次期アメリカ大統領がバイデン候補で決まりそうです。
しかし今回の選挙はグダグダ間がひどかった、特に郵便投票については「選挙の前にちゃんと決めとけよ!」と声を大にして叫びたくなっている人も多いんじゃないでしょうか。
資本主義、民主主義のトップを走っているアメリカが大統領選挙という最も重要な選挙でこんなに混乱しているとは・・・世の中に完璧な国など無いということでしょうか。
さて、米国の次期大統領がほぼ決まりましたので、投資家として気になるのは株価の行方です。
私の保有する資産のうち過半が米国株に投資する資産なので、ネットで色々と情報収集していたのですが、投資信託にかかわる恐ろしい記事を発見してしまいました。
これが噂の提灯記事か
これが投資初心者に対するアドバイス?
「投資信託で失敗する人に共通する「ある」特徴」という記事のタイトルなので、投資経験が少ない人向けの記事でしょう、記事の書き出しも以下のような感じです。
いざ投資信託で資産形成を始めようと思ったとき、「数が多すぎてどう選んだらよいか分からない」と、途方に暮れた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
記事を読む前は「銀行員に丸投げする人」とか「小さな利益ですぐ売ってしまう人」とかが書いてあるのかなと予想したのですが大違いでした、記事に掛かれていたのは↓↓↓
- 投資信託の純資産残高が大きいほど良いわけではない。
- 償還までの年数が長ければ良いわけではない。
- 運用成績の指標で重視すべきは、騰落率よりもシャープレシオである
投資初心者に対するものとしては変な感じですね、間違ってはいないのでしょうが「他に伝えることが山ほどあるでしょ」といった感じです。
そもそも「シャープレシオを重視すべき」なんて言われても「どう重視すればいいのか教えてくれ!」というのが投資未経験者の反応だと思うんですが・・・
信託報酬の事が一切書かれていない
投資信託を選ぶ際に最も重要なのは間違いなく「コスト」です。しかし、この記事は最大のコストである信託報酬について全く触れていません、触れていないばかりかこんな記述も↓↓↓
投資信託で失敗する人の特徴の一つとして、最も肝心な「入口」の銘柄選びの段階で怠けてしまうということが挙げられます。「売れ筋」「低コスト」「(直近の)好成績」といった、分かりやすく聞こえのよい切り口で選ばれた投資信託が、必ずしもその人に適したものであるとは限りません。人生の選択や、現在置かれている状況は人それぞれ異なるからです。
低コストが適さない人?コストが高いほうが良い人がいるというのでしょうか?謎の記述です。
この手の投資関連記事が他の記事と差別化を図るために、あえて常識とかけ離れたことを書くメリットがあることも理解しています、記事は読まれなければ意味がありませんから、注目を浴びてなんぼです。
しかし、投資信託を選ぶことで最も重要といわれる「低コスト」について記述しないばかりか「わかりやすく聞こえの良い」とネガティブに感じさせる書き方をするのは悪意があると感じずにはいられません!
(不動産投資等の多額の経費の掛かる投資先に比べると、投資信託のコストが安い事を指しての記述ならば、その旨をちゃんと書くべき・怒)
投資信託を選ぶうえで「低コスト」は最重要項目です、どんなに素晴らしい投資先に投資しても確実に利益が得られる保証はありませんが、コストは確実に掛かってきます。
最近では同じような投資先でもコストが10倍以上違う投資信託(金融商品)もあります、自分の大切なお金を守るために少しでもコストの安い投資信託を選んでいきたいですね。
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