コロナの影響でテレワーク新人研修なるものが行われていたうちの職場にとうとう新入社員が配属されました、通年ならばホテルの様な施設を借り切って行われる研修が、今年はテレワークだった為、これから遅ればせながら実務の基礎中の基礎を教わるカリキュラムに入るようです。
私の世代ではこの時期は既に実務に取り掛かってきましたので、かなりハンデを負うことになりますね。
この世代は不幸なことに失敗をするたびに「コロナ世代は使えない、俺の若いころは・・・」とか謎の有難いお言葉を、老害の皆々様方から言われ続けるという宿命を背負ってしまいました。
(気の毒に・・・(´;ω;`))
しかし、1年も経てば3ヶ月の実務経験の差なんぞ誤差みたいなもんになります、たくさん失敗して、たくさん経験を積んで、量産型老害の嫌味なんぞカラスの鳴き声ぐらいに感じるぐらいに成長してもらいたいものです。
その分散投資は本当に分散されていますか?
さて、リスクの分散は長期資産運用の基本です「全ての卵を一つのカゴに入れるな」という有名な格言を聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか、カゴを落としてしまったら一度にすべての卵が割れてしまいますから、複数のカゴに分散して卵を入れましょうという事ですね。
「俺は分散投資しているから大丈夫」と思っている株式投資初心者のそこのあなた!本当にあなたの卵は守られていますか?
良くある分散投資の勘違い
少数のカゴしか使わない
卵のカゴを2つや3つ程度に増やしたところで効果は期待できません、仮に3つの超有名大企業銘柄に投資しているとしても、万が一そのうち一つの会社が倒産すれば資産は三分の二に激減してしまいます。
しかも、超有名大企業が倒産してしまうようなニュースが流れれば他の銘柄の株価も下落は間違いないでしょう、資産半減です!一瞬で資産半減は許容範囲内でしょうか?
カゴを全て同じ机の上に置いている
多くのカゴを用意したとしてもカゴを置いている机が倒れたら全ての卵が割れてしまいます。
電車が大好きだからといって鉄道銘柄ばかり集めたり、金融銘柄、自動車メーカーなど同じようなジャンルに投資先が偏ってしまっては、特定ジャンルに悪影響を与えるニュースが流れた際に一斉に暴落してしまう可能性が高いです。
カゴが糸で繋がっている
多くのカゴを用意してもすべてのカゴが糸で繋がっていては意味がありません。
日本株だけでは危険だから米国・欧州・新興国等の株式にも均等に投資したとしても、どこかの国の株価が大暴落したら他の国の株価も影響を受けずにはいられません。
現在は世界中の情報をほぼリアルタイムで入手することができます、投資先の国を分散したとしても、株式に投資しているのでは分散の効果は低いですから、株式だけではなく債券や不動産にも目を向ける必要があります。
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下手な分散よりETF利用がおすすめ
株式の投資を始めると銘柄分析に多くの時間を使うようになると思います。しかし、個人で選ぶことのできる銘柄数は限られています、しかもそれが優良銘柄だとは限りません。
ETF(上場投資信託)を利用すればわずかな信託報酬で個別銘柄に分散投資している状態を作り出すことができます。信託報酬がもったいないと思うかもしれませんが年0.2%程度です、投資資金100万円でも2,000円です。膨大な時間を2,000円で買っていると思えば安い物ではないでしょうか?
「分散投資をした気になっている」ことはとても危険です。個別銘柄への中途半端な分散投資をするぐらいならば株式・債券・リートのETF利用してみてはいかがでしょうか。