「必勝法などあるわけない」(泣)
6日連続で私が投資歴15年の間に失敗してしまった事を書いていこうと思います。
今までに紹介したやらかしは、どちらかというと何も考えずに「ノリと勢い!」だけでお金をつぎ込んで失敗するパターンでしたが、これはFXの取引実験のつもりで始めたので割と頭を使ったと思います。タブン
「FXは上がるか下がるかは五分五分なんで、カジノのルーレット必勝法が使えるんじゃ?」
と無い知恵絞って頑張ったんですが結果は・・・
頭を使えば成功するならみんな世界中が大富豪ですよねwww
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必勝法?「マーチンゲール法」でFXに挑戦
皆さんはルーレットの赤か黒かに賭ける場合、マーチンゲール法なる必勝法がある事をご存じでしょうか?
マーチンゲール
最も古典的かつ有名な手法で、カジノ必勝法として永らく愛されてきた。倍賭け法とも言われる。
まず1単位賭け、負ければその倍の2単位、さらに負ければそのさらに倍の4単位、と賭けていき、一度でも勝てばただちに1単位に戻す、という手法である。試行回数に関係なく、勝った時には1単位を得ることになる。
引用:ウィキペディア
これは選択肢が2つで確率が5分の場合に成り立つ手法ですので、上がるか下がるか誰にも分からないFXに使えるのではないかと考え、実験をしたことがあったのです。
米ドルで取引
頻繁に取引を繰り返すことになるのは間違いないので、最もスプレッドが有利な米ドル(当時:1銭)で取引をしました。
値動きが大きい方が取引回数が増えて儲かりやすいとも思ったので、英ポンドも検討したのですが、やはりスプレッドを優先しました(米ドル並みのスプレッドで英ポンド並みの通貨があれば良いのですがね・・・)
1取引20銭の値動きで決済
最初に5,000ドルのポジションを建てた後、約定価格+20銭に利益確定注文、-20銭に損切注文を出します。
例:110円50銭で買った場合
・110円70銭 利確
・110円30銭 損切
※なお、1銭分のスプレッドがあるので実際には「21銭上昇で利益確定、19銭下落で損切」なので不利な取引となります。
この場合、利益確定なら千円の利益を確定させ、再び5,000ドルのポジションを建て取引を継続するのですが、損切となってしまった場合はマーチンゲール法の出番となります。
買い建て、売り建ての判断は自分でしない
取引の方法は腕時計のストップウォッチをスタートさせて5秒後ぐらいでストップ、下一桁が偶数なら「買い」、奇数なら「売り」としました。
これにより売りと買いは完全にランダムに取引をすることが出来ます。
これまで自分の判断で取引をすると大抵の場合、逆にチャートが動いた(FXあるある)ので自分の判断が入り込む余地を完全に無くしたのです。
結果は大幅マイナス・・・
取引を始める前は「よほど運が悪くない限りは5連敗もしないだろう」と高をくくっていたのですが結果は1週間ほどで6連敗までやってしまいました・・・
結局7回目の取引に挑戦する度胸は無くトータル5万円程のマイナスで実験終了と相成りました。
(´;ω;`)ウゥゥ
分が悪い事は覚悟していたが
もともとスプレッドの分だけ不利になることは承知していたのですが、余りに早く失敗が確定してしまったため、損切を確定させた後に後学の為こんな↓↓↓表を作りました(取引する前に作れよ!)
連敗数 | ポジション | 取引損失額 | 損失合計 | 損切確率 |
---|---|---|---|---|
1 | $ 5,000 | 1,000円 | 1,000円 | 52.50% |
2 | $ 10,000 | 2,000円 | 3,000円 | 27.56% |
3 | $ 20,000 | 4,000円 | 7,000円 | 14.47% |
4 | $ 40,000 | 8,000円 | 15,000円 | 7.59% |
5 | $ 80,000 | 16,000円 | 31,000円 | 3.98% |
6 | $ 160,000 | 32,000円 | 63,000円 | 2.09% |
7 | $ 320,000 | 64,000円 | 127,000円 | 1.09% |
8 | $ 640,000 | 128,000円 | 255,000円 | 0.57% |
まず、最初にポジションを建てた時点でスプレッド分のマイナスがあるので1取引で損する確率は52.5%です。もともとこの取引の期待値はマイナスの手法です。
さらにグラフの5連敗の所を見ると損切確立が約4%です。25回に1回損切りすることになるという事ですので、マーチンゲール法で25回取引して2万5千円の利益を挙げている間に、3万1千円の損切が発生してしまうという計算です。損するに決まってますよねwww
7回目に挑戦しなかったの?
ここで疑問に思う方もいると思いますが「7回目の取引をすればよかったのに、確率1%でしょ?」という考えはナンセンスです。
その確率は1回も取引をしていないときの確率であって、7回目に挑戦するときの損切確立は52.5%、半分以上の確率で更に6万4千円損する取引なんて私にはできません。
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まとめ(マーチンゲール法でFXをやろうとしている人へ)
- 期待値は所詮マイナス
- 損切額が許容範囲額を超えてくる
- 一つの取引の損切確立は5分以上
なによりこの手法が使えないのが「損切額の上昇」です。
もしも私と同じ手法で7連敗してしまうと損切額が12万7千円です。私の時代の高卒初任給とほぼ同じ額ですよ・・・
さらに8連敗する確率が0.57%でも、8回目の取引単体の損切確率は1回目と同じ50%以上です。
あなたは1月の給料を一瞬でなくすような取引が出来ますか?
過去の失敗の記事↓↓↓まだまだ有りますwww
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