信用取引で有頂天、勘違いトレーダーの末路www
梅雨の天気が続き外出もままならぬ中で部屋の片づけをしていたところ、私が投資を始めた翌年(2006年度)の確定申告書が引き出しから発掘されました。そこには恐ろしい金額が掛かれていたのですwww
【翌年に繰り越される損失の金額2,094,163円】
そういえば昔も車が買えるぐらいの損失を普通に出してましたっけ、古き良き思い出です。(現実逃避)
最近はコロナショックの影響も少なくETFやインデックス積み立て、高配当株投資も順調に推移しているのでいささか投資に対する気が緩みがちでした。
気を引き締めるためにも過去の失敗を記事にしていこうと思います。この記事を読んでから投資を始めれば、チョットの利益で有頂天になることなく、順調に資産を増やす事ができるでしょう。
これから投資を始めようと思っている方々への、警鐘にもなれば幸いですね
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投資ブームに乗って株式投資開始
私が初めて証券口座を開いたのが2005年の4月、その頃は前年のプロ野球再編問題(野球選手のストライキで試合が中止になる等)から注目を集めたライブドア(ホリエモンが社長を勤めていたIT企業)が株式市場にも大きな影響を与えていました。
元々「株は最低100万円から」なんて言われていた時代です。
僅か300円で買えるライブドア株は注目を集め、更にちょうどインターネット証券が社会で認知され始めたのと合わさって、投資初心者の一般人が続々と株式市場に参入し始めていたのです。
この流れに便乗して株式投資を始めたのですが「株式投資ブーム」の真っ最中に初心者(鴨)がネギと土鍋を背負って株式市場に挑戦してしまった訳ですから失敗するに決まってますよねwww
なんと大和証券に口座開設?
そんな中で私が口座を開設したのは大和証券です。
今でこそ「ぼったくり金融商品を売るな!」とかディスりまくっている大手証券会社ですが、当時の私の頭の中は旧石器時代でしたので「ネット証券は怪しい」と本気で思っていたのです。(/ω\)
大和証券もインターネットで取引することが出来ましたが、手数料がネット証券に比べ割高になってしまうので、情弱全開の株式デビューだったのです。
三菱自動車株で有頂天に
何事にもビギナーズラックというものがあるようで口座開設直後は順調そのものでした。(下がる株を見つける方が難しい時期でしたが・・・)
いくつかの銘柄を本当に適当な理由(近所に支店がある、良く利用する等)で買い、中でも三菱自動車株は爆上して僅か半年ほどで100万円の確定益を出してくれたのです。
ご想像の通り当時の私は「株って簡単じゃん!資金を増やせばもっと・・・」と投資初心者のデフォルトのような心境でしたよ(笑)
通常の3倍取引:信用口座開設で身の程を忘れる
大儲けに狂喜乱舞して次にやったのは信用取引です。
信用取引とは、現金や株式、投資信託を担保として証券会社に預けることにより、その担保合計金額の約3倍の購入資金や株式を借りてお取引が可能となる株式取引です。
現物取引とは違って、下がると予想する場合は「売り」からはじめることもできるので、株価の下落局面でも利益を狙うことができます。
引用:SBI証券
↓↓↓投資を始める前の必読書
当時の信用口座は株式投資歴が短いと開けないと言われていたので、口座が開設できただけでも有頂天モードに拍車が掛かってしまいました(今思えばお客を増やしたい証券会社が審査を甘くしていたんだと思います)
使える資金が3倍になれば儲けも3倍になるのですが、当然損失も通常の3倍になるのです。
やってしまった信用二階建て取引
「二階建て取引」とは担保に預けている株と同一銘柄を信用取引で買う事です。値上がりすれば大きく儲けることが出来ますが、逆に寝下がれすれば大きな損失を被ることになります。
リスクがとても高いので証券会社によっては禁止している所もありました。
大和証券で禁止されていたかは覚えていませんが、株は上がるものと思い込んでいた当時の私は「同じ銘柄じゃなきゃ良いんでしょ」という軽いノリで【日経平均のETF】を担保にして【TOPIXのETF】を買っていたのです(完全にアホですよねwww)
しかも、たちの悪い事に最初のうちは少し儲けてしまったんです(泣)
そうなれば後はお決まりの展開、投資額を増やし続けた挙句、数か月後に発生したライブドアショックでジ・エンドとなってしまった訳です。
不幸中の幸いにも損切(狼狽のパニック売り?)が早めにできたおかげで損失額約200万円、何とか致命傷で済みました。www
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まとめ(投資を始める皆さんへ)
- 誰でも儲かる時期がある
- 証券会社はちゃんと吟味しましょう
- 最初は意外と簡単に儲かる
- 儲かった後が危ない
- 身の丈に合った金額で投資を
私は投資を始めた直後のビギナーズラックで盛大に勘違いをしてしまったため大きな損失を出してしまいました。
この失敗の後も最初の成功体験が忘れられず数々のやらかしをしています(別記時で書く予定)
コロナショック後の回復と投資の開始時期がちょうど重なって含み益を出している投資初心者の皆さん、それは実力ではなく時期が良いだけですよ。
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