上の含み損を抱える事になります。平静を保っていられませんよ。

退職金などで大金を手にした場合でも、1~2年程度に分散して積立てるべきでしょう。

1~2年という期間はリーマンショック時の高値から最安値までの期間が、2年弱だからです。

教科書に載るような金融危機ですから、参考にするには良い事例だと思いますよ。

つみたて投資は心の安寧

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②:下落を待ってから始めた方が儲かる?

株価が下落相場に加え、毎日のニュースではネガティブな報道ばかり、「株価は下がりそうだから、もう少し待ってから始めよう」は投資アルアルですよね。

確かに株価が安くなってから買った方が儲かりそうな気がしますが、インデックス積立投資においてはこれも大きな勘違いです。

なぜなら、インデックス投資は、『株価は上下を繰り返すが、長期的にゆっくりと上昇する』ことに期待して投資するものだからです。

何度でも言いますが、○十年後の株価と比べれば、いつかっても割安になる可能性が高いんですよ。

下のグラフはリーマンショック直前から積立投資を始めた場合と、奇跡的に最安値から投資できた場合の比較グラフです。

リーマンショック時に積立をした場合の比較

最安値を待って、投資しなかった期間の分だけ、利益が減っています。

奇跡的に最安値から積立を始められた場合でも、株価が戻り切る前に資産額は逆転されていますね。

これは株価が上昇に転じた後、下落途中に買っていた分が利益を出し始めたからです。

更に、株価がリーマンショック前まで戻れば、期間内に買った全ての投資信託が割安で買えたことになります。

投資を遅らせる事が割に合わないことが分かって頂けましたか?

なお、もし最安値を確実に見極められるなら、積立を開始するのと同時に、投資を止めていた期間に積み立てるはずだった資金を一括投資すれば、より大きな利益をあげることができますが・・・

そんなこと出来る訳ないですよね。

株価の下落を待って積立開始を遅らせるのは無意味です。今日が最も積立投資を始めるのに良い日なんですよ。

今日が積み立て投資を始める最高の日

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③:株価が上昇し続けた方が儲かる?

株価が上がり続けることは良い事というイメージがあるかもしれませんが、つみたて投資をしている場合に限っては、そうとも言い切れません。

下のグラフは架空の株価でシミュレーションしたものです。

株価変動別の積立て資産額比較

投資直後は暴落により、元本を減らしていますが最終的に、投資開始時の株価に戻らなくても、順調に株価が上昇した場合よりも資産が増えています。

これは、毎月同じ額を買い続ける事で、株価下落時によち多くの口数(株数)を購入できたため、後の上昇時に、より多くの利益を上げる事が出来たからです。

上で紹介した、どら焼きの図が当てはまりますね。

ドルコスト平均法を分かり易く

つみたて投資を始めた直後の暴落は

ボーナスステージなんです!

目先の含み損でパニック売りしてしまっては、大きな利益を逃すことになってしまいますよ。

暴落はボーナスステージ

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④:ドルを持ってないんだから、円高なんか関係ない?

つみたて投資の王道は米国株全世界株、または先進国株のインデックス投資信託です。

これらを積み立てている方で「私は日本円の資産しか持っていない」と勘違いされている方はいませんよね。

確かに毎月の積立額は日本円で設定しますし、証券会社のHPで投資信託の基準価格を調べても、円で価格が表示されています。

しかし、投資先は外国なんですよ、外国に投資をしている以上、為替相場の影響を避ける事は出来ません。

下のグラフをご覧ください。真ん中の赤いラインが投資信託の基準価格です。

円安が株安を相殺

投資信託が下がっていないのは円安ドル高のおかげ。

つみたて投資を継続中の方なら、投資信託の基準価格をチェックされている方は多いと思いますが、S&P500など、投資先の指数はチェックはされていますか?

「米国株が下がってるって聞いたけど、大したことないじゃん」と感じるのは、S&P500指数の下落を、円安が相殺してくれているんです。

たまたま為替レートが優位に動いているだけなんですよ。

海外に投資するという事は、外国の通貨を保有するのと同じです。株と通貨の同時下落に備えて、心の準備だけはしておきましょう。

為替ヘッジは有りなのか?

