【初心者向け】株価好調な今こそ知ってほしい!「サーキットブレーカー」の仕組みと注意点
最近の株価は絶好調「投資なんか簡単じゃん。心配して損した」などと有頂天になっていませんか?
株価が上がれば上がるほど、下がる時に大きな下落になってしまうものです。
今は少しずつハシゴを上っているようなもの、上れば上るほど落ちた時の怪我も大きくなるんですよ。
さて、みなさんはサーキットブレーカーという投資用語をご存じでしょうか?
株価の暴落が起きた際に、投資家がパニックになることを防ぐため一時的に株式の売買が停止されることです。
- 【初心者向け】株価好調な今こそ知ってほしい!「サーキットブレーカー」の仕組みと注意点
- S&P500のサーキットブレーカーとはどんな時に発動する
- コロナショックで連発されたサーキットブレーカー
- サーキットブレーカー発動でパニックになるな!
- まとめ
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S&P500のサーキットブレーカーとはどんな時に発動する
さっそくサーキットブレーカー発動条件を見てみましょう。基本的に前日の終値を基準に段階的に発動します。
このサーキットブレーカーは投資家に冷静な判断を促し、パニック売買を防ぐ目的で行われる処置です。
コロナショックで連発されたサーキットブレーカー
とはいえ2020年のコロナショック時は、投資家が連日パニックに陥り連発しているんですよ。
サーキットブレーカーが発動した事例(コロナショック時)
日付 (2020年) |
前日 終値 |
当日 最安値 |
下落率 (対前日) |
当日 終値 |
下落率 (対前日) |
---|---|---|---|---|---|
3月9日 | 2,875.62 | 2,547.35 | -11.51% | 2,756.46 | -3.68% |
3月12日 | 2,631.56 | 2,193.62 | -16.67% | 2,386.51 | -9.03% |
3月16日 | 2,563.70 | 1,985.94 | -23.00% | 2,237.37 | -12.32% |
3月18日 | 2,305.22 | 2,153.07 | -6.59% | 2,434.06 | -5.18% |
注:3月18日に関しては、S&P500指数全体は前日比6.59%下落にとどまりましたが、サーキットブレーカーが発動しました。
個別銘柄が制限値幅を下回ったからとか情報がありましたが、調べても詳細が分かりませんでした。(識者求むです。ぜひコメント欄へ🙏)
ご覧の通り、わずか10日ほどの間に4回も発動しますから、ほぼ2日に1回はパニックになっています。
しかし、終値が最安値の日が一日もありませんから、ある程度の効果はあったのでしょう。
サーキットブレーカー発動でパニックになるな!
現在の株価は好調ですが、いずれS&P500が大暴落する日が来るかもしれません。
そして、暴落からサーキットブレーカーが発動されれば、間違いなくマスコミ報道が流れます。
それに便乗した自称投資に詳しい、謎の量産型投資系インフルエンサーがこぞって
「サーキットブレーカー発動!アメリカ株は今すぐ売れ!」とかの釣りタイトルで、PVとコメント稼ぎの動画を投稿してきます。
そんなものを見ればだれでも不安になってしまいますよね。
しかし、サーキットブレーカーは私たち投資家を守るためのものです。
まして暴落が始まるトリガーなどではありません。
まとめ
- サーキットブレーカーは株価暴落時、投資家のパニックを抑える。
- 暴落を抑える効果があるが、完全ではない。
- YouTuberの無責任な情報に惑わされるな!
結論:サーキットブレーカーは私たちの味方!
そもそも長期投資なら、暴落なんて気にしなくていいんです。その理由は↓↓↓
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