「みんなで大家さん」のHPをチェック
突然ですが久しぶりに不動産投資商品の「みんなで大家さん」のホームページをのぞいてみました。
「みんなで大家さん」は不動産投資としては比較的少額な100万円単位で始められる投資商品で年利7%近い配当金を、リスクを抑えて受け取れることを売りにしています。
私の投資対象ではない
始めに言っておくと「私は出資していません」
どのような流れで配当金の支払いや、元本の償還が行われるのか理解できなかったからです。
商品説明を読んでも劣後出資とか優先出資とか、私には難しすぎる単語が並んでいて難解でしたね。
私の知識が未熟なのもあるでしょうが「それを分かり易くするのが、商品説明の存在意義でしょ」という話ですよ!(逆切れ?)
結局「銀行で借りれば良いのに、なぜに不特定多数の個人投資家に高い配当金を支払って資金を集めているの?」といった疑問を解決するには至りませんでした。
理解できないものには手を出さない!が投資の鉄則です。
(`・∀・´)エッヘン!!
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HPのマチガイ画像は修正したかな?www
さて、なぜ投資対象でもない「みんなで大家さん」のHPを開いたのかというと、実は以前、趣味で色々な金融商品のホームページをブラブラしていた際に、「みんなで大家さん」の安全性アピール画像が、明らかにおかしかったので気になっていたのです。
安全性アピール文と画像が・・・
以下ホームページから引用です↓↓↓
例えば、優先出資割合が80%、劣後出資割合が20%の商品において、対象不動産の評価額が下落した場合、下落率が20%以内であれば、その損失は営業者が負担するため、優先出資者である事事業参加者の出資金の返還金額に影響はありません。下落率が20%を超えてしまう場合は、各事業参加者の負担も発生してしまいますが、一般的な不動産投資と比べて元本評価の安全性を高める設計となっております。
引用元:みんなで大家さんHP
資産と利益が混同してる?
解説文を読む限り、この画像は明らかに元本(資産)の安全性が高い事をアピールするためのものです。
しかし画像には「賃料が下落しても」とか「あなたの利益を守ります」と利益の事が書かれていますね。
- 賃料が下落⇒⇒評価額が下落
- あなたの利益⇒あなたの出資金
が正解でしょ?
投資は信用第一でしょ?
最初にこの間違いに気づいたのは昨年の7月ですの半年以上たっていますが、いまだに修正されていないようですねwww(R3・2・4時点)
100万円を超える資金を預けるのですから、出資を検討している人は穴が開くほどにHPの商品説明をチェックしているはずなのに・・・
誰も「おかしい」って言わなかったのかな?
お客さん側が気付かなくても、不動産関係の会社なら誰か気づくでしょ普通www
投資は信用が第一です、信用が無ければ誰も自分の貴重な資産を投資してくれません、100万円からの投資ですよ!スーパーでキャラメルコーン買うのとはわけが違うのです。
出資を受ける側である「みんなで大家さん」の運用会社が「資産と利益の区別もつかない企業」などと思われてしまっては大問題でしょ?
にもかかわらずこのような画像を放置しているとは・・・(修正するのが手間なのかな?)
( ̄▽ ̄)メンドイ?
少額で不動産投資なら「J-リート」
さて、私は「みんなで大家さん」へ投資していませんし、すすめることもしませんが、「J-リート」には投資しています。
「J-リート」とは、投資家から集めた資金でビルやマンションなどの不動産への投資を行い、そこから得られる家賃や売買益から配当金を出す「不動産投資信託」です。
※東証に上場されているので、株式と同じように証券会社で取引することが可能。
不動産への少額投資というスタイルは「みんなで大家さん」と同じですが、J-リートは不動産の評価額や賃料が下がれば、それだけ元本や配当金が減るという、非常に分かり易い投資先です。
ETFでリスク分散
現在は東証に60を超える銘柄が上場しており、それぞれ投資先の不動産も異なるので、私はリスク分散のため「東証REIT指数」に連動した「iシェアーズ・コア Jリート ETF-(1476)」等に投資しています。
TOPIXがコロナショックの暴落から早々に立ち直った中で、長らく低迷を続けていますが、最近やっと上昇に転じてきました。僅かですが含み益も出してくれています。
数千円でも投資できる
J-リートETFは数千円からでも投資可能です。これこそ少額投資です
「みんなで大家さん」のHPを見ていると100万円が少額に感じてしまいますが、冷静に考えると100万円は大金ですよねwww
まとめ
失礼ながら「みんなで大家さん」はホームページの商品説明も理解しづらく、挿入画像にも誤りが見られます、個人の感想ではありますが「信用して100万円を預けられるか」と聞かれるとノーと言わざるを得ません。
少額で不動産投資を行うのであれば、評価額の下落を覚悟してでもJ-リートを選択すべきです。
そもそも「元本の保全を求めるような資金を不動産投資に充ててはいけない!」ですよね。www.katsurao.info