なお、一部の投資信託には為替ヘッジ付きなる物も有りますね。ヘッジ付きならば、ドル円の動きに影響されなくなりますが、別に為替ヘッジの手数料が発生するので、おススメはしません。

つみたて投資は超長期が基本です、売却するのは20年以上先でしょうから、その時の円高を気にして、コストを払い続けるのは合理的とは思えません。

遥か未来の為替相場が上がるか下がるかは、五分五分ですが、為替ヘッジのコストは、ほぼ確実に発生します。

ヘッジ無しの投資信託を選ぶ方が賢明でしょう。

円で買ってもドル資産

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⑤:分配金が有った方が良い?

投資初心者さんが投資信託を選ぶ際に、分配金の有無を気にされる方がいらっしゃいます。

分配金は定期的に現金を受け取ることが出来るので、お小遣いを貰えるような感覚なのかもしれませんね。

しかし、何もない所からお金が発生するはずありません!その分配金がどこから出ているかと言うと、皆さんがが持っている投資信託からなんです。

つまり、投資信託を現金化して、「今月の分配金です。」と言いながら配っているだけなんですよ。

その為、分配金が出された割合に応じて、投資信託の基準価格もきっちり下落します。(泣)

分配金を分かり易く

無駄な税金を払う事になってしまいます。

分配金には20%の税金も掛かります。受け取った分配金で再び投資信託を買ったとしても、税金の分減っているんですから、投資効率は最悪です。分配金を貰うたびに、国に寄付している様なもんですよ。

更に悪い事に、投資信託を売却して現金化した場合と比べて、多くの税金を払う羽目になってしまうんですよ。

投資信託の売却益に掛かる税金も20%です。同じように感じてしまいますが、実は雲泥の差が有るんですよ。

下の画像をご覧ください。

分配金に掛かる税金

同じ10万円の現金を受け取ったのに、分配金の場合は全額の10万円に課税されるのに対し、投資信託を一部だけ売却した場合は、利益に対してのみ税金が掛かります。

「分配金がお小遣いになるから」等という理由で投資信託を保有するのは、的外れも甚だしいことなんですよ。

毎月分配金の投資信託について詳しく解説しています。↓↓↓

【ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)がまた下落】分配金より投資信託の定期売却を!

定期売却サービスもあります。

なお、「売却の注文を毎月出すのが面倒くさい」という理由で、分配金の出る投資信託に魅力を感じる方がいらっしゃる事も承知しています。

そんな方は一部の証券会社で設定できる定期売却サービスを利用するのが良いでしょう。

特に楽天証券は定額売却と、決められた割合で売却する定率売却の2種類から選べるのでおススメです。

定率売却なら有名な4%ルールに沿って、少しづつ売却していくことも出来ますね。

楽天証券 の口座開設は、こちらの公式ページから。↓↓↓楽天証券

SBI証券は定額売却のみ利用できます、毎月決められた現金が欲しいという方はSBI証券もおススメですね。(2022.8.10現在)

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分配金は百害あって一利なし!

つみたて投資の話とは少し離れますが、退職後の資産運用は、お金を増やすよりも減らさない事の方が重要になってきます。

俗に言う毎月分配型予想分配金提示型なる謎の投資信託は、手数料が無駄に割高な事で有名ですから、現金が必要なら投資信託を一部売却しましょう。

資産運用において「分配金は百害あって一利なし」と心得て下さい。

分配金は天敵

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⑥:投資先を分ければ分散投資になる?

投資の勉強を始めると、必ずと言って良いほど触れる情報は

投資先の分散が大切!ですよね。

そのため、投資初心者さんでも、分散投資を心がけている方が多いでしょう。

例えばこんな感じで投資信託を保有している方はいらっしゃいませんか。

  • 100万円:eMAXIS Slim 全世界株式
  • 100万円:eMAXIS Slim 先進国株式
  • 100万円:eMAXIS Slim 米国株式

3つの投資信託に均等配分しているので、いかにも分散投資出来ていそうな気がしますが、このポートフォリオの中で、米国株式が占める割合はどのくらいになるのでしょう。

eMAXIS Slimシリーズの構成比率

全世界株式だと、米国株は61.4%ですが、他の投資信託と合わせて保有した結果、実に全体の78.3%が米国株になってしまいました。
eMAXIS Slimシリーズの構成比率は加重平均型を採用しているので、投資先は時価総額が多い企業、つまり大きな企業が多い米国に集中します。

