つみたて投資、止めるのやめましょう!

サイドFIRE生活中のブログ主『よしきよ』が、「積み立て投資が最強!」と感じる情報をひたすら発信中!

FANG+をポートフォリオに入れる意味、ほんとにある?

近年、いろいろな意味で注目を集めているFANG+

アップル、アマゾン、メタ(旧フェイスブック)、グーグルなど、米国を代表するIT大手企業に投資できる魅力的な商品として認識されています。

しかし、結論を言いますと投資する必要なしです。

この記事では、FANG+が抱える本質的な問題点を解説し、資産形成のポートフォリオに加えるべきでない理由を解説します。

動画でも解説してます⬇

youtu.be

FANG+は10銘柄に投資するインデックスファンド

値動きが大きいことで有名なためかアクティブファンドと誤解されがちなFANG+ですが、実は『NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)』という株価指数に連動するインデックス投資信託です。

この株価指数は10社の米国IT系企業に10%ずつ均等分散する仕組みで、2025年11月時点の構成銘柄は以下の通り

  1. アップル
  2. アマゾン
  3. メタ
  4. グーグル
  5. ネットフリックス
  6. エヌビディア
  7. マイクロソフト
  8. ブロードコム
  9. クラウドストライク
  10. サービスナウ

出典:FANG+ 月次レポート(9月)

信託報酬は0.7755%と一般的なインデックスファンドと比較するとやや高めの水準ですね。

銘柄選定方法 ❶:6社はほぼ固定

FANG+の銘柄選定ルールを見てみましょう。

まず基本固定の6銘柄があります。

  1. アップル
  2. アマゾン
  3. メタ
  4. グーグル
  5. ネットフリックス
  6. マイクロソフト

この銘柄が除外される条件は以下の通りですが…

6銘柄で最も時価総額が少ないネットフリックスでも5000億㌦近いですし、日次取引額も、東証プライムの上位銘柄なら余裕でクリアできるレベルなので、該当するケースはほとんど考えられないでしょう。

銘柄選定方法 ❷:4社は既存銘柄が優遇

残りの4銘柄の選定方法は以下の通りです。

この条件をクリアした銘柄を以下の選定方法でランキング付けします。

ただ、これで上位4銘柄になったからといってすぐFANG+に組み入れられる訳ではありません。

既存銘柄が優遇されます

既存の銘柄はランキング10位以内に入っていれば除外されません。

そのため、ここ2年で除外は以下の3銘柄だけです。

  • 2023年9月
    除外:エーエムディー
    追加:ブロードコム
  • 2024年9月
    除外:スノーフレーク、テスラ
    追加:クラウドストライク、サービスナウ

FANG+は逆張り投資

FANG+はオルカンやS&P500等の時価総額加重型と異なり、10銘柄を10%ずつ均等に保有する均等加重型のファンドです。

オルカンは値上がりした銘柄の保有割合を増やしますが、FANG+は逆に値上がりした銘柄を売却して値下がりした銘柄を買い増すことで10%の均等を保ちます。

それぞれのメリットデメリットは以下の通りです。

  • FANG+:均等加重型
    イケイケ銘柄の売却が増え、ファンドの伸びが抑えられやすい
    下落銘柄の買いが増え、割安で仕込む機会が多い
  • オルカン:時価総額加重型
    イケイケ銘柄を買い増して、上昇に乗りやすい
    有望銘柄を割安な時期に仕込む機会は少ない

これも一般的に知られている有名インデックスファンドと違うポイントですね。

FANG+はインデックスの皮をかぶったアクティブ投資

投資家の判断でIT系セクターの銘柄を選んだうえで、これらの選定ルールがあるのですから、オルカンやS&P500のように『確実に平均点を狙う』インデックス投資とは少し毛色が違います。

さらに乱高下が激しく売買時期の判断が重要になることから、FANG+への投資はインデックスファンドであるもののアクティブ投資と考えるのが無難でしょう。

FANG+をポートフォリオに入れるべきでない理由

FANG+の過去の運用成績を見ると、好調な時期にはS&P500を大きく上回るリターンを記録しています。

S&P500やオルカンと比べて大きく下落する時期もありますが、トータルで好成績を残しており大人気なのも納得です。

しかし、ポートフォリオに入れるべきファンドかというとNOと言わざるを得ません。

投資上級者:10銘柄なら個別株で管理できる

まず投資経験が豊富な方にとって、FANG+は魅力的な選択肢とは言えません。

その理由はわずか10銘柄の構成であることです。

投資信託の最大のメリットは、僅かなコストで多くの銘柄に分散投資しながら管理の手間を省ける点にあります。

しかし、10銘柄程度であれば個別株で管理は十分可能ですから無駄なコストを払う必要もありません。

さらに個別株で保有すれば特定の企業の買い増し損切りも自由です。

投資信託では仮に1社に不祥事が発覚しても、その銘柄だけを売却することはできません。

投資の自由度という観点からも、上級者にとってFANG+は制約の多く扱いづらい投資先といえるでしょう。

投資初心者:アクティブ投資は不要

一方、投資上級者でない人にとってもFANG+は推奨しづらい商品です。

IT企業に限定された指数に投資する以上、市場全体への分散投資とは異なり、買い時と売り時の判断が重要になります。

好調な上昇相場に乗れたとしても、適切なタイミングで売却する必要があります。

これはアクティブ投資であり、投資初心者がプロの投資家と同じ土俵で戦うことを意味しますから短期トレードなどもってのほかです。

長期的な資産形成を目的とするのであっても、誰でも確実に市場平均のリターンを得られるオルカンやS&P500などの方が適切でしょう。

中途半端な知識でアクティブ投資の真似事をしたところで、インデックスファンドのリターンを上回るのは容易ではないのですから。

FANG+は趣味、宝くじ枠で

ただし、FANG+への投資を完全に否定するわけではありません。

値動きの大きい銘柄で投資を楽しみたいという趣味的な目的であれば、むしろ面白い選択肢になり得ます。

重要なのは、本格的な資産形成の資金と明確に分離することです。

生活費や老後資金の運用とは別に、全額失っても問題ない範囲の資金で楽しむという割り切りが必要です。

複数の証券口座を使い分け、趣味専用の口座でFANG+のような商品を少額保有するのは一つの方法でしょう。

ただし、趣味として楽しむのであれば、儲けることを期待してはいけません。

あくまでお遊び、宝くじ枠での投資です。

まとめ

  • FANG+はインデックスの形をしたアクティブ投資
  • 投資上級者なら10銘柄程度は個別株で保有できる
  • 初心者にとっては買い時売り時の判断が困難
  • 趣味で買うなら別口座で全額失っても良い資金のみで
  • 本格的な資産形成はオルカンやS&P500などで行うべき

参考資料(英語)
https://www.ice.com/publicdocs/data/NYSE_FANGplus_Index_Methodology.pdf

はてなブログはコメントの返信ができません。疑問質問はX投稿⇧の返信からどうぞ

広告

プライバシーポリシー   お問い合わせ