米国株とJリートの併用を。完璧な投資先なんてありません!
(令和4年2月10日 加筆修正)
インデックス投資ブームの真っ最中の昨今、どこの投資ブログもYouTubeも米国株式をすすめる人ばかり、投資を始めて間もない方でも
「これって、まんま靴磨きの少年の話じゃね?」
と感じる人も多いんじゃないでしょうか?
私も米国株のインデックス投資で資産を大きく増やしサイドFIREを達成した投資家ですが、少しずつポートフォリオから米国株式の割合を減らしています。
この記事では国内不動産に投資するJリートETFを紹介しています、「米国株に集中投資は危険」と考え始めた賢明な投資家の皆さん、Jリートをポートフォリオに組み込んで、米国株一極集中の不安を取り除きましょう。
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米国株も万能ではない
たしかに過去の実績から米国株の成長は凄まじい物です、投資初心者の人たちが米国株のみに全力投資したくなる気持ちも分からないわけではありませんが・・・
円高の直撃を受けてしまう
私たちは日本で日本円を使い生活しているわけです、米国株が上昇しても円高が進んでしまっては意味が有りません。
優良投資信託の殆んどは日本円で買付るので、為替レートの影響を受けている感じがしませんが、円高がすすめが投資信託の価格は下落します。
2011年には75円台まで円高が進んでいるので、現在のレート付近が永遠に続くと考えるのはやっぱりお花畑すぎますよ。
米国は衰退しないの?
世界の中心なんてコロコロ変わります、今でこそ「日本はオワコン」とか言われて、衰退する先進国の代名詞みたいな扱いですが、昭和末期の頃は日本企業が絶好調で米国の企業や不動産を買いまくっていました。
さらに古い話になるとイギリスは大英帝国の名にふさわしく世界の中心でした。
さすがにいきなり米国が没落するなんてことは無いでしょうが、インデックス投資での資産運用は超長期で行うのが前提です。
定年退職後に投資信託を売却して現金化するとき、米国株がオワコンになっていない保証は有りません。
リスク分散の為のJリート(不動産投資)
大切な資産を守るためには米国株投資に対するリスクヘッジとして、為替レートの影響を受けない資産を保有する必要があります。
日本株への投資も有りますが、私のお勧めするのは不動産の投資信託「Jリート」への投資ですね。
不動産投資というと「多額の資金が必要」「失敗したら人生終わる」「初心者には無理」というイメージがあると思いますが、それは不動産に直接投資した場合の話です。
Jリートを利用することで比較的安全に不動産に投資することが出来るのです。
不動産の投資信託「Jリート」とは
【Jリート】とは投資法人が投資家から資金を集め、マンションやオフィスビル、商業施設などの不動産を購入し、購入した不動産から発生した利益を投資家に分配する投資信託のようなものです。
Jリートは東京証券取引所に上場されているので、投資家は株式と同じように売買することが出来ます。
昔は「ゴミ箱」などと揶揄されていたが
もともと個人的にJリートにあまり良いイメージが有りませんでした。
私が投資を始めたばかりの頃はJリート過渡期で「不動産屋がゴミ物件をJリートに高く売りつける」なんて事が言われていたのです。(事実かどうかは分かりませんが)
しかし、色々調べるうちに十分投資対象足りうると判断し、現在は株式・債券と同じような感覚で投資をしています。
Jリートを信用した理由
- 不当な価格での取引は法律で禁止されている
- 取引には第三者の監視が入る
- 東証に上場され順調に取引量も増えている
JリートにETFで投資しよう
JリートETFは東証のリート相場全体を表す【東証REIT指数】に連動した値動きを目指すETF(上場投資信託)で、東証に上場されている60銘柄以上のJリート全体に分散投資したのと同じ効果が有ります。
ブログ主が保有中のJリートETF↓↓↓
コード | 銘柄名 | 分配月 | 利回り |
---|---|---|---|
2556 | One ETF 東証REIT指数 | 1.4.7.10月 | 3.08% |
1476 | iシェアーズ・コア Jリート ETF | 2.5.8.11月 | 3.43% |
1488 | ダイワ上場投信-東証REIT指数 | 3.6.9.12月 | 3.41% |
※利回りはR4年2月10日時点で、過去一年の分配金を終値で割ったもの。(四捨五入) |
銘柄選別の手間が省ける
Jリートは東証に60銘柄程度が上場されており、投資先は住居、オフィス、商業施設など銘柄ごとに多種多様です。
分配金利回りも1~8%程度と銘柄によって大きく異なり、過去には破綻したJリートもあるので、個別株を選ぶような銘柄選定が必要ですが、JリートETFなら銘柄選定に貴重な時間や労力を割く必要がありません。
分配金 利回りは3~4%程度
JリートのETFの場合はどの銘柄でも概ね3~4%の分配金が得られます。
これだけの利回りを株式が出していれば「高配当株」と呼ばれるぐらいの高利回りです。
JリートETFのメリット
少ない資金で投資できる