全世界株式や先進国株式のといっても、国別均等に投資されているわけではないんですね。

もしも、全世界に均等に投資したいという理由で、このようなポートフォリオを組まれているのなら、むしろ逆効果です。

更に付け加えるなら、米国株式も投資先はS&P500指数の500社ですから、十分に分散されていると言えるでしょう。

複数の投資信託を組み合わせて、分散投資を目指すより、1本の程よく分散された投資信託を選ぶ方が賢明です、口座の管理も楽になりますからね。

別記事で全世界株(オルカン)をおススメする理由を解説しています。↓↓↓

【つみたて投資はオルカンで】全世界株式の投資信託はiDeCoにもおススメ!

投資信託は分散済み

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⑦:iDeCo(確定拠出年金)は引き出せないのがデメリット?

企業型確定拠出年金やiDeCoを利用してつみたて投資をされている方も多いでしょう。60歳まで出金できない制限がありますが、退職金控除の範囲内なら税金も掛かりませんし、投資額が所得控除の対象になる(給料を少なく見積もって税金を計算してくれる)ので、とってもお得です。大いに利用すべき制度でしょう。

iDeCo、確定拠出年金の税金

しかし、60歳まで資金を引き出せない為、利用しない人がいらっしゃるのも事実です。

投資の目的は何ですか?

皆さんが、つみたて投資をする目的は何でしょう?殆んどの方が老後の事を考えて、つみたて投資を始めたのではありませんか?

逆に60歳まで引き出せないのは、途中のパニック売りを防ぐ大きなメリットだと思えるのですがいかがでしょう。

みなさんが老後の為につみたて投資をしているのなら、引き出したくてもお金を引き出せないという、大きなメリットを持つiDeCo(確定拠出年金)を利用しましょう。

i引き出せないのがメリット

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まとめ:投資初心者さんの勘違い

今回は投資初心者さんに良くある勘違いについて記事にしました。

  1. つみたて投資の方が一括投資より利益が出る?
    遊んでいるお金が少ない分、一括投資の方が大きな利益が出やすいです。しかし、パニック売りしない為、初心者さんにはつみたて投資がおススメです。
  2. 株価が上昇し続けた方が儲かる?
    下落した時期に積立が出来た方が利益は大きくなります。特に積立投資の開始直後の暴落はボーナスステージですよ。
  3. 株価下落を待ってから積立を始めた方が儲かる
    インデックス投資の積立は超長期を見据えた投資です。20年後と比べたらいつ買っても割安でしょうから、早く始めた方が利益が出やすいんですよ。
  4. ドルなんか持ってないんだから、円高なんか関係ない?
    外国の資産を持っている以上、円高円安の影響は避けられません。投資信託の基準価格は外貨の資産を円の価値で表示してくれているだけです。
  5. 分配金が有った方が良い?
    儲かったのではなく、お金が投資信託から銀行口座へ移動しただけです。分配金は資産運用の天敵です。百害あって一利なし!
  6. 投資先を分ければ分散投資になる?
    S&P500の投資信託だけでも、十分に分散投資できています。優良な投資信託が1本あれば十分ですよ。
  7. iDeCo(確定拠出年金)は引き出せないのがデメリット?
    途中で簡単に資金を引き出せてしまうと、チョットの暴落でパニック売りしてしまいます。60歳まで引き出せないことは、投資を継続するうえで、大きなメリットですよ。

投資を始めるのは良い事ですが、勘違いで自分の大切なお金を減らしてしまっては元も子もありません。

しかし、幸いなことに皆さんは、このような弱小ブログに訪れて下さるほど、勉強熱心なのですから、心配無用ですかね。

インデックスつみたて投資は、私達の様な一般市民にとって最強の投資方です。

誰でも簡単にローコストで投資できる今の時代に感謝して、投資を継続していきましょう。

www.katsurao.info

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