つみたて投資、止めるのやめましょう!

サイドFIRE生活中のブログ主『よしきよ』が、資産運用情報を発信中!主につみたて投資の話を投稿しています。

どうしても毎月分配金が欲しいですか?それなら税金と手数料が安くなる一部売却サービスを使いましょう

f:id:katsurao:20211001173410p:plain

令和3年10月1日加筆修正

毎月分配型は絶対にお勧めしない

さて、先日ブログの記事のネタを探そうとインターネットをブラブラしておりましたら、なんとあの悪名高き毎月分配型の投資信託を勧めるページにたどり着きました。

なんでも毎月定額で現金が振り込まれるのは、投資信託の分配金を生活の一部としている人々にとっては十分需要が有るから・・・といった内容でした。以下一部引用です。

毎月分配型の投信をめぐっては、「長期投資に向かない」「新商品が多く、金融機関の手数料稼ぎの回転売買に使われている」などの批判もあります。しかし、老後に定期的に分配金を得てストレスなく使う、といったニーズに合うなら、その仕組みを活用することもできます。

引用:貯蓄を取り崩すことに抵抗があれば「毎月分配型投信」も

しかし、恐ろしいことに毎月分配型投資信託の割高な保有コストや税金については、何も書いてなかったんですよ。

今回の記事では毎月分配型の投資信託がどれだけ高い保有コストや税金を払うことになってしまうのかを書いてみました。

今まさに、分配金が欲しいから毎月分配型投資信託の購入を検討してしまっている方は是非ご一読ください。

広告

毎月分配型は超絶高コストです!

私も毎月分配という仕組みにに需要があることは承知しています。

年金生活をしている人にとっては、毎月現金が口座に振り込まれる毎月分配型投信は生活を安定させるために十分魅力的なことだと思います。

それを承知の上でなぜ毎月分配型がダメなのかというと、保有コストが高い分配金に税金がかかるからです。

高い手数料を取られてるんですよ。

毎月分配型の投資信託の保有コスト(信託報酬)がどのくらいなのかを見てもらいましょう。

以下の画像はネット証券の投資信託検索ページで株式に投資する毎月分配型投信を検索し、信託報酬順に並べた物です。(上段が毎月分配型、下段は参考で分配金の出な投資信託)

f:id:katsurao:20211001153946j:plain

毎月分配型投信は信託報酬1%越えが当たり前!(出典:松井証券)

 

f:id:katsurao:20211001154857j:plain

分配金を出さない優良投資信託は信託報酬0.1%程度が相場。(出典:松井証券)

毎月分配型を信託報酬順に並べると分かり易いですが、1%未満が1つだけという結果でした。(上段の画像)

毎月分配型でない株式投資信託の場合は信託報酬が0.1%程度(下段の画像)ですから、10倍もの保有コストが掛かっているわけです。

仮に信託報酬1.2%の毎月分配型の投資信託を1千万円保有していると、毎年12万円もの余計な手数料を払っていることになるわけです。

毎月分配型の唯一のメリットは毎月売却の手間が省ける事ですが、その為の手数料12万円は高くないですか?

一部売却を自動でしてくれるサービスを利用しては?

今では楽天証券で投資信託の自動売却サービスを利用できます。

保有コストが格安で分配金が出ない投資信託であっても、毎月、一定の金額、又は一定の割合で一部売却する事で、毎月分配金を貰うのと同じ効果が得られます。

毎月分配型に高い保有コストを支払うよりも、圧倒的にお得だと思うのですがどうでしょうか?
以下楽天証券のHPから引用

①金額指定
指定した受取金額に相当する金額を定期的に売却します。
②定率指定
売却注文時における指定投資信託の保有口数のうち、あらかじめ指定した割合に相当する口数を定期的に売却します。
③期間指定
設定時における指定投資信託の保有口数を、初回受取から指定した最終受取年月までの売却回数で等分した口数を定期的に売却します。

引用:投信定期売却の使い方 | 楽天証券 

分配金は税金的にも圧倒的に不利

分配金を受け取った場合は、その全額に税金が掛かってしまいますから、ATMからお金を引き出す度に税金がかかるようなものです。

限られた収入で生活をする年金生活世帯にとっては、この税金というものを少しでも減らす事が重要なはずなのに、貯金の取り崩しと同じ感覚で分配金を受け取っていては、生活の破綻に繋がってしまいますね。

しかし、分配金の受け取りではなく、投資信託を一部売却にすると税金がかかる割合が少なく済むのでとってもお得です。詳しくは下の図を見てください

f:id:katsurao:20200513183520j:plain

同じ100万円でも受け取り方で税金が全然ちがう!!

100万円の分配金を受けとると税金は20万円で財布に入るのは80万円です。

しかし、一部売却で受取ると課税対象は黒枠の中の黄色の部分(売却益)だけなので、支払う税金は約1万8千円、財布に入るのは98万2千円です。

広告

まとめ:分配金は貰わない方が良い

分配金が入金されると、なんだか得した気分になりますがタダの勘違いですwwww

ATMでお金を下ろせば財布の中の現金が増えますが「得した」とは思わないでしょ?

分配金を受け取るという事は、ATMからお金を下ろしているのと同じです、しかも毎月分配型を保有していた場合は、ATMから下ろすだけで高い手数料と税金がかかるんです!!!

定期売却サービスを利用しましょう

楽天証券では投資信託を毎月定額又は定率で売却できる定期売却サービスが利用できます。
※SBI証券は定額のみだったので、楽天証券がおススメ。

毎月一定の現金収入が欲しい場合は毎月分配型の投資信託を保有するよりも、保有コストが格安な分配金の出ない投資信託を保有して、定期売却サービスを利用して下さい。

その方が保有コスト的にも税金的にも圧倒的にお得ですよ。

定期売却サービスが利用できる『楽天証券』の公式HP楽天証券

毎月分配型の劣化版も人気みたいなので注意して下さいね(笑)www.katsurao.info

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ
ブログランキングに清き一票を!

広告