1株単位で取引可能なLINE証券では2千円前後で取引も出来ますし、大手のネット証券でも単元2万円前後で取引できるうえ、売買手数料は無視できるくらいまで安くなっています。
実物の不動産の場合は少なくとも何百万円単位のローンを組んで投資する必要があるので、少額から投資できるのは最大のメリットでしょう。
各証券会社の取引手数料(国内株式:現物)
2022年 1月現在 |
1日定額 50万円まで |
1日定額 100万円まで |
1取引ごと 5万円まで |
1取引ごと 100万円まで |
---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 0円 | 0円 | 50円 | 460円 |
SBI証券 | 0円 | 0円 | 55円 | 535円 |
楽天証券 | 0円 | 0円 | 55円 | 535円 |
auカブコム証券 | 0円 | 0円 | 99円 | 535円 |
マネックス証券 | 550円 | 550円 | 110円 | 1,100円 |
松井証券 |
年齢で手数料体系が変わります。 | |||
25歳以下 | 0円 | ※0円 | 設定なし | 設定なし |
26歳以上 | 0円 | 1,100円 | 設定なし | 設定なし |
※取引金額にかかわらず無料です
いつでも売買できる
JリートETFは東証に上場しているため、株式と同じように売買できます。
現物の不動産は所有者や不動産会社との交渉、手続き等を経て売買するため、現金化に時間がかかったり、最悪な場合は買い手が見つからず売却できない危険も有るので、いつでも売買できるメリットは大きいですね。
すでに分散投資されている
もともとJリート自体が複数の不動産に投資しており分散投資の効果が有りますが、さらにJリートETFは、東証に上場されているリート全体に投資するようなものですから、分散効果は大きいです。
個別の不動産(賃貸マンション等)に投資すると、その物件がダメ物件だった場合の損失は甚大です。
JリートETFの場合は特定物件の収益状況で、大きな損失を被る事は有りません。
自分で物件を選別する必要が無い
Jリートでは投資先の選別をプロが行うため、不動産投資の知識が少ない新米投資家が付け焼刃の知識で物件選びをする必要もありません。
不動産投資で失敗する人の大半が「営業マンのセールストークを鵜呑みにした結果」なのは有名な話ですよね。
JリートETFのデメリット
値動きが激しい
株式と同じように売買できる分、値動きも激しものとなり、コロナショックでは50%近い大暴落でした。
コロナショック後、日経平均は上昇に転じましたが東証REIT指数は大きく下落した後、上昇に転じてはいますが、低迷してしまっていますね。(今後に期待)
自己資金以上の取引が出来ない
現物の不動産は良くも悪くもローンを組んで投資できますので、優良物件に投資できれば大きな利益を上げることが出来ます。
しかし、JリートETFに投資するからという理由で、お金を貸してくれる銀行は有りません。
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まとめ:米国株一択より、国内資産も検討しては?
米国株のみに投資をしているのは危険です。
・米国株は「靴磨きの少年」状態かも?
・円高の影響をもろに受けます
リスクヘッジの為に日本円の資産にも投資しましょう。
・Jリートでの不動産投資に挑戦してみては?
・JリートETFは分散投資されているので銘柄選択の手間も省けます。
今回推したJリートETFは東証に上場されているので、証券口座が有れば単元2万円程度投資することが出来ます。
【ダイワ上場投信-東証REIT指数(1488)】
・価 格:1,991円×10口(R4/2/10)
・分配月:3.6.9.12月
・分配金利回り:年約3.4%
・信託報酬:年0.1705%以内
「みんなが儲けているから俺も・・・」で投資するのは最大の悪手です、他の投資家が順調にいっている時こそ、未来の暴落に備える準備期間としたいですね。
各証券会社の取引手数料(国内株式:現物)
2022年 1月現在 |
1日定額 50万円まで |
1日定額 100万円まで |
1取引ごと 5万円まで |
1取引ごと 100万円まで |
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GMOクリック証券 | 0円 | 0円 | 50円 | 460円 |
SBI証券 | 0円 | 0円 | 55円 | 535円 |
楽天証券 | 0円 | 0円 | 55円 | 535円 |
auカブコム証券 | 0円 | 0円 | 99円 | 535円 |
マネックス証券 | 550円 | 550円 | 110円 | 1,100円 |
松井証券 |
年齢で手数料体系が変わります。 | |||
25歳以下 | 0円 | ※0円 | 設定なし | 設定なし |
26歳以上 | 0円 | 1,100円 | 設定なし | 設定なし |
※取引金額にかかわらず無料です。
『GMOクリック証券』の公式サイトはこちら↓↓↓
百年の歴史を持つ老舗証券会社『松井証券』の公式サイト↓↓↓
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