【ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)】基準価格は下落し続けます。
この記事にたどり着いた、あなたは『ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)』(以下、ダイワJ-REITと記)を既に買われていますね、そして、一向に下落が止まらない基準価格に不安を感じ、ネット検索をされているんでしょうか。
下落が続いている理由はただ一つです。そもそも
そういう仕組みの投資信託だからです。
私は投資信託を中心にした投資で資産を増やし、サイドFIRE生活を手に入れました。
そんな私が断言できるのは、「ダイワJ-REITは買ってはいけない投資信託」という事です。
その理由は主に以下の2点
- 下がり続ける仕組みの投資信託である。
- 他に同じ投資先で手数料の安い物がある。
J-REIT市場に投資する投資信託は、ダイワJ-REITだけではありません。
分配金を出さない投資信託でも、定期売却サービスを利用すればダイワJ-REITと同じように毎月現金を受け取る事ができますし、ひたすら下落を続ける等という事もありません。
この記事では、ダイワJ-REITが下がり続ける仕組みと、どうしてもJ-REIT投資信託から毎月分配金を貰いたい方に、おススメの投資方法を紹介しています。
最後まで読んでいただければ、ダイワJ-REITをすぐさま売り払って、新しい投資先に乗り換えたくなる事は間違いなしですよ。
この記事でおススメしている投資手法↓↓↓
- 投資信託の定期売却で疑似分配金。
- J-REITのETFで変則毎月分配金。
広告
J-REITとは不動産に投資する投資信託。
ダイワJ-REITが下がり続ける仕組みを解説する前に、J-REITとは何かを解説しましょう。
J-REITは、多くの投資家から集めた資金で、オフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。不動産に投資を行いますが、法律上、投資信託の仲間です。
不動産投資には莫大な資金が必要です。
銀行からお金を借りて投資するにしても、優良な物件は不動産会社が、お金持ちのお得意様に優先して声をかけるので、私達の様な資金力に乏しい一般市民が簡単に買える物件は、プロの投資家が見向きもしない、ゴミ物件だけです。
しかし、大勢の人が集まって、お金を集めれば、プロの投資家以上の資金力を得ることが出来ますよね。
投資家から集めたお金を数々の不動産に分散投資し、そこからの収益を分配するのがREITです。
そして、日本の不動産のみに投資するのがJ-REITというわけですね。
更にJ-REITに投資する投資信託
令和4年11月現在で60銘柄以上のJ-REITが東証に上場されており、証券会社で株式と同じ様に買うことが出来ます。
しかし、J-REITごとに特徴があり、投資先はマンションを主軸にしたものや、ショッピングセンター等の商業施設、ホテル、倉庫など多種多様です。これでは迷ってしまいますよね。
そこで、更に「全てのJ-REITに投資する投資信託」が誕生したわけです。『ダイワJ-REIT』もそんなJ-REIT投資信託の一つですね。
ダイワJ-REITが下がる理由は毎月分配
さて、ダイワJ-REITの株価(基準価格)は今月も順調に下落し続けています。
その理由は投資先のJ-REITが下がり続けているからではなく、毎月分配型の投資信託だからです。
ダイワJ-REITの分配利回りは、ブログ執筆時で驚異の27.5%、J-REITの分配金利回りは平均で3.5%程度でしかありませんから、誰が見ても異常な利回りと分かるでしょう。
その異常な利回りの秘密は、通称タコ足配当といわれる、ただの現金払い戻しです。
投資家に配当金を支払うために、ダイワJ-REITが保有するJ-REITを売却して、そのお金を「今月の配当金ですよぉ」と言いながら銀行口座に振込んでいるだけです。
決してダイワJ-REITの資産運用がうまくいっているから、高い分配金が支払えているわけでは無いのです。
保有中のJ-REITを売却するのですから、当然、株価(基準価格)は下落するわけですね。
これを私達の様な一般家庭で例えると、『毎月の生活費を、預金を切り崩して工面している状況』なんです。
毎月分配型の投資信託が、少しづつ資産(基準価格)が下がるのは、当たり前の事なんですね。
広告
受取る利回りは自分で調整できる。
ダイワJ-REIT等の毎月分配型の投資信託が下落を続けるのは、無理やり高すぎる分配金を出している事が原因です。
しかし、もしも自分で利回りを調整できるなら、定期的に現金が振り込まれる事は、資産を取り崩して生活している家計にとって、メリットにもなりますよね。
上のグラフは、ダイワJ-REIT(信託報酬:年0.792%)ではなく、格安手数料の投資信託でお馴染みの『eMAXIS Slim 国内リートインデックス(信託報酬:年0.187%)』で、毎月売却をした場合です。
資産は下落していますが、ダイワJ-REITに比べれば、遥かにマシなチャートグラフですよね。
そもそも、年利20%の分配金なんて、多すぎます。それを受け取らないと、生活できないのなら、投資以前に家計の改善が必要なんですよ。
楽天証券なら自動で定率売却
毎月、定率の投資信託を売却するのはかなり面倒くさいですが、楽天証券なら、自動で投資信託を売却できる、定期売却サービスを提供してくれています。
一度設定してしまえば、あとは何もする必要が無いので、投資信託から毎月現金を受け取りたい方は、楽天証券を利用しましょう。
定期売却サービスの詳細は楽天証券 の公式HPで確認してください。
下のリンクから公式ページに移動後、トップページ上部の「サイト内検索」で定期売却と入力するのが一番の近道ですよ。
毎月定率売却の設定が出来るのは楽天証券だけ。
J-REITのETFからも、毎月分配金が受け取れる。
楽天証券の定期売却サービスを利用する以外にも、ETF(上場投資信託)を利用すれば、J-REIT市場から毎月ホドホドの分配金を受け取る事が可能です。
ETFは株式市場で売買できる投資信託で、東京証券取引所に上場しているJ-REITの値動きを表す指標、東証REIT指数と同じ値動きをするETFもあるんですよ。
これを買えば、全てのJ-REITに投資するのと同じです。
どの銘柄も分配金は3.5%程度で、株式より少し高い利回りが期待できますね。
分配金の支払いは3か月毎の銘柄が多いですが、分配月が異なる銘柄を3銘柄保有する事で、実質的に毎月分配型ETFポートフォリオを作り出す事が出来るんですよ。
おススメのポートフォリオはこちら↓↓↓
コード | 銘柄名 | 分配月 | 利回り | 信託報酬 |
---|---|---|---|---|
2556 | One ETF 東証REIT指数 | 1.4.7.10月 | 3.24% | 0.1705% |
1476 | iシェアーズ・コア Jリート ETF | 2.5.8.11月 | 3.42% | 0.1650% |
1488 | ダイワ上場投信-東証REIT指数 | 3.6.9.12月 | 3.52% | 0.1705% |
※利回りはR4年9月30日時点 |
広告
まとめ:ダイワJ-REITより、投資信託の定期売却
ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)は、ただひたすら基準価格の下落が続く投資信託です。
異常な高利回りの毎月分配を受け取れる事に目がくらみ、買ってしまう投資初心者さんが多いようですが、分配金とは名ばかり、ただ、自分のお金を返してもらっているだけです。
J-REIT投資信託から分配金を受け取りたい場合は、『eMAXIS Slim 国内リートインデックス』等の格安手数料の投資信託を、楽天証券の定期売却サービスで毎月売却設定するか、J-REITのETFを利用しましょう。
分配金を貰うと、お金が増えた感じがします。しかし、それがタダの勘違いという事を忘れないで下さいね。
他にも勘違いしたまま、投資をしているかもしれませんよ。www.katsurao.info
広告