コロナショックもどこ吹く風の米国株式市場は早くも復活の兆候を見せ始めました。含み損に耐えていた米国インデックス積立て投資派の方々も少し余裕が出てきたのではないでしょうか。米国に簡単に投資できるようになった反面、リスクも負いやすくなっているという事を痛感する今日この頃です。
私が株式投資を始めたころには米国に投資するなんて言うのは超お金持ちの特権みたいな感じで一般市民には選択肢にすら入っていなかったですからね、それが現在は誰でも投資できるようになり私たち個人投資家にとってありがたい世の中になったものです。
私の友人なんかも投資なんて全くやっていなかったのに「もし買うならHDVとSPYDどっちにする?」とか聞いてくるようになりましたから。答えは「半分ずつ両方買う!」で即答です。
後がめんどいので「上がる株教えてよ」とかの質問に答えるのは大嫌いなのですが(教えずに自分で買うは!!)しかし、ちゃんと調べてきてからの質問は大歓迎ですね。
投資に興味を持つのはとても良いこと、自分が勉強になることもおいです。飲み会の席とかで投資談議ができれば最高なんですが、いかんせんまだ圧倒的に少数派なのでまだまだ先になりそうです。
ETF(上場投資信託)への投資もお勧め
投資初心者で米国に投資している方々の多くは投資信託でeMAXIS Slim米国株式S&P500や楽天VTIへの積み立て購入が多いでしょう、私も購入しています。これらの投資信託を選んだ理由は圧倒的な信託報酬の安さで、割高手数料をぼったくる並み居るダメダメ投資信託のなかで光り輝いています。しかし、これらの優良投資信託とは別にETF(上場投資信託)という魅力的投資先があるのです。
ETFとは上場投資信託の事で株式のように売買ができる投資信託の事です。通常の投資信託の価格は日付ごとに決まりますがETFは株式と同じように市場が開いている時間帯はリアルタイムで上下します。人気のあるETFは秒単位で価格が変動しますのでその点は投資信託というよりも株式に近いですね。
中身は通常のインデックス投資信託と同じように株式や債券の指数(日経平均やS&P500等)に連動する事を目的に運用されます。なお、証券会社のHPで購入したETFは株式と同じ項目に表示されるので、自分の資産状況のチェックが容易にできることも地味に便利ですね。
メリット(投資信託と比べて)
- 株と同じ手順で購入できる
- 貸株金利がもらえる
- 分配金が出る(デメリットでもある)
デメリット(投資信託と比べて)
- 積立ができない
- 金額指定で購入できない
- 分配金が出る(メリットでもある)
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MXS米株S&P500 「証券コード 2558」
「eMAXIS Slim米国株式S&P500」と比べると投資先は同じ米国のS&P500です。そのため値動きは殆ど同じです。購入手数料も掛かりません(ETFの購入には株式と同じ手数料がかかるが無手数料のノーロードETFというものがある)信託報酬は0.15%程度と上記の上記の投資信託より若干高いですが良心的な費用です。
貸株金利が信託報酬を相殺
一部の証券会社には貸株という制度があります。投資家が持っている株式やETFを証券会社に貸し出して金利を受け取る制度で、「MXS米株S&P500」の場合は0.25%(5/9時点)の利率で受け取ることができます。これは信託報酬を支払う額よりも上回っており実質的に無料化できることになりますね。
貸株金利のリスクを知っておこう
しかし良い事ばかりではありません。もしも貸し出した証券会社が倒産してしまったら貸出中のETFは返ってこないのです。 リスクを減らす方法としては証券会社を分散して複数の証券会社で保有する、証券会社の財務状況をチェックして危ないと思ったら制度の利用をやめる(何時でも辞められます)などの対応が必要だと思います。
楽天証券やSBI証券、マネックス証券などのネット証券が自分がETFを売却する前に倒産する可能性が高いと思うなら貸株制度の利用はやめた方が良いでしょう。通常の投資信託と比べて若干節約できるという程度で大きな差が出るわけではありません。しかし、個人的にはその可能性は極めて低いと判断していますので貸株制度を利用しています。
では、今日はこのあたりで
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