令和4年2月:加筆修正
銀行の窓口で、投資を始めてはいけません!
これから投資を始めたいけど、投資信託が沢山ありすぎて決められないという皆様方!
銀行でもらってきた投資信託のカタログがリビングのテーブルに山ほど置いてあるんじゃないですか。(笑)
私は様々な投資を経験し40代前半でサイドFIREを達成しましたが、資産の拡大に最も貢献してくれたのが手数料の格安な投資信託でした。
その経験で言える事は、これから紹介する4つの特徴を持つ投資信託は、間違いなく手数料が高く投資初心者が買うべきでないという事です!
この記事を読んでいただければ、ダメな投資信託を買ってしまい、大切な投資生活の第一歩で躓くことを防ぐ事が出来ます、ぜひ最後までご一読ください。
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表紙を見れば手数料が高い投資信託がわかる。
投資信託のカタログ(目論見書)には表紙に大きく投資信託の名称が書かれていますので、とりあえず最初は表紙だけ見て下さい。
表紙だけでも手数料が割高な投資信託をある程度見分けることが出来るんです。以下の4つの特徴が大々的にアピールされていたら、間違いなく手数料が割高ですから、カタログはゴミ箱へポイしてしまいましょう。
①『分配』という言葉が強調されている。
金融庁が直々にダメ出しをした、「毎月分配型」という投資信託が有ります。
大抵は「高利回りの分配金」を売り文句にしていますが分配金とは名ばかりで、実際は投資信託の一部を勝手に売却した後に「分配金です」といってお客に返しているだけです。つまり
ピザを切り分けてるのと同じ!
これで、手数料(信託報酬)が格安とかなら、まだ許せるんですが、もれなく割高なんですよ・・・
まぁ、分配金を準備するために計算したり、投資信託の一部を売却したり、色々と面倒くさいので、その手間賃という事でしょうか?
金融庁が直々にダメ出し
金融庁が名指しでダメ出しをしたのですが、それでも銀行や証券会社の窓口では
「年金だけじゃ生活出来るか不安ですよね、この投資信託なら毎月お小遣いが貰えますから安心ですよ。」
とか言って売りまくっているとか何とか・・・
カタログで『分配』というワードが強調されていたら、ゴミ箱といわずシュレッダーにポイしてしまいましょう!
②投資先が『米国』以外の外国
例えば『トルコ成長株○○ファンド』等、先進国でない国名が入っていたら要注意です、外国へ投資するためには円を現地の通貨に両替しなければなりません、当然その両替手数料の分だけ支払う手数料も跳ね上がるわけです。
米国への投資なら比較的安くなりますが、新興国ともなると・・・ですね。
さらに新興国の経済は脆弱ということも忘れてはいけません、あなたは大切な資産でリラやペソに投資できますか?
投資信託の名称に新興国の国名が書いてあったら、初心者が投資すべきでない投資信託です。
『外貨建て債券』は手数料が分かりにくい
外貨建て債券は厳密には投資信託と異なりますが、銀行で勧められる場合もあるでしょう。その場合でも両替手数料は大きな負担です。
ホームページ等には「お支払いは購入対価のみ」とか書いて有るはずですが、別記で「円貨と外貨を交換する際には、当社が決定した為替レートによるものとします」とも書いてあるはずです。
「当社が決定したレート」がお客に有利な訳が無いですよね。ちゃあんと銀行が手数料で儲けられるようになっていますよ。(笑)
更に、これらの外貨建て債券の質の悪い所は「利回り年10%」とか、投資初心者が興味を示しそうな高利回りを前面に押し出して宣伝しまくっていることです。
債権の高利回りはリスクの裏返しです、全額失う危険がある事を理解せず利回りだけ見て飛びつかないように注意しましょう。
『外貨預金』は預金じゃないですよ
銀行で外貨預金を勧められる事もありますが「預金」と名の付くだけで、投資信託と同じ普通の金融商品です、元本が保証される訳では有りませんし、ペイオフ対象外ですから、銀行が倒産したら終わりです。
さらに南アフリカランドは笑ってしまうぐらい超絶高額手数料を取られますので資産運用の天敵ですよ。(肝試し感覚で少額だけ試すのは面白いかもwww)
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③『ベア、ブル、レバレッジ、インバース』などの謎ワード
これらの4つのワード全てが資産を運用するファンド会社が積極的にリスクを取って利益を狙いに行くときに使われる用語です。
つまり、その分余計に人員や経費が必要になる分の手数料が割高になるというわけです。
「積極的に利益を狙いに行く方が良いんじゃないの?」と思ったそこのあなた!狙っただけで儲かるならば苦労はしません。
株価が値上がりするかどうかなんて誰にもわかりません、「プロの投資家なら儲かる」と思うのは幻想です。
大きな利益を狙う為には大きな損失を覚悟しなければなりませんが、そんなギャンブルをする為に投資信託を探している訳じゃ無いですよね?
