つみたて投資、止めるのやめましょう!

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オルカンで良いんです!信託報酬だけじゃない、投資信託を選ぶ際に見逃せない隠れコスト。

隠れコストを見ていますか?信託報酬だけで投資信託を決めるのは止めましょう。

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投資信託には信託報酬以外にも隠れたコストが存在していることをご存知でしょうか?

信託報酬が安くても、隠れコストが高い投資信託は、入場料は激安だけど中のレストランが異常に高いテーマパークと同じです。(お弁当持ち込み禁止w😅)

激安な信託報酬につられて、隠れコストの高い投資信託を買ってしまうと、結果的に損してしまう事になってしまいますよ。

そこで、今回の記事では隠れコストが投資信託の株価(基準価格)に与える影響と、その調べ方に注目しました。

ぜひこの記事を読んで、投資しようとしている投資信託の隠れコストをチェックしてみて下さい。

この記事はこんな方に読んでもらいたい!
・今まさにつみたて投資を始めようとしている。
・激安信託報酬の投資信託を見つけて、乗り換えようと検討中。

この記事で分かる事!
・コストの差が資産に与える影響。
・投資信託に掛かる本当のコスト。
・隠れコストを調べる方法。
・やっぱりオルカンが最強!

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信託報酬とは投資信託を持っていると掛かる手数料

まず始めに信託報酬について簡単に説明しましょう。

信託報酬とは、投資信託を持っている期間に掛かる費用の事です。

私達投資家が投資信託にお金を預けると、そのお金は証券会社を経由して株式などに投資されます。

株式に投資すれば、買付時の手数料や証券会社の社員さんの給料など費用が掛かりますので、その費用が少しずつ私達の預けたお金から引かれて行くのです。

信託報酬は投資信託ごとに異なり、安いもので金額の0.1%程度(年間)、高いものは1%を超えるものも有ります。

「1%くらい大したこと無いんじゃん」なんて言ってはいけません!

信託報酬ごとにリターンを比較

長期間の投資では信託報酬の僅かな違いが大きく影響します。

↑このグラフを見てまだ大したこと無いなんて言えますか?

投資信託を買う前に投資の結果を知る事は出来ませんが、確実に支払うことになる信託報酬は知ることが出来ます。

信託報酬は投資する前に必ずチェックしなくてはいけない項目なんですよ。

『隠れコスト』は信託報酬以外で取られる手数料

信託報酬がどの様な物か分かって頂けたと思いますので、次に隠れコストを説明しましょう。

投資信託の保有中に支払うコストは信託報酬の他にも謎の経費があります!

「謎の経費ってなんだよ!」と思われたかもしれませんが、ふざけているわけではありません。

因みに謎の経費に含まれる費用は

  • 海外における保管銀行等に支払う費用
  • 監査法人の費用
  • 売買委託手数料

等です・・・

私達の様な一般市民がこんなの知ってても意味ありません。投資知識ではなく雑学です!

しっかり調べたところで意味が分かりませんし、なんか謎の費用が掛かるだけ知っていれば十分でしょう。

隠れコストはどのくらい?

隠れコストがどのくらい掛かっているか気になると思いますので、世界でもっとも有名な株価指数、NASDAQに投資する投資信託で比較してみましょう。

NASDAQの投資信託で隠れコストを比較

表の最左列は投資信託の略称です。

表にある4つのNASDAQ投資信託の中で、最も低い信託報酬率を持つのはPayPay投信の0.418%ですが、隠れコスト注目しましょう。

隠れコストを加えると、最もコストが低いのはeMAXISの0.463%で、逆に最も高いのはPayPay投信の2.035%になってしまいますね。

さすがにこれほど逆転する事は稀ですが、投資信託を選ぶ際には信託報酬だけでなく、隠れコストにも考慮する必要があることは分かっていただけますよね。

小さな投資信託が逆転するのは難しい

なお「そんなのタマタマでしょ?来年はPayPay投信が逆転するかもしれないじゃん!」

と思われた方!

すばらしい、情報を簡単に信じないその精神は投資においてとても大切な事です😁

しかし、残念ながらPayPay投信eMAXISiFreeNEXTを逆転するのは至難の業なんです。

なぜなら資産総額が多いほどコストを割安に出来るからです。

大きな投資信託ほどコストが割安になる。

運用はシステム化されています。コストが同じなら資産が増えるほど有利ですね。

PayPay投信がいかに頑張って宣伝しても、有名で純資産額が大きい投資信託という事自体に宣伝効果があるのですから、eMAXISiFreeNEXTの有利性は変わらないでしょう。

なお、表には現時点で最も信託報酬の安いニッセイNASDAQ(信託報酬:0.2035%)を入れていません。

これは運用報告書がまだ公開されていない為、隠れコストが判明していないからです。

決算の結果次第では、新NISAの成長投資枠利用の最有力候補になるかもしれませんね。

話題のTracers全世界株式はどうなの

Tracersがリリースした全世界株式投信の情報はインデックス投資界に衝撃を与えましたね。

2023年4月26日から運用が開始される『Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス 全世界株式(以下、Tracersと書きます)』は信託報酬:0.05775%です。

同じ投資先で最も人気のある『eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)』の信託報酬:0.1144%の約半分ですから、乗換を検討している方もいらっしゃるでしょう。

しかし、前述の通り信託報酬だけを見て決断するのは危険です。

間違いなく跳ね上がる隠れコスト。

「間違いなく」と書いたのには理由が有ります。

実は Tracersの信託報酬には、「商標使用権のための費用」という謎のコストが含まれていないんです。
オルカンの場合、このコストは信託報酬には含まれています。

信託報酬という同じ言葉を使っていても、中身は別物なんですね。

これでは比べようがありません。ラーメンで例えると、こんな感じです。

ラーメン屋で信託報酬の違いを分かり易く解説

同じラーメン(信託報酬)でも、同じじゃないですよね🤔

どちらのラーメン(保有コスト)が安いかなんて誰にも分かりませんよね。

オルカンを提供している三菱UFJ国際投信も「比べられない」と声明を出しています。

eMAXIS Slim”オルカン“、Tracers対抗の信託報酬引き下げは行わず 「公正な比較対象とならない」(ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース

隠れコストは何処で調べるの?

隠れコストは投資信託の運用報告書で調べる事が出来ます。

例えばオルカンの隠れコストを調べるなら『オルカン 運用報告書』でネット検索しましょう。

運用報告書は簡単に見つかると思います。

その中の1万口当たりの費用明細に書かれている経費が、投資信託に掛かった本当の経費です。

オルカンを選べばOK

既にオルカンに投資している方は沢山いるでしょう。しかし、迷う必要はありません。

オルカン等を提供するeMAXIS Slimシリーズは、保有コストの業界最安を目指すと公言しています。

仮に Tracersの保有コストの方が安くなったとしても、オルカンはすぐ値下げに対応する可能性が高いんですよ。

さらに、 Tracersの隠れコストが分かるのは、決算後に運用報告書が公開された後です。

 初回決算は2024年5月24日ですから、1年以上も後のことになりますね。

そんな先の事を今から考えるなんて時間の無駄です!

今、オルカンに投資している人がすべき事はただ一つ

何もしない事ですよ。

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まとめ:信託報酬だけで投資信託を決めちゃダメ

この記事では、投資信託選びにおいて信託報酬だけではなく、隠れコストも重要な要素である事を解説しました。

Tracersが信託報酬が激安に見える投資信託を発表しましたので、オルカンからの乗り換えを検討している方がいらっしゃるでしょう。

しかし、信託報酬が低い投資信託でも、隠れコストが高い場合、トータルのコストが高くなります。

  • 信託報酬と隠れコストの両方をチェックし、トータルのコストを把握する。
  • オルカンは、保有コストの業界最安を目指しているので、他の投資信託に合わせて値下げしてくる可能性が高い。
  • Tracersの保有コストは運用報告書が公開されるまで誰にも分からない。

以上の事からオルカンに投資している人は、現状で何もする必要はありません。

結論、やっぱりオルカン最強!

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