更に、最近はレバナスという投資信託が注目を集めていますが、これはNASDAQ100に2倍のレバレッジを掛けた投資信託です。
NASDAQが上昇すれば大きな利益が得られますが、反対に下落したら目も当てられません。
長い投資経験のある投資家なら、うまく利用して資産を増やす事が出来るでしょうが、投資初心者では、含み損に耐えられず投げ売りし、大損してしまう可能性が高いでしょう。
投資信託の名称に『ベア、ブル、レバレッジ、インバース』などの謎ワードが入っていたら、初心者が手を出すべきでない投資信託です。
④『ファンド名の意味が分からない』
良くあるのが謎の投資信託名のファンド、「⚫⚫グローバル〇〇戦略ブル型投資信託」とか言われても投資先の想像がつかないですよね。
投資初心者だから分からないのでは無く、ベテラン投資家も理解できないので安心して下さい。
基本的に株式に投資するなら「〇〇株式ファンド」とか付けるのが普通ですが、複雑な資産運用をする投資信託があったら、名前の付けようが無いですよね。そこで謎の名称の出番というわけです。
複雑な運用をする投資信託は、それだけ余計に人件費がかかるわけですから、手数料が割高になるのは避けられないでしょう。
銀行では手数料の高い投資信託しか買えない
さて上記に該当する投信パンフレットをゴミ箱に投げ捨てたら何冊残ったでしょうか?ほとんど残らなかったのでは?
どこの株が値上がりするかなんて誰にも分かりませんから、とにかく手数料が安い投資信託を探す事から始めるのがベターなんです。
しかし、銀行の窓口では手数料の安い投資信託が売られていないのは、投資経験者の中では常識といっても良いぐらい知られています。
より良い投資をするなら、インターネット証券に口座を開設するのは必須ですよ。
まずはネット証券に口座開設から!
批判だけしてどうすれば良いのか全く代案を出さないのは、元職場の上司みたいで気が引けるのでアドバイスを少々
- インターネット証券に口座を作る
- その証券会社で信託報酬が低い投資信託を検索する
- 0.2%未満の良さげな株式投信を適当に選ぶ
- Googleでその投資信託を調べまくる
- 悪いと思わなければ毎月少額づつ積立投資を始める
これをやれば少なくとも、ハズレ地雷投資信託に引っかかることは有りません!
「投資は勉強してから始めよう」は「泳げるようになったらプールに行こう」と同じです!
まずはSBI証券等の大手ネット証券に口座をつくりましょう!投資を始めれば『つみたてNISA』も利用することになるので、大手のネット証券に口座を作るのが良いでしょう。
積み立てる投資信託をどうしても決められないなら、↓↓↓の2本のどちらか又は両方を半分ずつ積み立てれば大外れは有りません。どちらも手数料の安い超優良投資信託で有名ですよ。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
最後にもう一度、投資初心者はこの投資信託を買っちゃダメ!
- 「分配」という単語が強調されている。
- アメリカ以外の外国に投資している。
- 「ベア」・「ブル」・「レバレッジ」・「インバース 」
- そもそもファンド名の意味が分からない
それではみなさん。よい投資生活を・・・
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